／
| 斯様に候ふ者は 下野の国の住人。
| 牧野の左衛門何某が子に 小次郎と申す者にて候。
|
| さても親にて候ふ者は。利根の信俊と申す者と口論し。やみやみと討たれて候。
| 親の敵にて候ふ程に。討たばやとは存じ候へども。
| 敵は猛勢我等は唯一人にて候ふ間。思ふにかひなく月日を送り候。
|
| 又兄にて候ふ者は。幼少より出家仕り。あたり近き会下に候。
| 余りに便もなく候ふ間。立ち越えこの事を談合せばやと存じ候。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
∨
∧ ∧
（ ﾟДﾟ,,）
. ／ | ｙ | ＼
/ | | ヽ
| ﾊ ==,, | |
|__,,/ ヽ,,/
|＿__|＿__|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／
| いかに案内申し候。小次郎が参りて候。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿
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∧ ∧
（Дﾟ,, ）
. / |ｙ | ＼
/ |｜ | |
| 〉===,, |
|,, | ゝ_/
|＿_|＿___|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／
| 小次郎殿とはあら珍しや。まづ此方へ御入り候へ。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ∨
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;;/ /::::::::ﾉ|
/ /::::::::ﾉ |
＿＿ノ:::::::ノ | ／＼
┃ | <,,,ｰﾍｰ>
┃ | ﾊ ,,ﾟДﾟ）
┃ | ./ | V | ヽ
┃ | / | / ,,＼
( `Д)／┃ | | / ,,=ﾛ=/ |
（ ）―┃ | |,,__/| | __,,ﾉ
) ) | |＿＿/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| さて唯今は何の為に来り給ひて候ふぞ。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿／
／ | /
| さん候唯今参ること余の儀にあらず。 |/
| われらが親の敵のこと。討たばやとは存じ候へども。
| 敵は猛勢我等は唯一人にて候ふ程に。思ふにかひなく月日を送り候。
| あはれ諸共に思し召し御立ち候へかしと。この事申さん為に参りて候。
＼＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
∨
／＼
∧ ∧ <ｰﾍｰ,,,>
（ ,,ﾟДﾟ） （ﾟДﾟ,, ﾊ
／ | V | ＼ ／ |Ｖ | ＼
/ | | /O ,,ヽ / | | ,, >
| Ｏ=ﾛ⌒ヽ | / ヽ,,=ﾛ= O /
＼＿/__ﾉ ＿ﾉ,,ﾉ ＼ （ （⌒ヽ＼/
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
仰せは尤もにて候へども。まづ時節を御待ち候へ ＞
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／
＜ いや親の敵を討たぬ者は不孝の由を申し候。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ／＼
＼ <ｰﾍｰ,,,>
そも親の敵を討つて孝に供えたる謂われの候ふか。 ＞ （ﾟДﾟ,, ﾊ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ ／ |Ｖ | ＼
∧ ∧ ／￣
（ ,,ﾟДﾟ） ＜ さん候さる物語の候。語って聞かせ申し候べし。
／ | V | ＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／
| 唐土の事にやありけん。母を悪虎にとられ。
| その敵をとらんとて。百日虎伏す野辺に出でてねらふ。
| ある夕暮の事なりしに。尾上の松の木隠れに。
| 虎に似たる大石のありしを敵虎と思ひ。つがへる矢なればよつぴいて放つ。
| 此矢すなはち巌に立ち。忽ち血流れけるとなり。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
∨
／＼
<ｰﾍｰ,,,>
∧ ∧ （ﾟДﾟ,, ﾊ
. （ ﾟДﾟ,,） ／ |Ｖ | ＼
. ／ | V | ＼ . / | | ,, >
/ | /O ,, ヽ / ヽ,,=ﾛ= O /
/ Ｏ=ﾛ⌒ヽ > ＼ （ （⌒ヽ＼/
く,,＿__/__ﾉ_＿ﾉ ,,/ ￣￣￣￣￣￣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ∧ ＿＿＿＿
／
| これも孝の心深きにより。
| 堅き石にも矢の立つと申し候へば。
| 唯思し召し御立ち候へ。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／
| ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿
∨
┌∧＿∧ ┌ ∧∧
|（ ´∀｀） | (,,ﾟДﾟ)
|（ -､ -､ │ （ ∞）
└ │ | | └─Ｏｰつ
（＿_）＿）
正 面 席
／
| どういう意味モナ？
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿／
∨ | ・・・馬鹿の一念岩をも通す。
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿
∨
┌∧＿∧ ┌ ∧∧
|（ ´∀） .| (,,ﾟДﾟ)
|（ -､ -､ │ （ ∞）
└ │ | | └─Ｏｰつ
（＿_）＿）
シテ 「いざいざさらば思ひ立たんと。行脚の姿に身を窶せば。
ツレ 「われも嬉しく思ひつゝ。放下の姿に出で立ちて。
シテ 「さもすごすごと。
ツレ 「立ち出づる。
地 「古里の。名残もさぞな有明の。名残もさぞな有明の。つれなきながらながらふる。
命ぞ限り兄弟は。我が心をや頼むらん我が心をや頼むらん。
／＼ ﾔﾙｶ
∧ ∧ <ｰﾍｰ,,,>
（ ,,ﾟДﾟ） ｵｳ （ﾟДﾟ,, ﾊ
. ／ | ｙ | ＼ / | V | ＼
/ | / ヽ、 / | | ,, ヽ
〈 ,,== 〈 / | ヽ=ﾛ=,, | |
. ＼_/ |_/ |,,__/| |__,,ﾉ
|__＿_|＿_| |＿＿/
中入 ～糸売～
放 下 僧 （続）
／
| かやうに候者は。利根の信俊にて候。
| 我うち続き夢見あしく候ふ程に。瀬戸の三島へ参らばやと存じ候。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
∨
〆⌒ヽ
／,,,,,￣ ＼
ヽ::::::ﾘ ,ﾐ￣
__.／ 後 ＼
| | _姿_ / ＼
ヽヽ（,,,, ヽ |
|,,_/ ＼,,＿/
| | |
""ﾞﾞﾞ ""￣￣￣
／ いかに誰かある。
| 存ずる子細のある間
| 路地にてそれがしが名字は申し候な。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿／
∨
| 心得申して候。 〆⌒ヽ
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿ ／,,,,,￣ ＼
∨ ミ Д ,,彡
/ | y / ヽ
∧＿∧ / | / ＼
（ ・∀・） | =ﾛ== |
/ † |ｙ/ ヽ |,,_/ ＼,,＿/
|__Ｏ,,=ﾛ= ﾉ | | |
/┃ | ￣￣￣""ﾞﾞﾞ ""
|___＿|__ﾉ
| やれやれ嬉しや。
| 頼うだお方が瀬戸の三島へご参詣なされるにつき
| お供を仰せつけられた。
| このような喜ばしいことはない。
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿
∨
. ∧＿∧
. （ ・∀・ ）
/ † |ｙ/ ヽ
|_Ｏ,,=ﾛ= ﾉ
/┃ |
|__＿|＿|
"ﾞ"ﾞﾞﾞ" "
ﾞ "ﾞﾞﾞ
／
| やあやあ何という。なんじゃ放下が来る？
| それは面白かろ。申し上げて御目にかけよう。
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
∨
∧＿∧
† （・∀・ ）
⊂ｌ |ｙ/ ヽ
┃ヽ=ﾛ=,, Ｏﾉ
/ |
|___|＿_ﾉ
"ﾞ"ﾞﾞﾞ" "
ﾞ "ﾞﾞﾞ
／
| シテ 「面白の我等が有様やなー。僧俗二つの道を離れ。姿ことばも人に似ぬ。
| ツレ 「そのふるまひを隠れがとー。思ひ捨つれば安き身を。
| シテ 「知らでなどかはーぁぁ。迷ふらんー。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
∨ ∨
へ／
／ ／ ）
（／_／ ））. ___ /|
. ﾉﾉﾉ┃））） ／＼ |V| ／ ゝ〉 / .|
┃ <,,,ｰﾍｰ> V | / / |
┃ ＿＿ﾊ ,,ﾟДﾟ） . | _（ ,,ﾟДﾟ）_ /. /
Ｏ |l V/l| ＼ / .| | ｙ | |ヽ／
┃ | | || / ||,, ＼ / ,,| | / / |
┃ |,,＿_/ ,,◎≡） | | O ,,=ﾛ=ﾒ _/
┃ / |___／ﾛ＼/_,,ﾉ ＼_/|_／ ＼/
┃ | ll | |____＿_|＿_|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／
| いかに放下僧へ申し候。名はなんと申し候ぞ。
.へ／ ／ ＼＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.／ ／ ） | 浮雲流水と申し候。 ∨
（／_／ ）） ＼＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿
. ﾉﾉﾉ┃））） ∨ ___ /|
┃ ／＼ |V| ／ ゝ〉 / .|
Ｏ <,,,ｰﾍｰ> V | / / |
┃ ＼ ﾊ ,,ﾟДﾟ） .| _（ ,,ﾟДﾟ）_ /. / ∧＿∧ 〆⌒ヽ
┃ |l V/l| ＼ / .| | ｙ | |ヽ／ † （・∀・ ） ／,,,,,￣::::::::
┃ | || / ||,, ＼ / ,,| | / / | ⊂ｌ |ｙ/ ヽ ミ ::::::::::::::::
┃ヽ,,__/ ,,◎≡） | | O ,,=ﾛ=ﾒ _/ ┃ヽ=ﾛ=,, Ｏﾉ . / | y ::::::::::
/ |___／ﾛ＼/_,,ﾉ ＼_/|_／ ＼/ / | / | ::::::::::::::
| ll | |____＿_|＿_| |___|＿_ﾉ / =（⌒ヽ:::::::::::::::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |,,_（ ヽ ::::::::::::::::::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ∧＿∧
___ いずれが浮雲、いずれが流水？ ＞ （・∀・ ）
. ／＼ |V| ／ ゝ〉 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／ / |ｙ/ ヽ
. <,,,ｰﾍｰ> V | / ／
ﾊ ,,ﾟДﾟ） | _（ ,,ﾟДﾟ）_ ＜ 我を浮雲、彼をば流水と申し候。
／ |l V/l| ＼ / .| | ｙ | | ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
（ ´_ゝ｀）ﾌｰﾝさん 流水さん
（仮名） （仮名）
___
／＼ |V| ／ ゝ〉 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
<,,,ｰﾍｰ> V | / ／
ﾊ ,,ﾟДﾟ） | _（ ,,ﾟДﾟ） ＜ 又あれなるお方の御名字をば何と？
／ |l V/l| ＼ / .| | ｙ | | ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ∧＿∧
＼. （ ・∀・）
・・・あれこそ相模の國の住人 ＞ / |ｙ/ ヽ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| 利 根 の 信 俊 殿・・・・・・・
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿
∨ ｜ | / /
＼＼ / ／／
＼ ＼ /／／
＼ ＼ 〆⌒ヽ ｺﾞﾙｧ！
＼＼ ／,,,,,￣ ＼ 名前バラすな言うたやないか！！
∧ ∧ ミ Д ；,,彡
/ ヽ / .∧ ／ / | y / ヽ ＼
/ ヽ ＿＿＿/ ヽ ／／ ＼ ＼
／ l＿＿＿l ＼ / / ＼ ＼
| ● | | ● |
| ヽ / |
＼ ヽ/ ／ | ＿＿|＿
＞ < | |
/ | | / > ヽ | .＿_| ＿＿
/ | | / / | レ ＼ノ＼ ＿）
.へ／
.／ ／ ）
（／_／ ））
. ﾉﾉﾉ┃））） ___ /|
┃ ／＼ |V| ／ ゝ〉 / .|
Ｏ <,,,ｰﾍｰ> V | / / |
信俊ｷﾀ━━━＼ ﾊ ,,ﾟ∀ﾟ） ━━━━━━━━━ | _（ﾟ∀ﾟ,,）_ /. /━━━━━━ !!!!!
┃ |l V/l| ＼ / .| | ｙ | |ヽ／
┃ | || / ||,, ＼ / ,,| | / / |
┃ヽ,,__/ ,,◎≡） | | O ,,=ﾛ=ﾒ _/
/ |___／ﾛ＼/_,,ﾉ ＼_/|_／ ＼/
| ll | |___＿_|＿_|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｡｡｡z ｚ Ｚ
┌∧＿∧ .┌ ∧∧
|（ ｰдｰ） | (,,ﾟДﾟ)
|（ -､ -､ │ （ ∞）
└ │ | | └─Ｏｰつ
（＿_）＿）
正 面 席
＼ ＼ ／ ／
へ／
／ ／ ） ／ ／
＼＼ （／_／ ）） ___ /|
. ﾉﾉﾉ┃））） ／＼ |V| ／ ゝ〉 / ｱﾆｷ ∧＿∧
┃ <,,,ｰﾍｰ> V | / / ｶﾞｯﾂﾀﾞ!! † （T∀T ）
┃ ＿＿ﾊ ,,ﾟДﾟ） ｵｳﾄﾓ | _（ﾟДﾟ,,）_ /. / ⊂ｌ |ｙ/ ヽ
(´⌒; Ｏ |l V/l| ＼ / .| | ｙ | |ヽ／ ┃ヽ=ﾛ=,, Ｏﾉ
((´⌒(´⌒; ┃ | | || / ||,, ＼ / ,,| | / / | O O＿＿ノ
((´⌒ ┃ |,,＿_/ ,,◎≡） | | O ,,=ﾛ=ﾒ _/
((´⌒(´((´⌒(´⌒;≡((´⌒ ﾛ＼/_,,ﾉ ＼_/|_／ ＼/ / / /
((´⌒(´⌒; ┃(´´((´⌒(´⌒;; | |____＿_|＿_| (´⌒;; / / / ≡(´⌒(´⌒;;)) )
＼ ／ ＼＼ / ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＼／ / ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ /⌒! ＿＿
（＿＿＿ / ＼ノ ＿）
``┌∧＿∧ ┌ ∧∧
Σ（ ・∀ｰ） '' | (,,ﾟДﾟ)
|（ -､ -､ﾋﾞｸｯ │ （ ∞）
└ │ | | .└─Ｏｰつ
（＿_）＿）<
正 面 席
／
. | 利根の信俊どの
.へ／ | ・・・・・・・・で は お り な い。
.／ ／ ） ＼＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿
（／_／ ）） ∨
. ﾉﾉﾉ┃））） ___ /|
┃ ／＼ |V| ／ ゝ〉 / .|
┃ <,,,ｰﾍｰ> V | / / | ﾔﾍﾞｪ
Ｏ＿ ﾊ ,,ﾟ∀ﾟ） .| _（ ,,ﾟ∀ﾟ）_ /. / ∧＿∧ 〆⌒ヽ
┃ |l V/l| ＼ / .| | ｙ | |ヽ／ † （ ；・∀・） ／,,,,,￣::::::::
┃ | || / ||,, ＼ / ,,| | / / | ⊂ｌ |ｙ/ ヽ ミ ::::::::::::::::
┃ヽ,,__/ ,,◎≡） | | O ,,=ﾛ=ﾒ _/ ┃ヽ=ﾛ=,, Ｏﾉ . / | y ::::::::::
┃ / |___／ﾛ＼/,,ﾉ ＼_/|_／ ＼/ / | / | ::::::::::::::
┃ | ll | |____＿_|＿_| |___|＿_ﾉ / =（⌒ヽ:::::::::::::::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ |,,_（ ヽ ::::::::::::::::::
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| ここのドーンはやり方（解釈）が２通りあるようだぞｺﾞﾙｱ。
|
| その１・・・親の敵の名前を聞いた瞬間に
| 襲いかからんばかりの勢いで「どーん」
|
| その２・・・テロリスト２人が獲物を見つけて
| 目で合図する意味で静かに「とん」
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
∨
_＿__
ⅲ■∧ /
━ (,, ﾟДﾟ) / ∧ ∧
| つ （・∀・ )
| | /⊂ ｜
＼| | √￣ (_＿_ﾉＯ
∪∪ || ━┳┛
／
| 近頃面白き名にてある間
| やがて見うずるにて候。此方へ通し候へ。
／ ＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
| かしこまって候。 ∨
＼＿＿＿ ＿＿／
∨
〆⌒ヽ
∧＿∧ ／,,,,,￣ ＼
（ ・∀・） ミ Д ,,彡
/ † |ｙ/ ヽ / | y / ヽ
|__Ｏ,,=ﾛ= | / | / ＼
. と┃＿)ノノ / =（⌒ヽ |
|,,_（ ヽ ＼,,＿/
￣￣￣""ﾞﾞﾞ ""
～糸売
| いかに面々に尋ねたきことの候。
| 坊さんというのは数珠を手に持ち、僧衣と袈裟を着てこそ僧侶とは申せましょう。
| 異形のいでたち、心得がたく存じます。
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿
∨
〆⌒ヽ
／,,,,,￣ ＼
〆⌒ヽ::::..,,彡
`O／ y / ヽ
| | / ＼
| /=ﾛ= l |
|,,/ ＼,,＿/
| | |
￣￣￣""ﾞﾞﾞ ""
┃ ／
へ／ ｜ また見申せば柱杖に団扇を添へて持たれたり。
／／ ） ｜ 団扇の一句、うけたまわりたく候。
____ /| （／_／ ）） ＼＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿／
. |V|〈 ヽ / .| ﾉﾉﾉ┃））） ＼ ∨
V ヽ | / | . ┃.<,,ｰﾍｰ >
. | _（ ,,ﾟД）_/. / ┃_（,,ﾟДﾟ ） 〆⌒ヽ
. / .| | ｙ | |ヽ／ Ｏ, |l V/l| ヽ ／,,,,,￣ ＼
/ ,,| | // | /┃､|| / ||,, ＼ ∧＿∧ 〆⌒ヽ ::::..,,彡
| O ,,=ﾛ=ﾒ/ | ┃ ,,◎≡） | † （・∀・ ） ` O／ y / ヽ
＼_/|_／ ヽ/. ┃/|／ﾛ＼/__,,ﾉ ⊂ｌ |ｙ/ ヽ | | / ＼
|___＿_|＿_| . ┃ ll |. ┃ヽ=ﾛ=,, Ｏﾉ | /=ﾛ= l |
￣￣￣￣￣ / | |,,/ ＼,,＿/
|___|＿_ﾉ | | |
￣￣￣""ﾞﾞﾞ ""
| それ団扇と申すは動く時には清風を出し。静かなる時は明月を見す。
┃ | 明月・清風ただ同性の内にして。諸法を心が所作として。真実修行の便にて。
へ／ | われらが持つは道理なり。
／ ／ ） ＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿
（／_／ ）） ∨
. ﾉﾉﾉ┃））） ／＼
┃ <,,ｰﾍｰ >
┃ ＿＿ （,,ﾟДﾟ ）
Ｏ |l V/l| ＼
┃ | | || / ||,, ＼
／
. | ♪咎め給ふぞ
┃ | おろかーなーるぅぅ ♪♪
へ／ ＼＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿
／ ／ ） ∨
（／_／ ））
ﾊーｯ ━━━━━ﾉﾉﾉ┃））） ━ ／＼━━ﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ━━━━━ 〆⌒ヽ ━━━━
┃ < ,,ｰﾍｰ> ／,,,,,￣ ＼
┃ ＿＿ （ ,,ﾟ∀ﾟ） 〆⌒ヽ∀:::.,,彡
Ｏ |l V/l| ＼ `O／ y / ヽ
┃ | | || / ||,, ＼ | | / ＼
| 現代語訳。／ 「うちわ」というものは
＼＿ ＿＿| 動けば風を起こし、静かなときは名月の形を見せます。
∨ |
| 名月と清風をひとつのものの内に持ち、
| 真実の修行の助けとなるものゆえ
| 我々が持つのは道理なのです。 ﾃﾞ、ｲｲ?
_＿__ ＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
ⅲ■∧ / ∨
━ (,, ﾟДﾟ) / ∧ ∧
| つ （・∀・ )
| | /⊂ ｜
＼| | √￣ (_＿_ﾉＯ
∪∪ || ━┳┛
| 団扇の一句、おもしろう候。
| 今一人は弓矢を帯し給ふ。これも御僧の道具ざふか。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿
___ /| ∨
. |V| ／ ゝ〉 / .| 〆⌒ヽ
V | / / | ／,,,,,￣ ＼
. | _（ ,,ﾟДﾟ）_ /. / ←－－－－－－－ 〆⌒ヽ::::..,,彡
. / .| | ｙ | |ヽ／ `O／ y / ヽ
/ ,,| | / / | | | / ＼
| O ,,=ﾛ=ﾒ _/. | /=ﾛ= l |
＼_/|_／ ＼/ |,,/ ＼,,＿/
|____＿_|＿_| | | |
￣￣￣""ﾞﾞﾞ ""
| それ弓と申すは諸珥に。烏兎の姿を象り。
| 日月をこゝに表し。浄穢不二の秘法を表す。
| されば愛染明王も。神通の弓を張り。方便の矢をつまよつて。四魔の軍を破り給ふ。
＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿
∨
____ /|
. |V|〈 ヽ / .|
V ヽ | / |
. | _（ ,,ﾟД）_ /. /
. / .| | ｙ | |ヽ／
/ ,,| | // |
／
| 現代語訳。／
＼＿ ＿＿| よく分かんないですけど
∨ | 悪者から仏法を守る手段として弓矢があるというくらいじゃ
| ダメですか？
_＿__ ＼＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
ⅲ■∧ / ∨
━ (,, ﾟДﾟ) / ∧ ∧
| つ （・∀・ )
| | /⊂ ｜
＼| | √￣ (_＿_ﾉＯ
∪∪ || ━┳┛
地「されば我らもこれを持ち。
さればわ我らもこれを持ちて。
____ |＼
. 〈 ヽ ヽ
ヽ | ||
. _（ ,,ﾟД）＿＿ ||
. / .| | ｙ| | O
/ ,,| | / /,,＿ ||
>二>―| O→=ﾛ=〈 /
＼_/ |／ヽ/ |／
（（ ( ( ・ ・ ・ |___＿_|＿_|
引かぬ弓。
はなさぬ矢にて射る時は。
へ／
／ ／ ）
＿ （／_／ ））
|V| 〈 ヽ ／| . ﾉﾉﾉ┃））） ＼
. V ヽ '' / | ┃ <,,ｰﾍｰ >
| ＿＿（Дﾟ,, / .| ┃_.（ﾟДﾟ,, ）
Ｏ | |ｙ | ,, | Ｏ, |l V/l| ヽ
| | | O￣ | . /┃ || / ||,, ＼
＼___,,〉ﾛ=,,| | | ┃ ,,◎≡） |
|/ヽ_/ゝ___/ヽ ・・・・ ））） ┃|_／ﾛ＼/__,,ﾉ
|＿_|＿＿__| ┃ ll |
￣￣￣￣￣
あたらず。 へ／
／ ／ ）
____ /＼ （／_／ ）） しかも外さゞりけりと。
. 〈 ヽ / ヽ ﾉﾉﾉ┃））） ／＼
ヽ | / || ┃ <ｰﾍｰ,, > 〆⌒ヽ
_（ ,,ﾟД）_＿＿ ||. ┃ （ﾟДﾟ,, ） ／,,,,,￣ ＼
／ >O>―――Ｐ→ Ｏ￣￣ |ｌ V l| ヽ ∧＿∧ 〆⌒ヽ ::::..,,彡
| / l / / /|| |┃ || /,, | † （・∀・ ） `O／ y/ ヽ
＼__/ ,,=ﾛ=ﾊ＿/.〃 .|┃＿ ,,◎≡） ,,ﾉ O￣ |ｙ/ ￣Ｏ | / ＼
/ |_／ヽ/ヽヽ〃 . '┃ .／ヽ／ﾛヽ/､ ┃ ヽ=ﾛ=,,ﾊ_＿| /=ﾛ= l |
|_＿＿_/＿_| . ┃/ | | ／ ヽ |,,/ ＼,,＿/
￣￣￣￣￣ /＿_/＿__ﾉ | | |
￣￣￣""ﾞﾞﾞ ""
かようによむ歌もあり。
知らずな物な宣ひそ。
┃
へ／ 知らずな物な宣ひそ。
／ ／ ）
＿ （／_／ ））
〈 ヽ ﾉﾉﾉ┃））） ／＼ 〆⌒ヽ
ヽ | ┃ < ,,ｰﾍｰ> ／,,,,,￣ ＼
ﾊーｯ ━━（ ,,ﾟ∀）_ ━ﾊーｯ━.┃ﾊーｯ （ ,,ﾟ∀ﾟ）━━ﾊｰｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ━ ∧＿∧ 〆⌒ヽ∀::.,,彡 ━━━━
. / .| | ｙ | |ヽ Ｏ ￣￣ |l V/l| ＼ （・∀・ ；） `O／ y / ヽ
/ ,,| | // | ┃ || / ||,, ＼ O￣ |ｙ/ ￣Ｏ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＼ 〆⌒ヽ
いかに申し候。放下僧は何れの祖師禅法を御伝え候ふぞ。 ＞ ／,,,,,￣ ＼
面々の宗体が承りたく候。 | ∧＿∧〆⌒ヽД::.,,彡
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_／ （・∀・ ）`O／ y / ヽ
＿ ／ / |ｙ/ ヽ
／ ゝ〉 ／＼ | われらが宗体と申すは。
| / <,,,ｰﾍｰ> | 教外別伝にして言ふも言はれず説くもとかれず。
_（ ,,ﾟДﾟ）_ ﾊ ,,ﾟДﾟ） ＜ 言句に出せば教に落ち。文字を立つれば宗体に背く。
/ | | ｙ | |. ／ |l V/l| ＼ |
| ♪ たゞ一葉の翻る。風の行方を。御覧ぜよ。 ♪♪
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＼ 〆⌒ヽ
げに／＼面白う候。さて座禅の公案何と心得候ふべき ＞ ／,,,,,￣ ＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_／ ∧＿∧〆⌒ヽД::.,,彡
／ （ ・∀・）`O／ y / ヽ
＿ ＜ ツレ「入つては幽玄の底に動じ。 / |ｙ/ ヽ
／ ゝ〉 ／＼ | 出でては三昧の門に遊ぶ。
| / <,,,ｰﾍｰ> ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_（ ,,ﾟДﾟ）_ ﾊ ,,ﾟДﾟ） ＼
/ | | ｙ | | ／ |l V/l| ＼ 自身自仏はさていかに ＞
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／
＜ シテ「白雲深きところ ♪金龍♪ 躍 る ～。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＼ 〆⌒ヽ
生死に住せば？ ＞ ／,,,,,￣ ＼
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_／ ∧＿∧〆⌒ヽД::.,,彡
ﾑｽﾞﾑｽﾞﾑｽﾞﾑｽﾞ ／ （ ・∀・）`O／ y / ヽ
＿ ・・・・ ＜ シテ「輪廻の苦。 / |ｙ/ ヽ
／ ゝ〉 ／＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
| / <,,,ｰﾍｰ> ＼
_（ ,,｀Д´）_ ﾊ ,,ﾟДﾟ） 生死を離れば？ ＞
/ | | ｙ | | ／ |l V/l|＼ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
／
＜ シテ「断見の科（とが）。 ｡｡｡z ｚ Ｚ
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ┌∧＿∧ .┌ ∧∧
|（ ｰдｰ） | (,,ﾟДﾟ)
|（ -､ -､ │ （ ∞）
└ │ | | └─Ｏｰつ
（＿_）＿）
正 面 席
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ワキ「・・・さて 向上の一路はいかに。 ＞
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========== ＼＼ / /／
＼ ＼ 切 ／／
========== 三
_＿ ＼＼ 断 つ ／／
=========== ／ ゝ〉 と
| ／ ==========. ／ 為 て ＼
====_（ ,,｀Д´）_ /7 ========== ／／ す ＼
=========/ ヽ | ｙ| | ヽ ===== ／ ＼
========== / ＼ / / | / / ＼ ＼
/ ｌ O,,_ノ ｜ ｜
========＼＿_＿O７/ ヽ========
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へ／
＿ ／ ／ ）
. ／ ゝ〉（／_／ ））
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((⌒;;; _（ ,,｀Д´）/7 ┃ <ｰﾍｰ,, > 〆⌒ヽ
((⌒;;;; / ヽ | ｙ| |ヽ, ┃ （ﾟДﾟ,, ） ／,,,,,￣ ＼
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((;;(⌒ ;;(⌒/ ^ ／ . ┃ .／ヽ／ﾛヽ/､ |￣ヽ=,__ﾉ,,,__ノ┃| | ﾛ=/ |
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| ああ暫く。
|
┃ | 切つて三断となすとは。我等が中の禅法の詞なるを。
へ／| ♪ お 騒 ぎ あ る こ そ 愚 な れ。 ♪
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. | / ﾉﾉﾉ┃））） ／＼
_（ ,,ﾟДﾟ）/7 ┃ <ｰﾍｰ,, > 〆⌒ヽ
／ ヽ | ｙ| |ヽ ┃ （ﾟДﾟ,, ） ／,,,,,￣ ＼
/ ＼ / / | Ｏ￣￣ .|ｌ V l| ヽ ∧＿∧ 〆⌒ヽ:::::::..,,彡
/ ｌ 'O,,ノ ┃ || /,, |. （・∀・ ； ）.†`O／ y/ ヽ
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いはでの山の岩つつじ。色には出でじ。南無三宝。をかしの人の心や。
┃
へ／
／ ／ ）
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〈 ヽ ﾉﾉﾉ┃））） ／＼ 〆⌒ヽ
ヽ | ┃ < ,,ｰﾍｰ> ／,,,,,￣ ＼
ﾊーｯ ━━（ ,,ﾟ∀）_ ━ﾊーｯ━.┃ﾊーｯ （ ,,ﾟ∀ﾟ）━━ﾊｰｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯﾊ━ ∧＿∧ 〆⌒ヽ∀::.,,彡 ━━━━
. / .| | ｙ | |ヽ Ｏ ￣￣ |l V/l| ＼ （・∀・ ；） `O／ y / ヽ
/ ,,| | // | ┃ || / ||,, ＼ ／￣|Ｏ￣|O
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／￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣
| よーしパパこの人達に
| 旅のお供お願いしちゃうぞー
ﾒｶﾞｻﾒﾀ・・・
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|（ ； ・∀） .| (,,ﾟДﾟ)
|（ -､ -､ │ （ ∞）
└ │ | | └─Ｏｰつ
（＿_）＿）
正 面 席
∧∧ ∧∧ ∧∧
／＼ （ﾟДﾟ,, ） （ﾟДﾟ,, ） （ﾟДﾟ,, ）
< ,,ｰﾍｰ> ∧∧ y/ ∧∧ y/ ∧∧ y/,, ）
_ﾉｌ,, ﾟДﾟ） （ﾟДﾟ,, ） （ﾟДﾟ,, ） （ﾟДﾟ,, ） ｃ_ノ
／ |l V/l| ＼ / y/,, ） ./ y/,, ） / y/,, ） 〆⌒ヽ
／ ,, || / ||,, ヽ c､,,, ｃ_ノ c､,,, ｃ__ﾉ c､,,, ｃ_ノ ∧＿∧ ／,,,,,￣ ＼
| O＿,,◎≡） | 〃（_ (__＿_)〃（ (__＿_)〃（ (__＿_) （・∀・ ） ミ Д ,,彡
|,,_ /＼ﾉ_／ﾛ＼/,,ﾉ / |ｙ/ ヽ / | y / ヽ
| ll | O､ヽ=ﾛ=,,Ｏﾉ/ | / ＼
￣￣￣￣￣ （__(__＿_)/ =（⌒ヽ |
|,,_（ ヽ ＼,,＿/
￣￣￣""ﾞﾞﾞ ""
青陽の春の朝には。谷の戸出づる鴬の。凍れる涙とけそめて。雪消の水の泡沫に。
相宿する蛙の声。聞けば心のある物を。目に見ぬ秋を風に聞き荻の葉そよぐ古里の。
田面に落つる雁鳴きて。稲葉の雲の夕時雨。妻恋ひかぬる小牡鹿の。たゝずむ
月を山に見て。指を忘るゝおもひあり
／
| シテ「うらの湊の釣舟は。
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. ／＼
< ,,ｰﾍｰ>
_ﾊ ,,ﾟД）へ
/' ￣O< l
. / / ＼ﾉ
/ .／◎ﾆ） |
|,,_／ヽ/ﾛヽ/,ﾉ
| ll |
￣￣￣￣
. ／＼ ｵｵｻﾞﾕｳ
<,,,ｰﾍｰ >
ﾉｌ,,ﾟДﾟ ） これを見れかれを聞く時は
／ 、O'' ＼
. ./ /ヾ ｜ | 嶺の嵐や谷の声
/,,c〈） | ヽ＿,,,,ﾉ 夕の煙朝がすみ。
|／ ヽﾉ ﾛ＼/ヽ ／＼
| ll | < ,,ｰﾍｰ>
￣￣￣￣￣ _ﾊ,,ﾟДﾟ）・＿
＼ ／ |l V/l| ・ 彡
. ＼ / ヽ へ / | ☆
. 皆三界唯心の ＼ ./ ,,O< l /彡 ・ 〆⌒ヽ
ことわりなりと思しめし。 ＼ |_／ヽ/ ＼ﾉ ヽ/ ・ ／,,,,,￣ ＼
／＼ | ll | ・ ミ Д ,,彡
〆⌒ヽ <ｰﾍｰ,,,> ／ ￣￣￣￣￣ / | y / ヽ
. ＼ ／ （ﾟДﾟ,, ﾊ ／ / | / ＼
O￣￣|ｌＶｌ| ＼ ／ / =（⌒ヽ |
| || || ,, ＼ ／ |,,_（ ヽ ＼,,＿/
| （≡◎O | ／ ￣￣￣""ﾞﾞﾞ ""
＼／ヽ/ﾛヽ_ヽ__/､ ／
| || | ／
￣￣￣￣￣
心を悟り給へや。
／
| やんややんや。
| とてもの事に鞨鼓 ,,◎≡） を打っておん見せ候へ。
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_ﾊ ,,ﾟДﾟ） ∧＿∧
／ |l V/l| ＼ （・∀・ ）
／ || / ||,, ＼ ⊂ｌ |ｙ/ ヽ
| ,,◎≡） | ヽ=ﾛ=,, Ｏﾉ
|,,___ﾉ|___／ﾛ＼/_,,ﾉ / |
| ll | |___|＿_ﾉ
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シテ 「月のためには浮雲の
地 「種と心やなりぬらん。
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／. |＿__ <ｰﾍｰ,, > | / ＿＿ ／＼ ＿＿＿＿ ／＼ ＿＿＿＿
／＼ （ﾟДﾟ,, ﾊ | <ｰﾍｰ,, > <ｰﾍｰ,, >
<ｰﾍｰ,,,> ／ |ｌＶｌ| ＼. ＼ （ﾟДﾟ,, ﾊ （ﾟДﾟ,, ﾊ ／
_（ﾟДﾟ,, ﾊ ／ / || || ,, ＼ O ￣￣ |ｌＶｌ| ＼ ／ |ｌＶｌ| ￣￣O
.. / |ｌＶｌ| ＼ | O（≡◎-O | | || || ,, ヽ .／ /.|| || ,, |
/ / || || ,, ＼ ＼／|／ﾛ＼_ ヽ___/ | （≡◎-O | | O（≡◎ /
. | O（≡◎-O | 〈_＿l | ＼／|／ﾛ＼_ヽ___/ ＼／|／ﾛ＼/／ヽ
ヽ| γ＼_ヽ___/ U | / | || | | || |
￣ | ノ ￣￣ ￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣
￣￣￣ ／＼
<,,,ｰﾍｰ>
＼ ＿＿ﾊ ,,ﾟДﾟ）
Ｏ |l V/l| ＼ ﾃｹﾃｹ
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|,,＿_/ ,,◎≡）-O |
| /＿／'' ヽ|_,,ﾉ 〆⌒ヽ
/ ﾉ―'' ／,,,,,￣ ＼
￣￣￣ ミ Д ,,彡
/ | y / ヽ
/ | / ＼
/ =（⌒ヽ |
|,,_（ ヽ ＼,,＿/
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| シテ小唄「♪面白の～♪
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< ,,ｰﾍｰ>
_ ﾊ ,,ﾟДﾟ）
／ |l V/l| ＼ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/ || / ||,, ヽ （ﾟДﾟ,, ） （ﾟДﾟ,, ） （ﾟДﾟ,, ）
/ O ,,◎≡） O－ ∧∧ y/ ∧∧y/ ∧∧y/
|,,_ノ ＼ヽ/ﾛヽ/ ,,,ﾉ （ﾟДﾟ,, ） （ﾟДﾟ,, ） （ﾟДﾟ,, ）
| ll | / y/,, ） ./ y/,, ） / y/,, ）
￣￣￣￣￣ c､,,, ｃ_ノ c､,,, ｃ__ﾉ c､,,, ｃ_ノ
〃（_ (__＿_)〃（ (__＿_)〃（ (__＿_)
／＼
. / <ｰﾍｰ,,,>
O＿ （ﾟДﾟ,, ﾊ
| |lＶｌ| ＼
| /|| || ,, ヽ
|,,＿/（≡◎ |
|／ﾛ＼ ヽ___/
| || |
￣￣￣￣
. ／＼
. <ｰﾍｰ,, >
（ﾟДﾟ,, ﾊ 音羽の嵐に。地主の桜は散り％＼。
／ |lＶｌ| ＼
／ || || ,, ヽ ／＼
| （≡◎ | <ｰﾍｰ,, >
|,,__/ヽ/ﾛ＼ヽ___/ （ﾟДﾟ,, ﾊ
| || | ／ |lＶｌ| ＼
￣￣￣￣￣ ﾃﾃﾃﾃﾃ ／ .|| || ,, ヽ
/ （≡◎,, |
（(( （(( ・・・・・ |,,＿/ヽ/ﾛ＼/ヽ_,,/
/ ,,/ ノ
￣￣￣￣￣
. 西は法輪。 ・ ・ ／＼
・ ・ < ,,ｰﾍｰ>
嵯峨の御寺廻らば廻れ。 ・ ﾊ ,,ﾟД）
・ ／￣ O＝
・ ・ ・ / / l /,,ﾉ|
・ ・ ・ / / ,,◎≡）|
・ 水車の輪の。 ・ |,,＿/ _／ﾛヽ/ﾉ
・ ・ ・ | ll |
・ ・ ・ ￣￣￣￣￣
・ ・ 臨川堰の川波。
・ ・ ・
・ ・ ・ ・
／＼
. || <ｰﾍｰ,, >
O （ﾟДﾟ,, ﾊ
| |ｌＶｌ| ＼
| .|| || ,, ＼
|＿（≡◎ |
|／ﾛ＼_ヽ__/
| || |
￣￣￣￣
竹に揉まるゝ。都の牛は。
／＼
ミ <,,,ｰﾍｰ>
ミ _ﾊ ,,ﾟД） ||
/ ￣￣ O 車に揉まるゝ茶臼は挽木に揉まるゝ。
/ ./ﾆ）
| /⌒ヽ
|,,__＿＿/ l＿ﾉ
とヽ__＿＿ﾉ
げにまこと。
忘れたりとよ
／＼
<ｰﾍｰ,,,>
こーき （ﾟДﾟ,, ﾊ
／ |ｌＶｌ| ＼
/ ヽΧ ,, ヽ りこーぉは
| O O | 放下に揉まるゝ。
ヽ_／ （ﾆ◎＼___/
ﾄﾄ 〈＿＿l |
U |＿＿/
U ・・・))） ﾄﾝ
こきりこの ／＼
. < ,,ｰﾍｰ>
＿ ﾊ ,,ﾟДﾟ） 二つの竹の
＝O |lＶｌ| ＼
| /|| || ,, ヽ
|,,＿/（≡◎O |
|／ﾛ＼ ヽ___/ ・・・・・・)））
| || | 〆⌒ヽ
￣￣￣￣ ／＿￣ ＼
"ﾞﾞﾞ ""
ﾞﾞﾞ "
代 々 を 重 ね て
＼＼＼ ｜｜ ／／
＼＼ ／／
＿ ＿/＿ ＿
打ち治まりたる御世かーーーーー＿ / ＼ ＿
/ ＿__|
／／ ＼ノ＼ ＼
／／ ｜｜ ＼ ＼
／ ／ ＼ ＼ ＼ ＼＼＼ ｜｜ ／／／ ／ ／
／ ／ ＼ ＼ ／
／ ／ ＼ ＼ いつまでかくて あるべきと
| ＼ ーーー／ ＼ーーー / ／ ＼
| ＼ ／ ＼ / ／／ ／ ／／／＼＼ ＼＼ ＼ ＼
============ ﾉ ﾉ/￣￣￣￣祭り命￣￣￣/
======== / ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
====== / ＜◎＞ （＿人＿）＜◎＞ ヽ | ::::::::::::::::::::::::::::::＼
== / |∨ ∨| | ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::|
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/ ヽ＜◎＞′ ヽ＜◎＞′:::::/======
ヽ ＼＿＿_／ :::::::::::/ ==
ヽ__ ＼／ ::::::::::::/::==================
／＼＼ ／/=========
｜ ＼＼ ／／====
シテ・ツレ「兄弟共に抜き連れて
| 地「此年月の怨の末。
| 今こそ通れ願のままに。敵をぞ討つたりける
| ／＼
O <,,,ｰﾍｰ> Ｏ、 ＿
/ ＼ﾊ；ﾟДﾟ）/ | 〈 ､ ヽ
| |ｌ V/ｌ| | ヽ | ‐==O=
| || / /,, ＿ﾉ （Дﾟ,, ）/ |
|＿__/,,=◎≡）､ ／ |
/ l ,,__ﾉ ／ | | |
|_＿＿ノ 〆⌒ヽ | _／ ,,, )ﾆ) _/
／,,,,,￣ ＼ <＿＿＿ｌ＿っ
かくて兄弟念力の。
__
. ／＼ 〈 ､ヽ その期のありてたちまちに。
〆⌒ヽ <,,, ｰﾍｰ> ヽ | 親の敵を討つ事も孝行深き故により。
＼●／ ﾉｌ ,,ﾟ∀ﾟ）＿ __（ﾟ∀ﾟ,,）_
Ｏ ￣￣ |l V/l| / .| | ｙ | |ヽ 名を末代に留めけり。
| | || / .||,, / ,,| | / / |
|,,＿_/ ,,◎≡） _,,| O ,,=ﾛ=ﾒ _/
/ |___／ﾛ＼/ ＼_/|_／ ＼/
| ll | |____＿_|＿_|
￣￣￣￣￣
名を末代に留めけり。
◆放下僧 ～ 完 ～◆