- 218 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:14
- ∧_∧
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(´∀` )<
今度は何を読むモナ??
∧_∧ .
( ) \__________
( ・∀・) | | |
(つ|⌒|⌒| (_(_) .∧ ∧
ロッポンゾーッテナンダヨ
(⌒)(⌒) (゚Д゚ ) ̄ ̄ ~〜
___∧_________ U U ̄ ̄U U
|
| ろっぽんぞーというお話だよ
|
- 219 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:16
- ある所にギコ夫婦がおりました。
みごもった妻は、夫にお願いをしました。
|あなた……すごく苦しいの。
|お隣の家の庭にあるろっぽんぞーを
|食べないと、氏んじゃうワ
└──v──────┬───────────
____ΛΛ._ ΛΛ | よし。漏れが盗ってくる。
||___(,,゚Д゚) || (゚Д゚,,)< だから、頑張れ!
|\⌒⌒⌒⌒\⊂⊂ | ──────────
| \ \ )
\ |⌒⌒⌒⌒⌒|∪
\|_____|
- 220 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:17
- 夫ギコは隣の庭にこっそりと忍び込み
たわわに実っているろっぽんぞーをとろうとしました。
⊂⊃
__/● ⊂⊃
| |● ●
| |
|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ●
/| ̄● ̄ ̄● ̄ ̄
| ● ┌─────────
| ∩∧ ∧o〇|この実をもらおう……
| ヽ(゚Д゚,,) └─────────
| | つ
| ( )
/ 丶\ ∪∪
"""""""" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 221 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:18
- しかし、すぐにお隣の住人ヒッキーに見つかってしまいました。
|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ●
/| ̄● ̄ ̄● ̄ ̄
|
| ∧ ∧ ヤバイ!
| (,,゚Д゚)
| |つ● ナニヲヤッテイルンダ
| ( ) (-_-)
/ 丶\ ∪∪ (∩∩)
"""""""" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 222 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:19
- 夫ギコは必死に許しを乞いました。
|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ●
/| ̄● ̄ ̄● ̄ ̄
| │妻が病気なんです。見逃してください。
| └─v───────────────
| ∧∧
| (,;゚Д゚;) オマエノコドモヲ、オレニクレタラ
| ./つ● (-_-) ミノガシテヤル
/ 丶\ 〜(___/ (∩∩)
"""""""" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
夫ギコは、ヒッキーの交換条件を飲み、見逃してもらいました。
- 223 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:20
- 家に帰ると、早速、妻ギコにろっぽんぞーを与えました。
ウレシイワ
____ΛΛ._ ΛΛ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||___(,,゚Д゚) || (゚Д゚,,)< ほら、ろっぽんぞーだよ
|\ ⌒⊃●⌒\⊂⊂| └──────────
| \ \ )
\ |⌒⌒⌒⌒⌒|∪
\|_____|
子供をあげる交換条件をのんでしまいましたが、
何とかなるだろう、とタカをくくっておりました。
- 224 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:22
- ろっぽんぞーのお陰か、妻の体調は良くなり
かわいらしいちびギコが生まれました。
∧∧ ∩∧ ∧∩
(,,゚ー゚) ∧ ∧ ヽ(~Д~)/
./つつ (,,・д・) | |
〜(___/ 〜(___ノ (___)〜
子供が生まれた噂をききつけて、隣のヒッキーがやってきました。
∧∧ ∩∧ ∧∩
(,,゚д゚) ∧ ∧ ヽ(,,゚д゚)/ ヤクソクドオリ、
./つつ (,,・д・) | | (-_-) コドモヲクレ!
〜(___/ 〜(___ノ (___)〜
(∩∩)
ギコ達は約束を守る気はさらさらありませんでした。
∧∧イッテヨシ!! イッテヨシ!!
(,,゚д゚) ∧ ∧ ∧∧ ヤクソク……
./つつ (,,・д・) 〜~ ̄ ̄(,,゚д゚) (-_-)
〜(___/ 〜(___ノ U U ̄ ̄U U (∩∩)
ところが、このヒッキーは悪い魔法使いだったのです。
哀れ、親ギコはやられてしまい、ちびギコは連れ去られてしまいました。
アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
∧∧ (
゚∀゚)ノ
〜_ __ ∧∧ __ ∧∧ (;д;)ノ(
)
⊂⊂⌒ ⊃(- -)っ⊃(- -)っ 〜(___ノ ノ \
- 225 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:23
- そして、ちびギコはろっぽんぞーと名づけられ
ヒッキーによって育てられました。
やがて、ろっぽんぞーが大きくなると
ヒッキーは高い塔の上にろっぽんぞーを閉じ込めました。
┬┴─┬┴─┬┴─┤ ⊂⊃
┴─┏━━━━┓┬┤
─┬┃:::::::::::::::::::::┃┴┤ ⊂⊃
┬┴┃:::∧∧:::::::┃─┤
┴─┃:(,,・д・) ::┃┬┤
─┬┗━━へ━┛┴┤ その塔には出入り口はなく
┬┴─┬┴─)-┴─┤ ヒッキーは、長く伸ばしたろっぽんぞーの
┴─┬┴─-(┴─┬┤ シッポを使って出入りしておりました。
─┬┴─┬┴)-┬┴┤
┬┴─┬┴-(┬┴─┤
┴─┬┴─┬)-─┬┤
─┬┴─┬-(─┬┴┤ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┬┴─┬┴─)-┴─┤ <ろっぽんぞー、ろっぽんぞー
┴─┬┴─-(┴─┬┤\(゚∀゚ ) |シッポを垂らしておくれ
─┬┴─┬┴)-┬┴┤ ( )\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┬┴─┬┴-(┬┴─┤ くく
"""""""""""""""""" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 226 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:24
- ある日のこと、偶然塔を通りかかった王子モナーは
窓から見えるろっぽんぞーのかわいらしい姿に
すっかり虜になってしまいました。
┴─┏━━━━┓┬┤
─┬┃:::::::::::::::::::::┃┴┤
┬┴┃:::∧∧:::::::┃─┤
┴─┃:(,,・д・) :::┃┬┤ Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─┬┗━━━━┛┴┤ (´∀` )< かわいいモナー
┬┴─┬┴──┴─┤ ( )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | |
(_(__)
- 227 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:26
- 何とかろっぽんぞーに会ってみたかったモナーは
ヒッキーがいないときを見計らってろっぽんぞーに話し掛けました。
┴─┏━━━━┓┬┤
─┬┃:::::::::::::::::::::┃┴┤ ⊂⊃
┬┴┃:::∧∧:::::::┃─┤
┴─┃:(,,・д・) ::┃┬┤
─┬┗━━へ━┛┴┤
┬┴─┬┴─)-┴─┤
┴─┬┴─-(┴─┬┤
─┬┴─┬┴)-┬┴┤
┬┴─┬┴-(┬┴─┤ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┴─┬┴─┬)-─┬┤ <ろっぽんぞー、ろっぽんぞー
─┬┴─┬-(─┬┴┤ Λ_Λ |シッポを垂らしておくれ
┬┴─┬┴─)-┴─┤(´∀` )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┴─┬┴─-(┴─┬┤( )
─┬┴─┬┴)-┬┴┤| | |
┬┴─┬┴-(┬┴─┤(_(__)
"""""""""""""""""" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
すると疑うことを知らないろっぽんぞーは素直にシッポを垂らします。
- 228 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:27
- そのシッポを使って、エッサエッサとモナーは塔を登りはじめました。
┴─┬┴─-(┴─┬┤
─┬┴─Λ_Λ┬┴┤
┬┴─-( )┴─┤
┴─┬-( ○ )─┬┤
─┬┴-/ /||┬┴┤
┬┴((( )( )))─┤
┴─┬┴─-(┴─┬┤
- 229 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:28
- ところが、ヒッキーより明らかに重いモナーの体重のせいで
シッポは途中で切れてしまったのです。
┬┴Σ:::∧∧::::::::┃─┤
┴─┃:(,,゚д゚;) :::;;┃┬┤
─┬┗━━へ━┛┴┤
┬┴─┬┴─)-┴─┤ モナーはそのまま落ちてしまい
┴─┬┴─┬┴─┬┤ 頭を打って氏んでしまいました。
─┬┴─┬┴─┬┴┤
┬┴─┬┴─┬┴─┤
┴─┬┴─┬┴─┬┤
─┬┴─┬┴─┬┴┤
┬┴─┬┴─┬┴─┤
┴─┬┴グシャッ-─┬┤ Σ(゚д゚ )シッポガキレタ
─┬┴☆┬┴─☆┴┤ /(/ )
┬┴─( ̄☆/ ̄)─┤ ノく
""""""(∧_∧)""""""" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
塔に入れなくなったヒッキーは
完全にひきこもってしまい
ウツダシノウ
(-_-)
(∩∩)
一人、高い塔の中に残されてしまったろっぽんぞーは
飢え氏にしてしまいましたとさ。
( Λ_Λ
⊂ ´⌒つ_ _)つ
- 230 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 22:29
∧_∧
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(´∀`;)<救いようの無い話モナ……
∧_∧ .
( ) \_________
(; ・∀・) | | |
__ (つ|⌒|⌒| (_(_) ∧∧ダカラロッポンゾーッテ、ナンヤネン
/本/| (⌒)(⌒) (゚Д゚ ) ̄ ̄
~〜
|  ̄ |/___∧_________ U U ̄ ̄U U
 ̄ ̄ |
| きっと次のお話は大丈夫だよ・・・
-
-
- どなたかが調べてくださいました。
- ↓
-
- 243 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 23:27
- http://www.google.com/search?as_q=%83%8D%83v%83%93%83c%83F%83%8B&lr=lang_ja
ロプンツェルに該当するページが見つかりませんでした。
"ロプンツェル"を含むページは見つかりませんでした。
http://www.google.com/search?q=%83%89%83v%83%93%83c%83F%83%8B&lr=lang_ja
日本語のページからラプンツェルを検索しました。 約4,640件中1
- 100件目
- 244 名前:( ´∀`)さん
投稿日:2001/07/11(水) 23:27
- フランスのド・ラ・フォルスの妖精物語「ペルシネット」をフリードリッヒ・シュルツが翻訳、それをグリムが取り上げた。ラプンツェルはチシャ菜(サラダ菜の一種)の意。
Original Story
子供を欲しがっていた夫婦の間にようやく子供が生まれることになった。ある日、家の裏に住む年老いた妖精の庭のラプンツェル(チシャ菜)を妻が食べたがったので夫は盗んで食べさせた。妖精はこれを許さず、ラプンツェルの代わりに、生まれた子供を差し出すように言った。女の子が生まれると、妖精はすぐにやってきて、連れ去ってしまった。女の子は「ラプンツェル」と名づけられ、高い塔の上で美しく成長した。塔には入り口も階段もなく、一番上に小さな窓があるだけで、妖精は彼女に見事な黄金の髪を下ろさせて、それを伝って塔に登った。ある時、この国の王子が、塔の近くを通りかかりラプンツェルの存在に気づいた。彼女の美しい歌声と姿に夢中になった王子は、妖精が彼女の髪を伝って登っていることを知り、同じ方法で塔の上に登ることができた。ラプンツェルは恋に落ち王子の子供を身ごもった。このことに気づいた妖精は激怒し彼女の髪を切り、塔から追い出してしまった。そして、たずねてきた王子を塔の上までおびき寄せると、突き落としてしまった。王子は目が見えなくなり、国をさまようことになった。ラプンツェルは、男の子と女の子の双子の子供を産み、森の中で貧しい暮らしをしていた。そこに、王子が通りかかり、ラプンツェルは彼のために涙を流した。すると、王子の目にその涙が入り、目が見えるようになった。