- 398 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:15
∧＿∧
（ ・∀・）
（つ|⌒|⌒|
(⌒)(⌒)
＿＿＿∧＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|
| せっかくだから次の話は「フランダース｣だよ。
|
- 399 名前：（；´∀｀）話うろ覚え投稿日：2000/12/26(火)
13:27
フランダース
昔々あるところにそれは仲の良いぞぬともなの二匹が、
ご主人様と暮らしておりました。
／￣￣￣￣＼
／ ● ●､ ﾖｰﾃﾞﾙ
|Y Y
＼ ﾖｰﾃﾞﾙ〜♪
| | | ▼ | ｵｼｴﾃ
ｵｼﾞｲｻﾝ〜♪
∧＿∧.| ＼／ ､＿人_|
（´∀｀ ） ＿＿＿ノ
（ ）ヽ ／
｜ ｜ | ｜ ｜ |
（＿（＿） （＿_）＿）
- 400 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:32
二匹は毎日牛乳配達のアルバイトをして生計を立てていました。
二匹はひたすら貧乏でした。ご主人様が瀕氏状態だったからです。
|────────
|────────
|────────
奥さんどう？
牛乳 ／￣￣￣￣＼────
1本おまけしとくよ ／
＼───
ｿﾞﾇっと |
Y Y ＼──
､ ,、 ,、 , , |
| | |──
___|_____||_____||_____|____|____ | ∧＿∧＼／
､_|──
|＿＿＿|＿＿________＿.||=========Ｏ | （ ）
＿＿ノ─日：─
|＿＿＿|＿ .／／＼＼ || ＼
（ ）もな〜 ──
|＿＿＿|____| | O.| |_|| ｜ ｜ ｜ | ─────
￣＼＼ ／ ＼＼／／ （_ （__.（_＿）┬─┬─┬─
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 401 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:34
二匹は毎日牛乳配達のアルバイトをして生計を立てていました。
二匹はひたすら貧乏でした。ご主人様が瀕氏状態だったからです。
|────────
|────────
|────────
奥さんどう？
牛乳 ／￣￣￣￣＼────
1本おまけしとくよ ／
＼───
ｿﾞﾇっと |
Y Y ＼──
､ ,、 ,、 , , |
| | |──
___|_____||_____||_____|____|____ | ∧＿∧＼／
､_|──
|＿＿＿|＿＿________＿.||=========Ｏ | （ ）
＿＿ノ─日：─
|＿＿＿|＿ .／／＼＼ || ＼
（ ）もな〜 ──
|＿＿＿|____| | O.| |_|| ｜ ｜ ｜ | ─────
￣＼＼ ／ ＼＼／／ （_ （__.（_＿）┬─┬─┬─
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 402 名前：（；´∀｀）うわっ投稿日：2000/12/26(火)
13:40
でも人の善いご主人様がいてくれて、
なにより二匹はともにいっしょにいることを幸せと感じていました。
⊂⊃
⊂⊃ ⊂⊃
／￣￣￣￣＼
／ ● ●､ ｿﾞﾇ〜ﾘ
|Y Y ＼
| | | ▼ | もな〜
| ＼／ ､＿人_| Λ Λ
|
＿＿＿ノ （´∀｀ ）
＼
／ つ つ
／
／､ ＼
人 Ｙ
((（ （＿_） （＿_） し
（＿）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 403 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:42
そんなある日、瀕氏状態だったご主人様がとうとう逝ってしまい、
ご主人様の財産も悪どい親戚とぬかす輩にすべて没収となってしまいました。
二匹はそれはもう大切な人を失ったことを嘆き悲しみました。
（（ ⌒
⌒ ）
⊂⊃ （ ⌒ ） ⊂⊃
⊂⊃ （ ⌒ ））
|￣￣￣￣|l
|───||
|--|--|-||
|＿|＿|_.||
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／￣￣￣＼ |
―――――――――
／ ○ ○、 |
―――――――――
| Y Ｕ Ｕ ヽ |
―――――――――
| | ∧＿∧ | |
―――――――――
＼／ （ TДT）もなー ｜―――――――――
＼ ゛ __（ ∩∩） ｜―――――――――
| ｜ ｜ ｜ | |
―――――――――
（_＿）__（_＿）＿） ,,,,,,,,|
┬──┬──┬──
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
- 404 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:43
そんなわけで住む家さえも失った二匹は寒空の中、
路頭に迷うことになりました。
:::゜::::::::::::::::::::::::::::::::::｡:::::::::::::｡:::::::::::::::::::::::::..........゜:::::::::::::::::::::::::::::::...............
:::::::::::｡:::::::::::::::::::::::....................... ゜ ...............::::::::::::::::::::::::........｡......::::::
............. ......o ...........::::::::::::::::o:::............. ｡...............::::::::::::::::::::........
..... .......................::::::::::::::::..........:::::::｡:::::.......... ...........::::::::::::::...............
｡ ........ ...... .......｡ ......... .......... ｡.......... ｡ ....
｡
o o
o ｡
o
o ／￣￣￣￣＼ ｻﾑ!
／ ＼ o
| Y Y ＼
| | | | もな〜…
o | ＼／ ∧＿∧ o
| ＿＿_（ ）
o ヽ ゛゛ ／
（ ） o
| | | ｜ ｜ |
（__（＿＿） （＿（＿_）
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
⌒⌒ ⌒⌒⌒ ⌒⌒ ⌒
- 405 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:43
牛乳配達のアルバイトもこの不況の煽りで解雇されて、
食べるものにも困っていた二匹は幸運なことに
雪の中に埋もれているサイフを拾っちゃいました。
:::゜::::::::::::::::::::::::::::::::::｡:::::::::::::｡:::::::::::::::::::::::::..........゜:::::::::::::::::::::::::::::::...............
:::::::::::｡:::::::::::::::::::::::....................... ゜ ...............::::::::::::::::::::::::........｡......::::::
............. ......o ...........::::::::::::::::o:::............. ｡...............::::::::::::::::::::........
..... .......................::::::::::::::::..........:::::::｡:::::.......... ...........::::::::::::::...............
｡ ........ ...... .......｡ ......... .......... ｡.......... ｡ ....
o o
o
o
o
／￣￣￣￣＼ o
／● ●
＼
o /
| |
| ▼ |
|
o もな！ | __人＿,
| | o
∧＿∧ ＼__∨_____ ＼／
（ ´∀｀） ,, ＼_ ／
o （ つ ）つ目 | | ｜ o
（_＿）＿） （＿_（＿_）
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒＾＾＾＾＾＾＾＾＾⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒⌒
- 406 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:44
でもとても善い子だった二匹はそのお金を使うことなく落し主に
届けることにしました。しかし体力の衰えが激しく死期が近いことを
悟っていたぞぬは、もなだけで行くように頼み、己は死地を求めました。
「もなだけは生きていて欲しい…、そして幸せになって欲しい…」と願い。
:::::::::::｡:::::::::::::::::::::::....................... ゜ ...............::::::::::::::::::::::::........｡......::::::
............. ......o ...........::::::::::::::::o:::............. ｡...............::::::::::::::::::::........
..... .......................::::::::::::::::..........:::::::｡:::::.......... ...........::::::::::::::...............
｡ ........ ...... .......｡ ......... .......... ｡.......... ｡ ....
o
o o
／￣￣￣￣＼
o ／ ― o
〜〜 | Y Y
＼ ﾊﾗﾍｯﾀ…
〜〜 | | | ▼
〜〜〜 | ＼／
＿＿ノ o
o 〜〜 | ＿＿ノ
ヽ゛゛ , _／ o
o / / | o
((（ （＿_） _＿）
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
- 407 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:45
よくご主人様と来ていた教会にようやくたどり着いたぞぬは、
まさに虫の息状態、冷たい石畳の上で意識も吹っ飛んでいました。
o ／| .::| o .| .::| ...|
O
Ｏ ／ ::|￣￣￣￣|￣￣￣￣|￣￣￣￣|￣￣￣￣|￣
／ ..::| ｡ ...| ...|
o :| ...|
／ o |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣|
／￣￣￣￣＼ Ｏ
| ／ ― ―､ .........................................................
| |Y Y ＼ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::o:::::::::::
| Ｏ | | | ▼ | ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;o;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
￣￣￣／| | | |へ _ 人 | ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ | ／丶＼／（＿_）＿＿＿ノ ⌒⌒
／ | ／ ⌒⌒ ⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒
／ |／ ⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒
その時、聞き覚えのある声がかすかな意識の断片から響いてきました。
「もな〜…」と。
- 408 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:46
そう、そこにはもながいました。もなはぞぬが心配で探していたのです。
ぞぬが願っていたもなの幸せとは、ぞぬといっしょにいることでした。
ぞぬはもながそばにいてくれる、それだけでもう思い残すことはありません。
／ ／ | :| o o
／ ／ |／:| 。 o
／ ／ | ｡
／| ／| ／:| o o
|／ |／| | ｡
／ ／ :|／| ∧＿∧ もな〜！
／ .／ :| （ ´∀｀
） o
／| ／| ／| o （ ）
|／ |／ .| ｜ ｜ |
／ ／ |⌒⌒ ⌒⌒⌒ （＿)(＿） ⌒⌒⌒ ⌒
／ |⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒
／ :::|⌒⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒
／⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒
／⌒⌒ ⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒
- 409 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:47
すでに動かなくなったぞぬ。もなはその横に寄り添い
その開かなくなった瞼が再び動くことをいつまでも待ち続け、
そのまま眠るように息を引き取りました。
／| .::| .:;| .::| ...|
／ |￣￣￣￣|￣￣￣￣|￣￣￣￣|￣￣￣￣|￣
／ | ...| ...| ..:| ...|
／ |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣| ／￣￣￣￣＼
| ／ ― ―､ .................................................
| |Y Y ＼ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| | | ∧＿∧ ▼ | ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
￣￣￣／| | |（ ） ､＿人_| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ | ／丶（ つ＿＿＿_ノ ⌒⌒
／ | ／ ⌒（_○_＿_) ⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒
／ |／ ⌒⌒⌒⌒⌒ ⌒⌒⌒
そんな二匹の寝顔はとても安らかなものでした…。
- 410 名前：（ ´∀｀）投稿日：2000/12/26(火)
13:48
∧＿∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣
（´∀｀；）＜ 配役が違うんでないかい？
∧＿∧ （ ） ＼＿＿＿＿＿＿ﾓﾅｶﾞ
ﾊﾟﾄﾗｯｼｭ?
（ ・∀・） ｜ ｜ |
（つ|⌒|⌒| （＿（_＿） ∧ ∧
ｽﾚﾓﾁｶﾞｳｿﾞ ｺﾞﾙｧ(ｽﾏｿ)
(⌒)(⌒) (ﾟДﾟ )￣￣ ~〜
＿＿＿∧＿＿＿＿＿＿＿＿＿U U￣￣U U
|
| まあまあ、基本はまた〜り、また〜りさ。
|
