トンネルを抜けるや、そここそは聞えたる心霊スポット。
と、そこな目前にふと女人の白き影見えぬ。
あ！ と思ひて、慌ててブレエキ踏みて降りぬれば、そこに人影あらずして、目前や崖なる。
ガアドレエルの壊れたるに、ブレエキ踏めるなくんば落ちつらむやも知れず。
「あの幽霊助けくれたり」
さ思へば、そこにて手を合はせ、御祈りなして帰路につきぬ。
トンネルを引き返せる途中、ふとミラアを見るに、後部座席に先程目前を横切りし女人の姿ぞ……。
其の女人、かく呟きぬ。
「失せなばよかりしに」
「イヤ、されどまこと助かりける、忝なや」
「た……たはけっ、そなたなんど失せ果てなばよかりしものを！」
「御礼せずんばなう。また来週来たりてよからむや」
「わ、わろしっ！ また落ちさうになるあらば危なやゃ!!!」
翌週、何やら弁当用意なして待ちくれたりぬ。
作り過ぎたるのみにて、ゆめ我がために用意せるにはあらずとぞ。
是を草案にて、絵文字羅列物語をば作ろうぞよ。
∧＿∧
（ ´∀｀） ＜これが昨今流行の「つんでれ」なるものですか。
く y >
ﾉﾉ川川
（＿_）＿）
ミ ﾟДﾟﾐ∧ 真冬の怪談も一興ですな。
∩ヽ/||⌒!つ しかし幽霊の「つんでれ」トハｗ