722 名前:にょ 投稿日:01/11/29 03:57 ID:9tULbG00
     ∧_∧  …さうだ、俺は擬古先生の編輯者となる爲だけに、
    ( ´∀` )  この生を受けた譯ではない。大志を抱いて、
    <φ y  >    この職業に従事しているのだ。
  ┳┯┯┯┯┯┳   「大日本帝國を代表する作家となる」
  ┃│││││┃   その研鑽の爲に編輯者となつた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧_∧   されど現在は擬古先生の御用聞きにしかすぎない…。
    (´へ` #)   擬古先生から、稀有な文章技巧や物語展開の力技、
    <φ y  >    鷹揚な人柄を、自らの精神支柱に滾々と吸收してきた筈。
  ┳┯┯┯┯┯┳  しかし素材が…、やはり物書きといふのは大變な職業だ。
  ┃│││││┃    我の才能の無さを嘆くばかり。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


          ∧∧
         (゚ー゚*)
          UU |
\      □__ヽ      ノ
  \     UU       ノ
   \           ノ
      ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄  惱みながらも我が心を奪つて離さない椎子さん。
       ο    最近はお誘ひ申し上げてない。あぁ、なぜ椎子さんは、
     ∧_∧  椎子といふ名前なのか。いや、あなたがどんな名前でもいゝ。
    ( ´д` )  薔薇の花が薔薇と呼ばれなくても、その華麗さが
    <φ y  >   減殺されるわけではあるまい。英國・シェイクスピアの
  ┳┯┯┯┯┯┳  戲曲でも云ふではないか。
  ┃│││││┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 
723 名前:にょ 投稿日:01/11/29 03:57 ID:9tULbG00
          ∧∧  あぁ、帶が緩められましたわ。
         (゜ー゜*)  …茂名男さん、私は貴方と交はたく存じます…
       ⊂ ..ニ)l⊃     _______
\     ノ~|~*~ ) ヾ     ノ
  \   ゛゛∪∪'' ̄    ノ
   \          ノ
      ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄
       ο  ブンブン ブンブン
  ∧_∧ ∧_∧
  (>∀<;=三=;>∀<) なぜこのやうな妄想が閃くのか。自らの煩惱を
    <φ y  >    鎭める抑止力もないほどに、我は猥雜な心の主か。
  ┳┯┯┯┯┯┳  戀とは斯くも心苦しい…。己が求めるは椎子さんとの
  ┃│││││┃    眞實の愛ではないのか。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     ∧_∧  擬古先生の助言に從がふ。戀愛文學は書かうとする時には
    (´∀`;;;;)  椎子さんの露な裸體がチラリチラリと腦内を蠢く。
    <φ y  >   こゝは他人より我の優れたる點と考察できる、
  ┳┯┯┯┯┯┳  溢れる好奇心と觀察力を用ゐて空想科學小説を執筆しやう。
  ┃│││││┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 
724 名前:にょ 投稿日:01/11/29 03:57 ID:9tULbG00
     ∧_∧ 未來人が話したり、書いたりする言語状態を想像しやう…。
    ( -∀-;;) 日本語をはじめ、どこの國の言語も、時とゝもに使用頻度と
    <φ y  >  その情報量は飛躍的に増加してゐる。この傾向は言語を
  ┳┯┯┯┯┯┳ 簡略化する方向へ向かふだらう。元來難解な表現方法が
  ┃│││││┃    より平易で下卑た方法で用ゐられる…。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     ∧_∧ 昨今は新聞にも漫画連載が好評だ。平易な繪で大衆を
    ( -∀-;) 理解させる表現方法だ。その先には何がある??
    <φ y  >   
  ┳┯┯┯┯┯┳ 「R・U・R」のやうにロボットが情報を飛脚のやうに
  ┃│││││┃    我々に傳へる。ロボットと對面で喋る? ち、違ふ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

     ヽW/ ヒャヒャッヒャッ
     ∧_∧   電報の手段に映寫機を合體させればいゝ。これが一番
    ( ゚∀゚ )   情報を多く傳逹できる。ロボットがこれと一體となり、
    <φ y  >   我々に小説や漫画を提供していく!
  ┳┯┯┯┯┯┳  そんな社會はどうなるのか…。いゝ按配に物語が
  ┃│││││┃    できたぢやないか。擬古先生も驚くぞ…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 
725 名前:にょ 投稿日:01/11/29 03:58 ID:9tULbG00
        ∩_∩    中途半端な「R・U・R」を譽めて下さつた方、誠に
       (・◇・)    有難く存じます。今囘は少し醉狂で書いてみました。
      <φヽy/ ,>   茂名男の文壇デビユウ作を書くかどうかは未定です。
    ┳┯┯┯┯┯┳  飄々とした茂名男のフアンの私として、
    ┃│││││┃    若さ故の野望を抱き、そして思索深い?!性格の
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  持ち主として描寫しました。
               ほとんど文字で申し譯ありません。

 
inserted by FC2 system