- 114 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/26(火) 22:26:27 ID:k/5qTPMf
- 師範学校を卒業する直前、意を決して母に相談した。
/人ヽ ∧_∧
<*゚A゚> (´∀` ) オモニ…
( v。) ( )
| | │ │ |
UU (_(__)
(´∀` )「軍人になりたいんだけど、師範学校卒業したら、軍官学校行ってもいいニカ?」
<*゚A゚> 「ソンヨプ、自分のいいと思った道を行きなさい。」
こうして、母の承諾を取り付けた私は、書類を整え、奉天にある満軍軍官学校を受験することにした。
日本の市ヶ谷(陸士のこと)にも十分いけるだけの実力があったのだが、修学旅行でよく行った満州の
方がなじみがあったし、なりよりも日本と比べて同胞が多く、気軽な感じがしたのだ。さらにいえば、満州国軍
には間島特設隊のような韓国人部隊もあり、日本軍よりも勤務しやすいと思ったのだ。
∧_∧ ∧_∧ ウリニツヅクモナー
<;`Д´>___,, <丶`Д´>___,,
(つニ∩---' ̄ ̄ (つニ∩---' ̄ ̄ /
人 ヽノ 人 ヽノ ∧_∧ ∧_∧ /
〈__〈 ∧_∧ 〈__〈__フ <丶`Д´>┏ ( ´∀`) 〆
<*`Д´>___,, .( : つ と つ
(つニ∩-- ∧_∧ 人 ヽノ 人 Y´
人 ヽノ <#`Д´>___,,〈__〈__フ (_, (__)
〈__〈__フ (つニ∩---' ̄ ̄
人 ヽノ
.〈__〈__フ
- 115 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/26(火) 22:55:10 ID:k/5qTPMf
- 幸い、試験に合格することができたのだが、問題は、先生として勤務義務であった。
私と同じ経歴を持つ朴正熙将軍は、先生になって勤務義務を果たしてから軍官学校に
入学したが、私はその気がなかった。そこで、軍官学校の校医で韓国人の方がいたので
その方に相談してみることにした。
∧◎∧
< ´∀`>
⊂[\ /]⊃
|___'∴_|
(__)_)
軍医、元容徳(ウォン・ヨントク)
(´∀` )「師範学校からきたのですが、教師勤務義務を何とかしなければなりません、軍医殿のお力添えを。」
< ´∀`>「分った、ウリに任せるニダ」
__
/__|_ ∧_∧
/_了゚Д゚) (´∀` )
(|〆/|) ( )
/|  ̄ | │ │ │
∪ ∪ (_(__)
/_了゚Д゚) 「問題はない、期日どおりに着校せよ。」
(´∀` ) 「了解いたいました!」
師範学校からは、奨学金の返還請求がきただけであった。
- 117 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/27(水) 20:11:08 ID:tAIFRKd9
- 勇んで行った奉天であったが、現実はバラ色ではなかった。入学したのは極寒の頃で、
寒さに悩まされた、さらに食事はとても粗末なもので、家の食事もそんなに贅沢と言うわけでは
なかったが、それでも軍官学校の食事の粗末さは酷かった。
____
|____o__|
( ill ´Д`) マズイモナ・・・
ノ つ!;:i;l 。゚・
と__)i:;l|;:;::;:::⊃
⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃
____
|____o__|
(;´Д`) サムイモナ・・・
( ( つ ⊂ ))
〉 〉く く
( (__)(_.)) ...ガクガク
最初の三・四ヶ月ほどはすべてをあきらめて平壌に帰ろうかと思ったほどであった。
いや、いまさら帰れない、と自分に言い聞かせて思いとどまったほどだ。
- 118 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/27(水) 20:27:04 ID:tAIFRKd9
- 軍官学校の区隊長に傅連和と言う厳しい人がいた、
____
|____o__|
ヽ< #`Д´>ノ 下がってろ!ペク・ソニョップ!
| | 区隊長の傅連和118をgetする!
ノ| ̄ ̄ヽ
∪⌒∪
>>117 貴様!ウリの満軍をどうするつもりだ!
>>117 口でクソたれる前と後に「チュンソン」と言え!
>>117 ふざけるな!大声だせ!タマ落としたか!
>>117 貴様には両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない!
>>117 飯がまずいと文句をたれるぐらいならさっさとオンマの乳を吸いに帰れ!
>>117 まるでそびえ立つクソだ!
>>117 タマ切り取ってグズの家系を絶ってやる!
>>117 アボジのファックの方がまだ気合いが入ってる!
>>117 アメリカに行く前に戦争が終わっちまうぞ、アホ!
- 119 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/27(水) 20:37:41 ID:tAIFRKd9
- しかし、運命とは残酷なものをするもので、ペク将軍は軍団長、傅連和は人民軍の連隊長として戦場で干戈を
交えることになろうとは・・・
__
/ \
[ (★) ]_ /_☆__ .|
ヽ< #`Д´>ノ `(´∀` .||┘
| | ( )
ノ| ̄ ̄ヽ | | |
∪⌒∪ (_(__)
- 122 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/29(金) 03:25:15 ID:Lsuqx2ge
- こんなこともあったが、一年もたてば生活にもなれ、苦もなく過ごせるようになった。
それよりも学ぶことの方が楽しかった。軍事だけでなく、中国語や中国事情の授業は
今でも役に立っている。
私たちの教官は、満州国皇帝の実弟、溥傑氏であった。
皇弟だからと言って驕ることなく大変温厚な方であった。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧∧||
|| グンジンハチュウセツヲ /満\ いいですね。
|| ホンブントスヘシ \ (○∀○)
||________ ⊂ ⊂ |
∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ | ̄ ̄ ̄ ̄|
< ∧ ∧ < ∧ ∧< ∧ ∧ | |
〜(_< ∧ ∧ __< ∧ ∧__< ∧ ∧ ̄ ̄ ̄
〜(_< ∧ ∧_< ∧ ∧_< ∧ ∧ はい!教官!
〜(_< ,,>〜(_< ,,>〜< < ,,>
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
また、日露戦争の激戦地であった遼陽で演習をしたこともある。
__
/_満|__ __
//) ゚Д゚) _,,,,,,,_ __ /_x__|__ _
ヽ,____/|〆 γ__満_ヽ / / /_了 ゚ー) ./ /
. .|,,,T,,,| ○/_Y ´∀`)ロ三三llll==== /__つ_つ/_/
. じ'`J とlll⌒⌒__つ r-┻-t と_ヽ_) ._/_
そのときに、ロシア軍の掘った塹壕の跡地で、深みにはまってしまい、出るに出られなくて、
困ったことが苦い思い出として残っている。
∩∧_∧
(+∀+ ,) デ・・・デラレンモナ・・・
⌒⌒⌒⌒⌒⌒
- 123 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/29(金) 03:37:47 ID:Lsuqx2ge
- さらに、卒業前の1941年の冬にこんなことがあった。
関東軍の参謀であった、甲谷悦男中佐が講演に来たのだが、その席で、
_______________
| 独逸と蘇聯との戦争に於いて、
| 決戦はモスクワではなく、
. Λ Λ / スターリングラード
(,,゚Д゚)⊃ にて行われる
〜/UУ/
. │ :│
UU  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
と予言し、さらに、
(,,゚Д゚)「その戦での勝者が、世界の覇者となる」と予言した。
モスクワ攻略戦の前後の時期にどうしてこういった予言ができ、
それが的中したのか、不思議でならない。
- 124 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/29(金) 04:08:42 ID:Lsuqx2ge
ペク君のために一言補足しておきます、
2,26事件で軍を追われた高級将校の何人かは
満州国軍に顧問として迎えられており、皇道派の
将校のうち、政治に係らない純粋な作戦家の多くは、
(小畑将軍など)こういったことを予言していまつ。
______ ___________
.∨
∧ ∧
( ゚Д゚) [|] _
< y~|⊃ ..|講|
/旦 ̄ ̄ ̄ ̄\.|談|
,| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||ギ|
.| ..||コ|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄