ＫＮＩＧＨＴ
ある国にとても強い兵士がいた
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|(ﾟДﾟ,,)
⊂ Ｊ ∧∧
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| し´Ｊ ( )〜
その国で一番強い男で英雄だった
彼は強さだけが正義だと信じていた
☆
∧＿∧ 丶 ∧∧
（ ﾟ） ＿＿ ＿＿(ﾟДﾟ,,)
―（ つ―|＿／ ＼＿|―o―
/ /> > | |〜
（＿_）＿_） (/´ Ｊ
ゆえにさらなる強さを求め続けた
正義を唱えるものは常に正義を証明せねばならないから
戦争が起きれば大活躍、地位と名誉をどんどん伸ばしていった
それは人を殺した数だけ栄光がつかめると言うことでもあった
∧＿∧ ∧∧
( ﾟДﾟ) (ﾟ,, )
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> > ￣ | |〜 ∧＿∧_ ⊂´∧つ
（＿_）＿）(/´ Ｊ （ _ _ ⊂´⌒つ_ ⊂´⌒つ
だからたくさんの人を殺した
そうしないと自分の正義を証明できないから
でも、彼は正直人を殺す事をよく思っていなかった
でも殺さないといけない
∧∧
(Д‐,,)
(∽ )
| |〜
し´Ｊ
殺さないと国を裏切る事になり名誉も逃げてしまう
彼は命と名誉、どちらをとるのか。それが悩みだった
とある戦争時、彼は正義を証明すべくまた無心に戦った
でもふと考えてしまった
∧∧ ∧＿∧
(；ﾟДﾟ)＿＿ （｀Д´ ）
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〜( / | | ヽ
し´Ｊ （＿_）＿_）
『もう殺すのは嫌だ。でも名誉を捨てるわけにはいかない
目前の敵の命だって自分と一緒じゃないのか？』
彼は少し敵に微笑をかけてこういった
「君が私のようになりませんように」と
∧∧ ∧＿∧
(,,‐ー)＿＿ （Д｀； ）
―o―o|＿／ ─┼⊂ Ｏ ）
〜( / | | ヽ
し´Ｊ （＿_）＿_）
相手は何がなんだかわからなかった
そして少し剣を交えて・・・
ふっと彼は力を抜いた
というよりは剣を手放した、というべきだろうか
そして・・・
彼は殺された
というよりも自殺に近い死に方だった
∧∧ ∧＿∧
(,,ﾞДﾞ) （∀｀； ）
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〜| | | ヽ ヽ
＿＿ し´Ｊ （＿_（＿_）
＼＿|──
「やった！この国で一番強い男を倒したぞ！」
その男はものすごく喜んだ
そりゃもう有名な男を倒したんだ。出世は間違いない
その戦争は結局和解に終わった
今は無き英雄はその国で永遠の英雄として人の心に残った
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英雄を殺した男はその国の英雄としてたたえられた・・・・・・
彼は「正義を唱える者」になった
・・・・・・あなたは、彼らは幸せだと思いますか？
FIN