- 681 名前:( ´∀`)さん
投稿日:03/04/01 19:08 ID:iZJef++q
- 五、天気輪
(壱/四)
ジョバンニは、いつか町はずれのポプラの木が幾本も幾本も、高く星ぞらに浮んでいるところに来ていました。
その牛乳屋の黒い門を入り、牛の匂のするうすくらい台所の前に立って、ジョバンニは帽子をぬいで「今晩は、」
と云いましたら、家の中はしぃんとして誰も居たようではありませんでした。
するとしばらくたってから、年老った女の人が、どこか工合が悪いようにそろそろと出て来て
何か用かと口の中で云いました。
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|_|_| 擬 |
||__| 古 | /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|| 牛 | ((´∀`\ )<いま誰もいないでわかりません。
|_|_| 乳 | /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| ̄ ̄''' | \´-`) / 丿 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|_|_| \__ ̄ ̄⊂|丿< あしたにして下さい。
|__|| ∧∧ /\__/::::::ヽ \_____
|_|_| ( ,,) / ::::::::::::::::::ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
──────── (| つ ::::::::::::/ < ではもう少したってから来てください。
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〜 |' ; :, ': ,:','", ;: ' ; :, ': ,:','", ;: ' ; :, ': ,:
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄|
今晩は、ごめんなさい。∧ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
あの、今日、牛乳が僕んとこへ来なかったので、貰いにあがったんです。 |
おっかさんが病気なんですから今晩でないと困るんです。
- 682 名前:( ´∀`)さん
投稿日:03/04/01 19:10 ID:s1usN6Hs
- (弐/四)
《...》
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.|__| ミ_ノミ
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* ☆ _,,-','", ;: ' ; :, ': ,: ,'", ;: ' ; :, ':+ ,: :'
そのまっ黒な、松や楢の林を越えると、俄かにがらんと空がひらけて、
_,,-','", ;: ' ; :*, ': ,: * ,'", +;: ' ; :, ': ,: :'
天の川がしらしらと南から北へ亘っているのが見え、
_,,-','", ;+: ' *; :, ': ,: ,'"+, ;: ' ; :, ': ,: :'
また頂の、天気輪の柱も見わけられたのでした。
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: ,'", ;: ' ; :, ': ,: :' つりがねそうか野ぎくかの花が、そこらいちめんに、
_,,-','", ;: '+ ; :, ': ,: :' 夢の中からでも薫りだしたというように咲き、鳥が一疋、丘の上を鳴き続けながら通って行きました。
- 683 名前:( ´∀`)さん
投稿日:03/04/01 19:12 ID:CvtPbVUM
- (参/四)
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ジョバンニは、頂の天気輪の柱の下に来て、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::─=ニ二__  ̄ ̄ ̄ どかどかするからだを、
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つめたい草に投げました。
__
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 町の灯は、暗の中をまるで海の底のお宮のけしきのようにともり、
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 子供らの歌う声や口笛、きれぎれの叫び声も
'''''""" ̄ ̄
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: かすかに聞えて来るのでした。
-=ニニニニ=- ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧∧ _,,-''"
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(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': , '
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :'
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風が遠くで鳴り、丘の草もしずかにそよぎ、ジョバンニの汗でぬれたシャツもつめたく冷されました。
ジョバンニは町のはずれから遠く黒くひろがった野原を見わたしました。
- 684 名前:( ´∀`)さん
投稿日:03/04/01 19:15 ID:H6qr0VqV
- (四/四)
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/ ̄ヽSou.GingaExpress.┌─┤━━∪━( ┤ロ ロ ≡≡....≡....≡≡ ロ ロ├.` .┤ロ
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口 ││|..│..|||||||||..││(´⌒≡
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そこから汽車の音が聞えてきました。その小さな列車の窓は一列小さく赤く見え、
その中にはたくさんの旅人が、苹果を剥いたり、わらったり、いろいろな風にしていると考えますと、
ジョバンニは、もう何とも云えずかなしくなって、また眼をそらに挙げました。
- 685 名前:( ´∀`)さん
投稿日:03/04/01 19:28 ID:rxLO9Yvd
- / ∧∧ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ( @Д@)< 儂としたことが、天気輪と天気輪に柱を間違えてもうたわい。。。
| |つ¶つ¶| \脳内変換が必要だな。それから摩訶用から何故か連続投稿できんでな、アイデーがばらばらよ。
(二二二二) \_____
.| ◎ ◎|
ヽ____/
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゚.・∴ー=≡三.∴・(´⌒;;;(´⌒≡
(´⌒≡(´⌒;;(´⌒(´⌒≡
- 686 名前:( ´∀`)さん
投稿日:03/04/01 19:32 ID:zCKFHLh/
- / ∧∧ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ( @Д@)< ふぁっっ!!
| |つ¶つ¶| \天気輪の柱じゃわい。耄碌しとるな。コリャホントニイッテヨジヂャ
(二二二二) \_____
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