415 名前:( ´∀`)さん 投稿日:03/01/24 19:03 ID:PeKQQAEz
昨日、近所の吉野家行つたんです。吉野家。
そしたらなんか人がめちやくちやいつぱいで坐れないんです。
で、よく見たらなんか埀れ幕下がつてゝ、150圓引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、150圓引き如きで普段來てない吉野家に來てんぢやねーよ、ボケが。
150圓だよ、150圓。
なんか親子連れとかもゐるし。一家4人で吉野家か。おめでゝーな。
よーしパパ特盛頼んぢやうぞー、とか言つてるの。もう見てらんない。
お前らな、150圓やるからその席空けろと。
吉野家つてのはな、もつと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かひに坐つた奴といつ喧嘩が始まつてもをかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰圍氣がいゝんぢやねーか。女子供は、すつこんでろ。
で、やつと坐れたかと思つたら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言つてるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、つゆだくなんてけふび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顏して何が、つゆだくで、だ。
お前は本當につゆだくを食ひたいのかと問ひたい。問ひ詰めたい。小1時間問ひ詰めたい。
お前、つゆだくつて言ひたいだけちやうんかと。
吉野家通の俺から言はせてもらへば今、吉野家通の間での最新流行はやつぱり、
ねぎだく、これだね。
大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方。
ねぎだくつてのはねぎが多めに入つてる。そん代はり肉が少なめ。これ。
で、それに大盛りギョク(玉子)。これ最強。
しかしこれを頼むと次から店員にマークされるといふ危險も伴ふ、諸刄の劍。
素人にはお薦め出來ない。
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食つてなさいつてこつた。

 
416 名前:413 投稿日:03/01/24 20:02 ID:VDEtCe/e
>>415
まさかそれを復古調で書いてしまふとは…いやはや、感服ですなァ

∧ ∧
(;゚Д゚)∧
∩ヽ/||⌒!つ


 
417 名前:415 投稿日:03/01/24 20:18 ID:PeKQQAEz
いえ、つうるを使つたのですよ。

∧ ∧
( ゚Д゚)∧
∩ヽ/||⌒!つ

 
418 名前:( ´∀`)さん 投稿日:03/01/24 20:29 ID:89m41u2c
此れよりもさらにひねつた作品が
過去刷れにあつたやうな無かつたやうな

∧ ∧
( ゚Д゚)∧
∩ヽ/||⌒!つ

 
419 名前:( ´∀`)さん 投稿日:03/01/24 20:56 ID:g4/onJL1
          ,,:'`:、    ,:'`:、:    私が結核の療養のために訪れてゐた所は
             "  `'''"""''` : : ;;    山間の小さな過疎の村だつた
          .;;          : :;;   この村では毎年「布團祭り」と「岩祭り」といふ二つの
          ;;          : :;   祭りが行はれてゐたが、この祭りを一つに統一するといふ
          :;         : :;;   氣運が盛り上がつてゐた。
           ::、 O   O  ,,:'、: : : しかし、その事があんな恐ろしい事件のきつかけにならうとは
           ,,,:'''  -  ''"''": `、: :  一體誰が豫想したゞらうか…?
           ,,"          `;;: : : :
              :;    ;     ;   .,:: ;;: : : :  昭和28年の事である
      : …ーー;;   `:、┃  ,:'   .,:'ー‐、: : : : : :
        : :  : 、、:    ゙┃;、;、: _ノ : : : : :
       :   : ./``"''"`′""`"ヽ: : :
         /   :        /
          `"''…、、、:   ./
               `"‐`



 
421 名前:( ´∀`)さん 投稿日:03/01/24 21:24 ID:Q9g2zRT8
>>418 コレの事ですかな。

570 名前:駒崎の嫁礼賛[sage] 投稿日:01/11/05 22:46 ID:ZTp8SnoR


其はさて擱き、聴いて被下度候
私事ながら先般、吉野家へ往きけり。嗚呼、吉野家。
なれど、なでう事にかあらむ、混み入りたる事蟷螂卵隗より孵するが如し、
吾人に前後して入り来る者、皆座する事能はざる也。
げに怪しく覚え、恥かしながら右顧左眄して様子を覗ふ事数瞬、幕に大書されたる惹句には百五十円引キとあり。
嗚呼愚かなる哉、厄介千万也。
小人百五十円引きにて遠路吉野家に到す、豎子と云ふ可き也。
百五十円、書くにも穢らはしけれど百五十円。
其中、子弟婦女帯同せし輩も散見せらる。家中四人で吉野家へ至る、厚顔無恥の所業也。
又、「呵呵。愉快至極。一家の柱たる者、牛丼の特盛など食らへずになんとするか」
などと云へる愚物あり。見るに堪へず。
爾等、百五十円遣はすによって座を空けよ。
抑、吉野家は殺伐としたものなり。
呉越同舟、凹字の卓子に相対せる者同志、いつ何時厨房の露と消えても可笑しくない、
弱肉強食、その旨を諒として来店すべきなり。婦女若輩は数ふ不可也。
爾後、やうやう座に就けりと安堵せしが、隣席なる下郎、傲然として曰く、大盛つゆだくで、と。
吾人、鉄腸の鉛湯を熔かすが如き怒気に総身震へり。
下郎、天下天道を畏れざる事甚だし。ボケが。
傲岸不遜の軽輩、何ぞつゆだくで食らはんか。
爾は本意誠心よりつゆだくを欲するかと問いたし。問い詰めたし。
半刻ほど石を抱かせて問い詰めたし。
吉野家通人が世に曰く、通家の食法はねぎだく、是ノミ。
大盛り葱だくギョク。これぞ通人行家生命の糧なり。
然し乍ら、これを誂ふと爾後給仕より注視さるる事甚大、両刃の剣と云へり。
素人に薦むるは甚だ遺憾なり。
まァ爾ら町人は、二八蕎麦でも食つて居るが宜しかろうとここに陳ぶる者也。

 
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