───気付けば俺は生きていた
１人寂しく孤独で・・・生きていた
∧∧
(ﾟДﾟ,,)
｜ ヽ
ｃuu o)〜
頼る奴も一人もいなくて・・・
さんざんいじめられたっけ・・・
俺はどうせ嫌われ者なんだ・・・
＿∧∧
⊂⌒⊂(#)Дﾟ)つ
だから俺は１人をやめなかった
───でも・・・見つけてしまったんだ
俺と同じ孤独で変なやつを
＿
λ＿λ /、ｌ
（ ｀−）/｀
（ つ
｜ ｜｜
（ ）_）
:::;;
シャベル片手に穴を掘る男
俺はそいつ見ていた
何故ってそいつが不思議にみえたからさ
∧∧
(ﾟдﾟ,,)
｜ ヽ
ｃuu o）〜
λ＿λ
（ ｀−´/
（ ⊂）
｜｜/｜
（ □ ）
;;;::
いつみても掘っているあいつは馬鹿にみえたさ
徐々に近づいてった・・・
そいつは俺をチラッとみただけで追っ払おうともしない
∧∧
(ﾟдﾟ,,)
｜ ヽ
ｃuu o）〜
λ＿λ
（ ｀−/
（ ⊂）
｜｜/｜
（ □ ）
;;;::
───なんでだろうな
ある日、そいつが俺に始めて声をかけてきたんだ
「お腹がすいてるのか？でもな、食べる物もってないんだ」ってね
λ＿λ
（ ｀ー） ∧∧
（ つ (Дﾟlil)
人 ヽ丿 ｜ ヽ
（ （ ） cuu o)
俺は近づきすぎたんだって後悔した
俺はその場を逃げ出した
今更人なんかを信じられるか！・・・ってね
λ＿λ
（ ｀−） ）、
（ つ ⊂ ∧∧
人 ヽ丿 ヽ(；ﾟДﾟ)
（ （ ） 彡 ｌ,） ｌ,)
でもあいつは俺をいじめることなんかなかった
俺はまたあいつのトコにいった
───まぁ気付いたらそこにいたんだ
∧∧
(ﾟдﾟ,,)
｜ ヽ
ｃuu o）〜
λ＿λ
（ ｀ー/
（ ⊂）
｜｜/｜
（ □ ）
;;;::
「またお前かい？ほらご飯はもってないよ？」
───不覚にもそいつを信じてしまった
人なんか信じるか！・・・って思ってたのに
λ＿λ
（ ｀ー∧∧
（ つДﾟ,,)
｜ ｜ |ｌ ヽ
（ ） ) )〜
暖かさ・・・優しさ・・・そんなもんを知ってしまったんだ
俺はそれからもそいつを見ていた
時々倒れながらもそいつは穴を掘り続けた
λ＿λ ∧∧
（д´； ） (ﾟДﾟ；)
, ⊂ ） ｜ ヽ
∪ （＿つ cuu o)〜
::;;::
俺にはなんのために穴を掘るのかさっぱりわからなかった
とうとうあいつはもう立てなくなった
多分栄養がたりなくなったんだ・・・最近ろくに食べれなかったから
∧∧
(Д；,,)
＿λ＿λ ｜ 丶
⊂⌒ つ；｀ー）つ cuu o)〜
そいつは死に際、俺に笑いかけてこう言い残した.
「頼む、その手紙を届けてくれ。俺は『Sir.Destinie』に負けた」
俺が届ける義務なんかこれっぽちもないのに
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
/ ヽ / ヽ
/ ￣￣ ヽ
ｌ 〇 〇 ｌ
ｌ ┌‐┐ ； ｌ
ｌ │ .│ ｌ
ヽ ´￣｀ ／
ゝ <
/￣￣￣/ ヽ
/￣ヽ 手 / ｌ
ｌ,＿_.ｌ / ｌ
/ 紙 / ｌ
/＿＿＿/ ｌ
まったく、はた迷惑な話だよ
∧∧
(ﾟ,, )
＿λ＿λ / |
⊂⌒ つ _ _）つ 〜 )
∧∧
( ,,ﾟ)
＿λ＿λ / |
⊂⌒ つ _ _）つ 〜 )
∧∧
( )
＿λ＿λ / |
⊂⌒ つ _ _）つ 〜 )
───あ！悪魔の使いだ！
あいつがいると不吉な事がおこるんだよ！
─── 一緒にあいつをやっつけろ！
これでも食らえ！
───おい、みろよ・・・この変な猫
なんか見ててむかつかねー？
───なんかわかるなそれ・・・─────
そうだ、いっそのことこいつ
───殺してしまおうか？
───畜生！この自己中めが！
俺が今どんな事を思っているのかわかりもしなくせに！
＿∧∧
⊂⌒⊂(#)Дﾞ)つ[]
───あー・・・もうだめだ体がうごかねぇ・・・
手紙届けるの・・・もう無理っぽいな
＿∧∧
⊂⌒⊂(#)ーﾞ)つ[]
あー・・・まぁ、これで開放されるんだ・・・
そう思うと悪くないかもな・・・
＿∧∧
⊂⌒⊂(#)_ _)つ[]
───おいおい・・・なんだよ・・・届けてくれないのかい？
頼むよ・・・届けてくれよ？
───悪い、もうごけないんだわ
すまないが諦めてくれ─
───だらしないな・・・おい、ちょっと我慢しろよ？
───！おいっ何を・・・
ヾ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧／
＜ ＞
＜ ＞
＜ ─────────！！！ ＞
＜ ＞
＜ ＞
／∨∨∨∨∨ヾ /∨∨∨∨∨∨∨＼
ヽ/
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
/ ヽ / ヽ
/ 〇￣￣ Ξ ヾ
ｌ ヾ ┌─┐ ｌ
ｌ ｜ ｜ ｌ
ｌ ｜ ｜ ｌ
ヽ＿ ´￣￣ /
/ ｜
/. ｜
/ ｜
/ |
───おいっ・・・今なんて言わしたんだ？
───・・・ん・・・まぁきにすんな
∧∧
( Д)
/ ｜
〜( )
───ただ『濡れた頬の冷たさなどお前は生涯しらなくていい』
って言ったんだ
───あそ
＿∧∧
⊂⌒⊂( )つ[]
"〃:::::::ヽ"ﾞ" ﾞ" 'ﾞ"
" ﾞ"ﾞ" |;;i;;:…:;;|" ,,ﾞ' ﾞ"'' ﾞ"ﾋﾟｸｯ ﾞ
' ﾞ" wl::l;:::::::::::lw ∧＿∧
ω （ ）
ｷ|ノ （ ）
｜ ｜｜
（ ） ）
"〃:::::::ヽ"ﾞ" ﾞ" 'ﾞ"
" ﾞ"ﾞ" |;;i;;:…:;;|" ,,ﾞ' ﾞ"'' ﾞ" ﾞ" '
' ﾞ" wl::l;:::::::::::lw ∧＿∧
ω （д・ ）
ｷ|ノ （ ）
｜ ｜｜
（ ） ）
＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿
今、あいつの声が・・・・・・
"〃:::::::ヽ"ﾞ" ﾞ" 'ﾞ"
" ﾞ"ﾞ" |;;i;;:…:;;|" ,,ﾞ' ﾞ"'' ﾞ" ﾞ" '
' ﾞ" wl::l;:::::::::::lw ∧＿∧
ω （ ）
ｷ|ノ （ ）
｜ ｜｜
（ ） ）
＿＿＿＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿＿
もうあの子はいないって言うのに・・・
＿＿＿＿＿_
／ ／:::::::::::::::::::::＼
|::::ｌ::::::::::::::::┃:::::::::::|
|::::ｌ::::::::: ━╋━::::::|
|::::ｌ::::::::::::::::┃:::::::::::|
|::::ｌ::::::::::::::::┃:::::::::::|
|::::ｌ::::::::::::::::┃:::::::::::|
|::::ｌヽ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|::::ｌ::::ｌ::::::::(◎)::::::::::::::ｌ
|::::ｌ::::ｌ:::::::::::ヽキ:::::::::::ｌ
￣￣￣￣￣ヽ￣￣￣
ＦＩＮ