- 92 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/06/27(月) 00:04:29 ID:Tjd+UGGX
- >>83の続き
この民族の行く末を暗示するかのように、この幸福は長くは続かなかった・・・。
父、白潤相が29歳と言う若さで病死したのである・・・。
∧△∧ スマソ・・・逝ってくるニダ
< ´∀`>
( ∪ ∪
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ν′
∩ ∧_∧
⊂⌒/ /(ハヽヽ ( ´Д⊂ヽアイゴー
`ヽ_つ ⊂ノ アボジー ( __)
(__ つ
∧
< /ヽ--、___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この時代、女手一つで子供を育てながら農業や小作人を束ねて土地を運営するなど不可能なことであった、
意を決した母、方孝烈は徳興里の財産を処分して、平壌市内に移り住むことにした。
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⌒~;:`ヽ <ロ >ハハ ハハ ハハ ((;;;(;::( ::::(;;;;;;;;
;;:") :;;;;ゞ:ヽ.,,、,,_ __ | u,.(。 ), (。 ) <。 >,.,_ _,_,.,_ __ _,,..,(;;(;::
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;;:"'') ::::;"'')' / .,,. i `ヽ(;;(;;; 从;;;;;;;;::
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v ww ::ノノ' / ,.,,., | '""'"'' ν;: ;;::::ilノ
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平壌までの徒歩での旅は今でも私は鮮明に記憶している(白善Y)・・・
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- 101 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/18(月) 02:55:18 ID:56afCRYI
- >>92の続き
平壌での一家4人の新しい生活が始まったが、2年ほどで処分した財産の蓄えは尽きた。
平壌には事業を起こして成功した親戚はいくらでもいたが、母はそれに頼ろうとはしなかった。
万策尽きた母が選んだ道は一家心中であった。
親子四人で大同江に身投げをしようというのである・・・。
┌─┐
|大 |
│同│
│江│
│だ .|
│よ .|
/人ヽ /人ヽ バカ ゴルァ │ !! . |
<*゚д゚>.∧_∧ ∧_∧ <゚ー゚*> └─┤ プンプン
( v。) (´∀`.)丶(・∀・.) ⊂ノ )ヽ<`Д´>ノ ヽ<`Д´>ノ <`Д´>ノ < `Д>
| | ( )o .( )o | | | ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
 ̄ ̄| ̄UU ̄|∪∪ .し.し  ̄ UU ̄| ̄◎ ̄ . ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎−>┘◎
 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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_∧∧ ,,_
∧_∧ / \
( ´∀`) i~''ー、 ,,,__ (´ハ` )8
=-( yつ=―――--i |  ̄~ー⊂ヽ三ノ .)§-=
ヽ___」ヽ | . | (( ノ
⌒ し' 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 しし'
) ノ | 〜‐ 〜‐ | (
ノ λ -〜 | | 〜- 人
/ ヽ J 。゜. ‐〜 J -〜 λ ヽ
从 ( ∧_∧ 。゚ ) ヽ
〈 乂 < `∀´ > 〜‐ ノ
) 〜‐ ⊂、 つ 〜- < ∠
ノ ヽ ヽ -〜 人
- 102 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/18(月) 03:15:45 ID:56afCRYI
- オムニ・・・
/人ヽ /人ヽ
<*゚д゚>.∧_∧ ∧_∧ <゚ー゚*>
( v。) (´∀`.)丶(・∀・.) ⊂ノ )
| | ( )o .( )o | |
UU ̄|∪∪ .し.し  ̄ UU
<゚ー゚*> 木も三年たたねば根づかないと言います。あと三年我慢しましょう。
死ぬのはそれからでもいいではありませんか。
姉のこの一言で目の覚めた母は目が覚め、私たち一家は無事に家に帰った。
私が師団長として平壌一番乗りを果たしたとき、真っ先にこのときのことが
脳裏を駆け巡った。
チッ・・・ヨケイナコトヲ・・・ テードンガンニソノママトビコンデアボーンシトケバヨカッタモノヲ
∧ _∧ ∧_∧ _[,(★),,,,,]
ヾミ□-□> <`∀´ ;,> <`∀´ ;,>
/∪ : つ )) (゚゚.: ii゚゚) と,゙゙.: ii゙゙)
ノノ| |ノノ | | | | | |
んヘし^J´ <_<__〉 <_<__〉
キムイルソンとその同務たち。
- 105 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/23(土) 09:48:39 ID:n+NOnDrD
- それから、母は必死で働いた。姉も学校を卒業すると働き始めた。やがて家計も安定し、
私たち二人は学校に通えるだけの余裕ができるようになった。
∧_∧ ∧_∧
(´∀` ) (・∀・ )
と つ と つ
`Y 人 `Y 人
(__) ,_) (__) ,_)
私の毎日は、弟を連れて大同橋を渡り、国民学校に通ってすぎていった。
弟は小さい頃から活発で、戦争ごっこなどをして遊んでいた。
∧_∧ ∧_∧ ハラダイットウソツ、ゲンブモン、イチバンノリ
<;`Д´>___,, <丶`Д´>___,,
(つニ∩---' ̄ ̄ (つニ∩---' ̄ ̄ /
人 ヽノ 人 ヽノ ∧_∧ ∧_∧ /
〈__〈 ∧_∧ 〈__〈__フ <丶`Д´>┏ ( ・∀・) 〆
<*`Д´>___,, .( : つ と つ
(つニ∩-- ∧_∧ 人 ヽノ 人 Y´
人 ヽノ <#`Д´>___,,〈__〈__フ (_, (__)
〈__〈__フ (つニ∩---' ̄ ̄
人 ヽノ
.〈__〈__フ
それに比べ私は、ひとりで本を読むのが好きで、日本人街の書店に本を買いにいった。
∧_∧
( ´∀`)
(つ|⌒|⌒|
(⌒)(⌒)
- 106 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/23(土) 09:56:27 ID:n+NOnDrD
- | |
| 堂 省 四 の 本 .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\________|
こんにちわ、おじさん |
________/
ガラツ
|||||||||| | | | |||||||||||||||||||| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
=== ∧ ∧ | .| |||||| ∩∩ 彡 | オヤ、ソンヨプ君
|||||||||| | (´∀`) | (´ー`)/ < いらつしゃい。
ΠΠΠ< ヽ/|つ| _□ ( つ \________
□□□ ||/||| | |≡≡≡≡≡≡
 ̄ ̄ ̄| U U .| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 109 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/24(日) 23:48:18 ID:TM6sd6eW
私は、その後、平壌師範学校に入学することができた、大学へ行きたかったのだが、
我が家にはそれほどの家計はなかった、そこで、卒業すれば学校の先生として給料が
もらえる師範学校に行って、家計の足しにしようと考えたのである。
∧_∧
(´∀` )
_φ__C_
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|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
- 110 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/25(月) 00:35:26 ID:fu7kIoXV
- || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| 忠君 ∧_∧ いいですね。
|| 愛国! \ (´∀`)
||________ ⊂⊂ |
∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ | ̄ ̄ ̄ ̄|
< ∧ ∧ < ∧ ∧< ∧ ∧ | |
〜(_< ∧ ∧ __< ∧ ∧__< ∧ ∧ ̄ ̄ ̄
〜(_< ∧ ∧_< ∧ ∧_< ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_< ,,>〜(_< ,,>〜< < ,,>
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
しかし、どうも田舎の小学校の先生で終わることに疑問を感じるようになってきた。
師範学校にいる配属将校も軍事訓練での成績の良い私に、陸士へいくことを薦めてくれた。
ペク君、陸士へ行く気はないかね。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__
/__|__ ∧_∧
/_了゚Д゚) (´∀` )カンガエテオキマス
(|〆/|) ( )
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∪ ∪ (_(__)
- 113 名前:<丶`∀´>さん[sage]
投稿日:2005/07/25(月) 20:04:53 ID:fu7kIoXV
- >>110の補足
(;゚Д゚)アこのAAの作者でつ、ペク将軍が入校したのは満州国軍官学校
でしたが、実際に何人かの配属将校は日本陸士への進学を勧めていたことは
疑いないと思います、彼が陸士ではなく、軍官学校を選んだ理由は後の回で
説明したいと思います。