- 173 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2006/04/18(火) 17:57:20 ID:5E0DVerX
- 国境紛争
粛軍が一段落した頃から、ノースニダー軍の挑発が始まり、国境紛争が激化し始めた。
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ニ∩---' ̄ ̄
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人 ヽノ 人 ヽノ
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人 ヽノ
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挑発を受ければ過剰な反応をしてしまうのが人間の性である。徐々にエスカレートしていった。
情報部はこれらの情勢分析も大きな仕事になった。
暫くして・・・
- 174 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [] 投稿日:2006/04/18(火) 17:58:25 ID:5E0DVerX
- 青山墓地の密会
麗順叛乱事件と粛軍が一段落した1949年6月のことである・・・
∧,,,,,∧
<丶・m・>
( つと.)
||\ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\
||\\ \
|| \\ .\
..\|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||
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|| ..||
∧_∧
( )\
( /
| | |
(_(__)
(´∀` )「お呼びでしょうか参謀総長閣下」
<丶・m・>「白君、これから夕食でもどうニカ?」
(´∀` )「ではお言葉に甘えてそうさせていたたくモナ」
- 175 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2006/04/18(火) 17:59:19 ID:5E0DVerX
- ∧_∧ ∧,,,,,∧
( ´∀) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ <m・丶 >
( /⊃ □⊂/ )
<丶・m・>「近々、国境紛争にどう対処するかを検討する会議が開かれるニダ。議題は甕津半島に置ける対応ニダが、
第1師団長の金錫源准将が・・・」
/| ̄\
|=|====|.
(`┏┓´)
( )
| | |
(_(__)
(`┏┓´)「砲兵を増派して徹底的にボコに汁!!」
<丶・m・>「・・・と息巻いているニダ」
∧_∧ ∧,,,,,∧
( ´Д) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ <m・丶 >
( /⊃ □⊂/ )
(;´Д` )「それはまずいモナ・・・甕津半島は38度線に分断され、本土からは海路を使って行くしかない所に
貴重な砲兵を増派するのはまずいモナ・・・何とか思いとどまらせていただけないモナか・・・」
<丶・m・>「君もそう思うニカか・・・では准将の説得は貴官にやってもらうニダ。」
(;´Д` )「え・えええっ!!そんなことウリには荷が重過ぎるモナ・・・ここはどう考えても参謀総長の仕事モナ」
<丶・m・>「ウリは錫源ニムには頭が上がらんニダ・・・もしウリが錫源ニムを説得したとしても・・・」
- 178 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2006/04/18(火) 18:01:27 ID:5E0DVerX
/| ̄\
|=|====|.
(`┏┓´)
( )
| | |
(_(__)
(`┏┓´)「なんじゃい!!腰抜けが!!」
∧_∧ ∧,,,,,∧
( ´Д) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ <Д・丶 >
( /⊃ □⊂/ )
<丶・m・>「と言われるのがオチニダ・・・彼はただ単に金鵄勲章佩用者というだけでなく、ニダー出身イルボソ軍人たちの
精神的支柱ニダ・・・洪将軍が生きておれば何とか抑えられたのだが・・・」
(;´Д` )「だったらなおさらウリでは荷が重杉モナ・・・」
<丶・m・>「君が生まれる10年ぐらい前になるかな・・・」
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
<丶・m・> (`┏┓´) (´m` )
( ) ( ) ( )
| | | | | | | | |
(_(__) (_(__) (_(__)
李應俊 金錫源 洪思翊
ウリたちは大韓帝国武官学校の生徒として、イルボソ帝国陸軍士官学校に留学することになった・・・
ウリと洪思翊ニムが同級生、錫源ニムはウリたちの1つ下の後輩だったニダ・・・」
- 179 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2006/04/18(火) 18:02:11 ID:5E0DVerX
- ところが・・・1910年8月22日・・・
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
<丶・m・> (`┏┓´) (´m` ) <`Д´;>
( ) ( ) ( ) ⊂⊂ )三二一
| | | | | | | | | Y 人三二一
(_(__) (_(__) (_(__) @@@三二一
<`Д´ ;>「大変ニダ!!ウリナラが!!ウリたちの母国がチョッパーリ共に併合されたニダ!!悔しいニダ!!」
<丶・m・>「ウリたち留学生は青山墓地に集まってこれからの身の振り方を話し合ったニダ・・・」
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
<丶・m・> (`┏┓´) (´m` ) <`∀´ > <`∀´ > <`Д´; >
( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
| | | | | | | | | | | | | | | | | |
(_(__) (_(__) (_(__) (_(__) (_(__) (_(__)
<`Д´ ;>「韓国系将校は全員即時脱走して抗日運動に身を投じるべきニダ!!」
<`∀´ >「賛成ニダ!!ウリは露西亜に行き抗日運動に身を投じるニダ!!皆もそう汁!!」
(`┏┓´)「洪思翊先輩の意見は・・・」
(´m` )「みんな・・・早まってはならん、今はイルボンと協力して力を蓄えるべきだ、数十年経って、ウリたちが
国を動かせるだけの実力をつければやがて光複の時も来るだろう・・・今は学べるだけ学び、吸収する
だけ吸収し、さらにイルボソ軍で実務を、できれば実戦を経験し、自信がついてから光複の計を練ろう」
(`┏┓´)「洪思翊先輩の言うとおりニダ!!ウリは先輩についていくニダ!!」
<`∀´ >「賛成ニダ!!ウリもついていくニダ!!」
<`Д´; >「チョッパリに学び、いずれチョッパリを超えて見せるニダ!!」
<丶・m・>「よし!!決まった、ではここにいる全員、思翊ニムを盟主に盟約を結ぼう」
こうして、洪将軍ニムを中心にウリたちが盟約を結んだニダ・・・
あくまでもウリたちはウリナラの人間であると言うことを忘れずにいよう、そして機が熟したら祖国を
再び立て直そう、それまではイルボソに仕えよう・・・皆はそう誓ったニダ・・・
そしてこれが後のウリナラ国軍の将校会になったニダ・・・
- 180 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2006/04/18(火) 18:02:56 ID:5E0DVerX
- <丶・m・>「そして今日、この青山墓地の密会に参加した中で残っているのがウリと錫源ニムというわけニダ・・・」
(T∀T )「ううっ・・・泣ける話モナ・・・」
∧_∧ ∧,,,,,∧
( T∀) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ <m・丶 >
( /⊃ □⊂/ )
<丶・m・>「ウリが説得するよりも部外者でもあり、何も色のついていない白君が説得したほうが効果があると思うニダ・・・
君ならできる、と言うよりも君しかできない。と言うわけで会議のことは頼んだニダ・・・」
∧_∧ ∧,,,,,∧
( ´Д) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ <m・丶 >
( /⊃ □⊂/ )
(;´Д` )「断れそうにありませんね・・・了解しました・・・善処します」
- 185 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2006/04/19(水) 23:48:25 ID:piforymi
- そして会議当日・・・
. ∧,,,,,∧
<丶・m・>_
∧_∧ |( ).| ∧_∧
(`┏┓´) ../ ̄ ̄|゙゙゙|) ̄ ̄\ <― ´ ●>
. ∧_∧ );;;/  ̄ \( ∧_∧
( □A□)二;;;/ (|゙゙゙| |゙゙゙|) .\;;;二|(´∀` )
. ||( );;;/  ̄ . \ ( )||
|| ̄|二;;;;;;;;;/ (|゙゙゙| |゙゙゙|) \ ;二| ̄|
(`┏┓´)「国境侵犯には徹底的に反撃汁!!侵す侵さしめずニダ!!」
強硬論が優勢を占め、強硬的な反撃で一致するかに見えた・・・
するとおもむろに参謀総長が、
. ∧,,,,,∧
<丶・m・>_
∧_∧ |( ).| ∧_∧
(`┏┓´) ../ ̄ ̄|゙゙゙|) ̄ ̄\ <― ´ ●>
. ∧_∧ );;;/  ̄ \( ∧_∧
( □A□)二;;;/ (|゙゙゙| |゙゙゙|) .\;;;二|(´∀` )
. ||( );;;/  ̄ . \ ( )||
|| ̄|二;;;;;;;;;/ (|゙゙゙| |゙゙゙|)\ ;二| ̄|
<丶・m・>「白情報局長の意見はどうニカ?」
と、話を振ってきた。
そこで、一口コーヒをすするとおもむろに口を開いた。
. ∧__∧ . ∧_∧ ズズー
<● ` ― ´ > ( ´∀`) ウマー
( )(| ̄| (゙゙つ(|⌒|m
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)「まず、情報局長として皆様にお尋ねします。南北どちらが戦力的に勝っていますニカ?」
<● ` ― ´ >(`┏┓´)( □A□)「そりゃあ考えるまでもない、北のほうが優勢ニダ。」
- 186 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2006/04/19(水) 23:52:56 ID:piforymi
- 遺憾ながらその通りであった、北は戦車だけでなく重砲も保有していた、それに対してこちらは
砲兵といっても短射程の歩兵砲(歩兵連隊に配備される砲のこと)を91門ほどしかもっておらず、それも5門
故障しているという有様であった。
o __,,___
[(★)] γ⌒ヽ ヽ ~~'''''''────────ヽ
<`∀´> y ( () ) )//⌒\ グンダンボエ )
/ つ つ ゝ,__ノ ノ// ○ \────────'
〜(__ノ  ̄ ̄~// \
( ´∀`)「今は、ノースニダーの挑発に乗るべきではありません。もし、ここで挑発に乗って過剰な反応を示せば
必ず大やけどを負うことになるモナ」
<● ` ― ´ >「ふむふむ、ペク局長の言うとおりニダ。」
( ´∀`)「現時点で、甕津半島に砲兵を増派しても対して効果はないと思うモナ、ソウル防衛の上で重要ではない
地域に砲兵を増派するぐらいなら、臨津江や議政府の防備を固めるほうが先決モナ」
((、´゛)) ファビョ━━━ン!
||||| . ∧,,,,,∧
|||||| <・m・丶>_
∧_∧ |( ).| ∧_∧
(`┏┓´) ../ ̄ ̄|゙゙゙|) ̄ ̄\ <― ´ ●>
. ∧_∧ );;;/  ̄ \( ∧_∧
( □A□)二;;;/ (|゙゙゙| |゙゙゙|) .\;;;二|(´∀` )
. ||( );;;/  ̄ . \ ( )||
|| ̄|二;;;;;;;;;/ (|゙゙゙| |゙゙゙|)\ ;二| ̄|
(`┏┓´)「なんじゃい!!若いクセに消極的な!!そんなジジくさいことを言ってどうする。イルボソ帝国軍だったら
とうに貴様など予備役編入だぞ!!」
( ´∀`)「小官も将軍の気持ちはよく分かります、しかし情報局長の職責にあるものとしては、こういった強硬論には
賛成できないモナ、将軍ならお分かりかと思いますが、面子にこだわるあまりモノンハンで手痛い目に
遭ったイルボソ軍の轍を踏みたくはないのです」
(`┏┓´)「ぶわっははははっつ!!これは一本とられたニダ、確かにあのときの関東軍はのぼせ上がっておった
ニダ。分った、ペク君の意見に同意、砲兵の増派は取り下げる。」
といって納得してもらえた。
(`┏┓´)(若い割にはよくできるニダ・・・これで30年はウリナラは安泰ニダ、安心したニダ)