- 254 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2005/10/04(火) 19:03:27 ID:8833eoJ9
- >>247の続き
ソウルに入ったのは12月29日のことである。おりしも二日前の27日に韓国を5年間にわたる国連の信託統治案が決定された。
左派勢力は賛成のデモを、右派は反対のデモを行っておりソウルの情勢は騒然としていた。
┌──────────────┐
┌────┐ | ウリナラ民族の奴隷化反対 |
| ソ連は. | | 信託統治絶対反対! |
| 反省しる! | . └∧_∧ ─ ∧_∧ ─ ∧_∧─┘
└─┬──┘ < #‘Д‘> < #`_ゝ´> ミ #`Д´ミ 888888
∧_∧. || ∧_∧ ┳∪━━∪━∪━━∪━∪━━∪━┳ < #.`Д´>
< #`Д´>|| < #`Д´> .┃ 朝鮮人に対する民族的 .┃⊂( V )⊃
( //つ ( //つ ┃ 差別と迫害について断固反対する!!┃ / / .| | ヽ
(__Y__) (__Y__) ┻━━━━━━━━━━━━━━━┻└-レ─レ─ゝ
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(;´Д`) <○Д○> <`Д´ ;>
( ) ( ) ( )
| | | | | | | | |
(__)_) (_(__) (_(__)
┌──────────────┐
┌────┐ | 信託統治受諾推進! |
| 米帝は. | | 米軍は直ちに撤退せよ! |
| 反省しる! | . └∧_∧ ─ ∧_∧ ─ ∧_∧─┘
└─┬──┘ < #‘Д‘> < #`_ゝ´> ミ #`Д´ミ 888888
∧_∧. || ∧_∧ ┳∪━━∪━∪━━∪━∪━━∪━┳ < #.`Д´>
< #`Д´>|| < #`Д´> .┃ 帝国主義者による統治反対 ┃⊂( V )⊃
( //つ ( //つ ┃ 差別と迫害について断固反対する!!┃ / / .| | ヽ
(__Y__) (__Y__) ┻━━━━━━━━━━━━━━━┻└-レ─レ─ゝ
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(;´Д`) <○Д○> <`Д´ ;>
( ) ( ) ( )
| | | | | | | | |
(__)_) (_(__) (_(__)
こんなわけだから、新天地で働こうと思っても仕事が見つかるはずはない。
手に職といえば、3人とも職業軍人という貴重なスキルを持ってはいたが・・・
(;´Д`) 「軍人はNGモナ」
<○Д○>「北支や間島でいやというほど人殺しをやってきた、もうたくさんだ・・・」
<`Д´ ;>「もう、戦争は終わった、後の余生はマッターリと暮らしたいニダ・・・」
ということで、いつ成功するとも知れない職探しをすることになった・・・
- 255 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2005/10/04(火) 19:38:53 ID:8833eoJ9
- __________________
│誰かかわいそうなウリ達を雇ってください │
 ̄ ̄ ̄│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│ ∧_∧
∧_∧∧_∧<○∀○>
(´∀` );`Д´>と::::::::::)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|__________|
(´∀` )「ところでヒョン・・・こんなことで仕事が見つかるモナか?」
<○∀○>「誰か同情してくれる雇い主が見つかるニダ、心配すんな。」
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
< 兄さーん |
\_______/
___________
│同情するなら仕事くれ! │
 ̄ ̄ ̄│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│ ∧_∧
∧_∧∧_∧<○∀○>
(´∀` );`Д´>と::::::::::)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|__________|
<○∀○>「ほら、誰か拾いに来ただろ」
(;´Д`)「つーかあれは弟の仁Yモナ・・・」
__________________
│誰かかわいそうなウリ達を雇ってください │
 ̄ ̄ ̄│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ │ ∧_∧
( ・∀・) ∧_∧∧_∧<○∀○>
( ) (´∀` );`Д´>と::::::::::)
│ │ │ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(_(__) |__________|
( ・∀・)「兄さんたちここで何をしているモラ?」
<○Д○>「見てわかんねーのかよ弟君、職探しだよ!」
(´∀` )「ところでインヨプ・・・お前は何の仕事をしているモナ?」
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
<; `Д´> <○∀○> (;´Д` ) ( ・∀・)
と つ と つ と つ と つ
人 Y´ 人 Y´ 人 Y´ 人 Y´
(_, (__) (_, (__) (_, (__) (_, (__)
( ・∀・)「そのことで相談があるから3人ともついて来てほしいモラ。」
(;´Д`)「ど・・・どこへ連れて行くモナ・・・」
- 257 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2005/10/04(火) 21:09:02 ID:8833eoJ9
インヨプの後をついていくと、いつの間にか旧朝鮮総督府の建物の中にある
米軍の司令部に案内された。
..[医療室] .[警備室] [事務室]
._____ ._____ _____
.| | | | | _____ .|
../| | | | | | | ノック .|.|
/..| | | | | | |してから|.|
./ .| | ..○| | ..○| | .  ̄ ̄ ̄○|
/ ....| | | | | | |
| | | | | | | |
| | | | | | | |
| 、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \|/
| /. ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
| ./ <; `Д´> <○∀○> (;´Д`) ( ・∀・)
| / と つ と つ と つ と つ
/ 人 Y´ 人 Y´ 人 Y´ 人 Y´
.../ (_, (__) (_, (__) (_, (__) (_, (__)
<○∀○>「ここはニダー総督府じゃないか、一体何をするニカ?」
( ・∀・) 「そんなことはケンナチャヨもら!」
- 258 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2005/10/04(火) 22:03:19 ID:8833eoJ9
[サウスニダー国防警備隊本部]
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| おお!3人ともよく来てくれた。 |
\___ .________/
|/
∧,,,,,∧
<丶・m・>
( つと.) ∧__∧
||\ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\ < ` ― ´ ●>
||\\ 旦\ ( )
|| \\ .\| | |
..\|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||(__(__)
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..||
|| ..||
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ) ( ) < > < >
( ) ( ) ( ) ( )
| | | | | | | | | | | |
(_(__) (_(__) (_(__) (_(__)
|\
/ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 兄を連れてきました!
\____________
(;´Д`)「うあああ・・・やっぱりこうなってしまうモナ・・・」
李應俊(イ・ウンチュン)警備隊顧問(元日本陸軍大佐、後、韓国軍初代参謀総長)
↓
∧,,,,,∧
<丶・m・>
( つと.) ∧__∧
||\ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\ < ` ― ´ ●>←蔡秉徳(チェ・ピョントク)サウスニダー国防警備隊第1大隊長
||\\ 旦\ ( ) (朝鮮戦争開戦時の参謀総長、戦死)
|| \\ .\| | |
..\|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||(__(__)
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..||
|| ..||
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ) ( ) < > < >
( ) ( ) ( ) ( )
| | | | | | | | | | | |
(_(__) (_(__) (_(__) (_(__)
<丶・m・>「貴様らが入隊せんでどうする、どうせ職探しをしたところで見つかるわけないんだ、それだったらここで
食わせてやるから、さっさと入隊申請書にサイン汁!」
< ` ― ´ ●>「入隊すればもれなく軍事英語学校で英語の勉強がタダでできるぞ」
<丶・m・> 「君の弟さんだけでなく丁一権君もここに入隊しているぞ。」
( ・∀・) 「今のところ、アメリカ占領下で認められている軍事組織はここだけです、兄さんたちも入隊したらいかがでしょう。
- 259 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2005/10/04(火) 22:56:46 ID:8833eoJ9
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(;´Д` ) <○∀○> <`Д´ ;>
( ) ( ) ( )
| | | | | | | | |
(__)_) (_(__) (_(__)
(;´Д` )「ヒョン・・・どうするモナ・・・」
<○∀○>「もう決めたぞ!入隊するニダ!」
(;´Д` )「崔さんは・・・」
<`Д´ ;>「おまいさんが入隊するのならウリも入隊する!」
(´∀` )「じゃあ、3人で入隊して軍事英語学校に入ってそこを卒業したら、その後のことを決めましょう。」
ということで、私たち3人は入隊申請書にサインをすることにした。
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(´∀` ) <○∀○> <`Д´ ;>
_φ__C φ__C_φ__C_
/ / / / / / / /
/  ̄  ̄  ̄ /
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(;´Д` )「ヒョン・・・この名前はどういうことモナ?」
<○∀○>「新しく生きるに際し、さらに君との義兄弟の契りを結んだのを記念して名前を変えるつもりだ。」
「姓は白(ペク)名前は一(イル)だ。」
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(;´Д` ) <○∀○> <`Д´ ;>
_φ__C φ__C_φ__C_
/ / / / / / / /
/  ̄  ̄  ̄ /
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(;´Д` )「よっぽどさっきの名前が気に入ったモナね・・・しかし、ご先祖からの姓を変えるのはマズイっしょ・・・」
金姓を捨てるのはやめなさい。」と忠告すると、
<○∀○>「じゃあ、金白一(キム・ペクイル)にしよう」
といって済ませてしまった。
これが猛将金白一誕生のお話である。
・・・・・・・こうした複雑な経歴の人々が集まって一令一動で死に直面しなければならない軍隊を作り上げ、
今日のウリナラとウリナラ国軍の基礎を作り上げたのだが・・・
- 260 名前:pdcd
◆aXrmEFEU1w [sage] 投稿日:2005/10/04(火) 22:58:54 ID:8833eoJ9
その59年後・・・
__ -──‐-、,.._
i:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::ヽ
/::::::::| -─‐- |::::::ヽ
|:::::::/ ,-‐ Ll ‐-、ヾ::::::l
ヽ;;/ ,fエ:エ fエ:エ、ヽ;;/
((( . / \ )))
ヽi ヽ ノ(、__,ノヽ /i_/
\ < ー=‐ >ノ /
」-ゝr―‐==;十i _,r--――、
.ト、.j.!レ' ̄三! >ーr‐r‐r‐< _,.r<"「 l_____
____,..r--r=ヾヽj,r―'"≦__ ̄ ̄r―'"\\ \r",.-、, \
∧ ト-'‐'"三へ>ト-‐'"~ ゙i / \\(_.人 ヽ._ ヽ
レ'へ._ノi 「 \ ゙l //./",「 ̄/ / / ヽ-ゝ. \ /
レ'// .l l ! ! i/./ ./ / / / ,( \ ノハ
レ'/ .! ! i ゙'!  ̄ ∠, / ヽ._ ,ター '",〈 !
我が忠勇なる大韓民国民よ、間もなく親日派の全てが反民族行為追及特別法によって消える。
この行いこそ我等韓民族の正義の証しである。決定的打撃を受けた親日派に如何ほどの力が残っていようとも、
それは既に形骸である。敢えて言おう、カスであると!
それら軟弱の集団が、この国難を生き抜くことは出来ないと私は断言する。
我が半島は我等選ばれた優良種たる抗日後継志士に管理運営されて、初めて永久に生き延びることが出来る。
これ以上戦い続けては民族そのものの危機である。親日派の無能なる者どもに思い知らせてやらねばならん。
今こそ我が民族は明日の未来に向かって立たねばなぬ時であると!
ウリナラ・マンセー!
∧_∧ ∧_∧
<,,‘∀‘>. (`Д´# )
( ) ( W )
| | | | | |
〈_フ__フ (_(__)
(`Д´# )「386世代の言うことばっかり聞いてじゃねーよこのアカの手先が・・・」
<,,‘∀‘>「フン・・・時代遅れの軍国主義者の糞爺が・・・さっさと戦友たちの所へ逝くニダ!」
//
\ / //
ビシィ! 从\ /
. アイゴー 。∧_∧。゚\ ∧_∧ ミ
. ゚∩゚‘Д‘>'') \(`Д´# )
ヽ ノ と )
| | | く くヽ \
〈_フ__フ. (__)(_)
(`Д´# )「ウリがだんまりしてるからって図に乗るのは許せん!徹底的におしおきしてやるモナ!」
徹底的にやっちゃってください。 作者より。
幕間 自由への脱出 完