∧ ∧
／＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ （<_｀ ）
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(×××) （(:.:.) ｌ / /
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ｃ o ﾐっっ
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＼| テレビ台|
『
【 CHAPTER-７ 】
』
『
【 変化 】
』
（<_｀ ） 「あの妙なしゃべり方が抜けたと思ったら三文役者みたいな台詞吐きやがって。
てめぇはいつからそんな余裕のない男になったんだ？」
< ｀ー´)>「なんでだろうな。気づいたらこんなしゃべりかたになっちまった。
余裕なんてどこにもねぇよ。毎日ゴミを漁るその日暮らしさ」
＿_
／ ／＼
< < ｀ー´)>
／/ ＼.)~~）
／ / / /,|
／ /| / / |
／ / | ／（ / |
／ / ／/ | / |
／ / / ∨ /|
／ / / ／ / |
（ / | | /＼|
＼ / | | / ） ∧∧
（ ｀ ）
（<_｀ ） 「…で、その鬱憤を他人にぶつけるってわけか…
どこまでも落ちたなネーノ」
< ｀ー)>「へ。お前の毒舌は相変わらずか。うらやしいかぎりだぜ」
（<_｀ ）「今なら出頭扱いにしてくれるそうだ。じきにつーも他の奴らを呼ぶ。
黙ってﾓﾗﾗｰに捕まれ」
< ｀ー)>「……俺も年貢の納め時ってわけか…。なぁﾌｰﾝ…俺はﾓﾗﾗｰなんかに捕まりたくない。
他の奴らがくるまでちょっと話さないか？」
＿_
／ ／＼ ∧＿∧
< < ｀ー)> （ <_｀ ）
／/ ＼.)~~） / ヽ
／ / / /,| | | |
／ /| / / | | | |
／ / | ／（ / | . | |ノ
（<_｀ ）「時間の無駄だ。断る」
< ｀ー)>「…ほんと、かわんねぇなぁ…そうゆうとこ…」
< ｀ー´)>「マジでうらやましいよﾌｰﾝ！！」
／⌒
/ /""
/ / ／／＼
| | -二三 < >>
|λ＿λ ヽ ＼.
＿＿_._／（ ｀ー´） -二三 ＞/ /,|
／ ＿＿＿ ／ ノ / /,|
／ ／ / ` ／ -二三 ／ /| /|
(⌒.／ / ／ ／ / ／/
（ .| -二三 ／ / ／/
＼ ＼| ／ / /
|＼ ヽ､. ／ / / |
| |ヽ ヽ ＼/ .| | /
／. ノ ヽ ） ＼＿|＿ |＿ノ
（<_｀ ）「…っち！物を投げるなんざガキのやるこ……！！」
（・Д・；）「！！！」
_,-'' ） 。ﾟ･ 。・
λ＿λ , -' （.__,-'' , , , 。゜
,- ､｀ー）_ .,-'~ ,- ' / / ｉ〜ｉ /, 。
/ ）ヽ(w i .,-'~ ,-'~ // , /// 〜 //,
.,/ / ヽヽヽ ,-/'~ ,ノ / //// // '/
/ ^)' _ ｌ ゝ _)-'~ ,-'~ //, ' ⌒/∨￣∨ ⌒ヽ
/ /' ヽ ^￣ ,-'~ / / i ヽ ﾟ ･
（ｉｉｉｉﾘ∫ ヽ .／ (⌒`〜〜' ／i ノ＼ ヽ
ヽ─|〜' ノ／ ﾞ〜〜〜〜 | ./ `- '
|| ||l､_ / | ／ ﾟ 。
| | / /
| | / ヽ
| | | l
.| '､ | /
| l . | / | /
| | | / .| .|
(；*ﾟдﾟ) 「ﾌｰﾝ君！」
（ ｀∀） 「ははは！こんなチャチな手にひっかかるとこも相変わらずだな！！」
/ i ＼.／ ／ > .>
/ ／＼ ./⌒i .／／
∧＿∧ / / ＼_ _/ / / i
＿＿,,.（・Д・； ） / ./ ￣./ / (し'
／ ＿_ ） ＿ノ / / /
／ .／ / /／ (＿＿ﾉ /／⌒)
/ / / ／＼ (＿／
(⌒) / / ＼ .＼
（ .| (＿_)
＼ ＼|
|＼ ヽ､.
| |ヽ ヽ
／. ノ ヽ ）
／ ／ ／ ／
／ ／ ／ ／
（・Д・；）「貴様！」
（ ｀∀） 「おいおい！ざまあねぇなﾌｰﾝ！見てみろよ！俺は何も持ってねぇ！
丸腰さ！でもてめぇを地べたに這いつくばせることが出来る！
新鋭映画監督のてめぇをさ！俺の足一本でだ！
それに比べててめぇはどうだ？他人にかばって貰って
後ろでまるくなってるだけか？」
（・Д・； ） 「黙れ！不意をついて襲っただけだろう！ﾌｰﾝに近づくな！
これ以上暴力を振るっても君のためにはならないぞ！」
∧＿∧
（・Д・； ）
／ ヽ
/ | | ＼
/ /.| | ＼＼_
/ノi .| | ﾚ−
l,/
λ＿λ
（ ｀∀）
／ ＼
. ／ | |＼ ＼
／ ／.| | ＼ ＼
／ ／ | | ＼ ＼
（ ｀∀） 「ﾊｧ？不意打ちだろうがなんだろうがやったもん勝ちさ！
俺のためにならない？こんな最高な気分なのにか？」
（・Д・； ） 「黙れと言っている！」
（ ｀∀） 「黙れだと？なんだ？お上の特権ってやつか？
そう言えば全て物事は思い通りになるのかよ！？」
（・Д・； ）「…………………」
∧＿∧
（・Д・； ）
／ ヽ
/ | | ＼
∧＿∧ / /.| | ＼＼_
（ <_ (#）
/⌒ ヽ
/ / ´つ
/ /／ ／ l
/ ／ ／ l ＼
ヽ ／l l＼ ＼
l ｌ ),,｀)
（ ｀∀） 「同じ八頭身でも偉い違いだな！！
売れない役者馬鹿達が、今や命令する側とされる側になったわけだ！」
（ <_ (#）「…………………」
（ ｀∀）「ははは！まだやるかﾌｰﾝ？そういえばお前に喧嘩を教えてやったのは
俺だったよな！ﾊﾞｲｸの転がし方もだ！！俺の古を修理してやっと乗れるように
したんだよな！もっとも今はお前の方が断然いいﾊﾞｲｸに乗ってるがよ！！」
λ＿λ ∧＿∧
（ ｀∀） （ <_∩)
,／ /⌒/） /´, ﾉ ﾉ ,"''ヽ
／/ / /./ / /／/ /＼. ＼
( | （ （/ / ／／ /. ＼ ヽ
＼) .＼ ＼ し ´l / | |
（ （ (<<<ヽ ﾚ ） | |.
.| |＼ ＼ / / (＿)
) | ） ） / /|..
/ ／ / / （ （ 、
/ / | / | |､ ＼
（ ｀∀）「むかつくよ！本当にむかつく！お前はいつから俺より偉くなったんだ！？
いつからそんな奴になったんだよ！なぁﾌｰﾝ？ここらで一回立場の違いってのを
教えて…」
（；｀д´） 「やる………」
λ＿λ
（ ﾘ （ ） ∧＿∧
| | ／⌒ ⌒￣｀ー―;、⌒（ _ゝ ）
| / ﾉー―;､ ＼ ヽ、
|/ ｲ | ｀＼. ヽ y 、
(＿ノ | (,;ー〈 〈ｰひ´￣Σ( i＞￣￣￣￣｀;---;,＿
｀i, Σ＼ ＼−―＜| | >―|||´ｰヽ||,,,､､､|| ヽ||
| ／￣￣´＼_( i ヽ__ノ´/|| ｜ | |
| / ） ( |
| ./ / ,/￣＼ ヽ
| .f / ,/ | |
| | / / | |
| | (_ 〈 | |
『馬鹿みてぇなこと言ってんじゃねぇよ………ネーノ………』
『俺はいつだって言ってんだろ』
λ＿λ
∧＿∧（ ；｀д）ヽ,
（ 〆 ｨ'´￣_ノ
/⌒ （＿二二つ,,ﾉ
/ /ヽ Y´ /ﾉ
（＿￣_i | 〈_二つ
￣ i | 'i,.
〉 , ﾉ ヽ i.
/ / /､ ! ,i
/ / / ,l' | |
| | 〈 i | ﾉ
_| { ヽ !, | 〈
(_＿,ﾉ__ノ （＿つ_つ
『長い付き合いのお前でも例外じゃない』
（ / ｨ'￣ ,ﾉ
/⌒ (_二二二つ
/ , 〈 ,/
（＿ ｀i、 ｀i. 〈.,,
￣'' i ,ｌ ￣"'ｰ-;,
〉 , ﾉ く￣｀〉 〉
／ / '|｀ヽ ,i / ／
／ ／| | l' |(＿つ
'! l !, i_ | ﾉ ミ
! / ヽ､｀ヽ 〈_
/ ） し'´ヽ__つ
⊂_ノ ミ
『馬鹿は氏ね…』
/ / || ||| / |
.| / / ||| /⌒'ー―´,/ | |
|| λ＿λ⌒ヽー--;:,./_∩ｙ´￣￣ ﾉ ||
||（ ；｀）、 ＼ / / /￣⌒||
|| （⌒ ∧＿∧⌒""''ー--、
｀（ <_ ） ｀ヽ. |
|| ヽ ｙ-ｰ―;.、 /ヽ＿__ |||
|| | ,| i /ヽ、_ ￣｀ヽ、
| .i' ＼ ＼ ｀￣｀〉 /
| .| ﾉ ） （／
| | ⊂／
と__｀'っ
『まじめに生きてる奴に迷惑だからな……』
(；*ﾟДﾟ) 「ハァハァ…ナンデスタジオッテ コンナニ広インダ！！」
‐=≡ ∧ ∧
‐=≡ (；*ﾟДﾟ)
‐=≡＿＿＿__/ /＿
‐=≡ / .＿＿ ゛ ＼ .∩
‐=≡ / / / /＼ ＼／／
‐=≡ ⊂_/ / / .＼_／
‐=≡ / /
‐=≡ | ＿|__
‐=≡ ＼＿＿ ＼
‐=≡ / ／ ／
｀｀) ‐=≡ /／ ／
｀)⌒｀) ‐=≡ ／ | /
;;;⌒｀) ‐=≡ ／ ／レ
;;⌒｀)⌒｀)‐=≡ （ ￣）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣
(；*ﾟДﾟ) 「ハヤク、ハヤクシナイト二人ガ…！」
（ ´Д｀ ）「あ、こら、つー！いくら人がいないからって廊下を走るな！！」
∧＿∧
（ ´Д｀ ）Σ
／, /
(ぃ９ |
/ /、
/ ∧_二つ
/ /
/ ＼
(；*ﾟ∀ﾟ) 「ワワワワ！イキナリ飛ビ出スナ馬鹿兄貴！！」
（´Д｀；） 「あ、大丈夫？」
∧＿∧
（´Д｀；）、
／ ヽ
／ ／| ＼ ＼
| / | || |
| | . | |.| |
∧∧. （＿） | |（＿）
( ) / /⌒ |
/ ⌒ / / .| |
| ..| | ⌒ .| | . ＼ .ヽ
| | | / | ..| / ＼ ＼
| | |/ | | .| | ヽ ヾ
| | | /| | ノ ） ｿ ゝ
ヽ＿（＿） （＿つ (＿／ (_／
(；*ﾟДﾟ) 「大丈夫？ジャネェヨ！俺急イデルノニ！コノ馬鹿！ノロマ！
トーヘンボク！！」
（ l|il） 「…兄さんはさ…つーが走って転んだりしたら危ないかなぁってさ…
心配してさ…なのに馬鹿でノロマでトーヘンボク…」
∧＿∧
（ l|il）
/⌒ ⌒＼
y ＼
| ﾉ＼ ＼
| /⌒＼ ＼
| | ＼＿）m
ﾉ 人 Ｖ /
( ﾉ＼ ＼ )/
’ ──’ ヽノヽノ
∧∧
(； )
(；*ﾟ∀ﾟ) 「イヤーモナ兄ガイナカッタラ俺、尻餅ツクグライデ、済マナカッタカモシレナイ！
兄貴ノオカゲデ助カッタヨ！」
+,
∧＿∧ + .; ;
（ ´∀） . , *
/⌒ ⌒＼
y ＼
| ﾉ＼ ＼
| /⌒＼ ＼
| | ＼＿）m
ﾉ 人 Ｖ /
( ﾉ＼ ＼ )/
’ ──’ ヽノヽノ
∧∧
(； )
(；*ﾟ∀ﾟ) 「（…ッタクコノ馬鹿兄貴ハ…）」
（ ´∀）「ところでつーは何をそんなに急いでるんだい？」
(；*ﾟДﾟ) 「アアソウダ！二人ガ危ナインダ！ジャアナ馬鹿兄貴！」
（´Д｀ ）「あ、今馬鹿兄貴って言ったな！兄さんこう見えても耳は良いんだぞ！」
∧ ∧
(；*ﾟДﾟ) ≡=‐ ∧＿∧
＿ヽ ヽ__＿＿＿≡=‐ ⊂-, （´Д｀ ）
∩. ／ ゛ ＿＿. ヽ ≡=‐ （_ ヽ ヽヽ⌒＼
＼＼／ ／ヽ ヽ ヽ ヽ ≡=- ＼＼／／ ヽ
＼_／. ヽ ヽ ヽ_⊃ ≡=‐ .＼／.ヽ ヽ
ヽ ヽ ≡=‐ ⊂二_∧ ヽ ｜
__|＿ | ≡=‐ ヽ ヽ ｜
／ ＿＿／ ≡=‐ ／ ヽ |
＼ ＼ ヽ ≡=‐ ／ ／~ヽ ヽ |
＼ ＼ヽ ≡=‐ (´´ （ < ヽ ヽ |
ヽ | ＼ ≡=‐ (´⌒(´ .＼ ヽ ＼ ＼ ｜
レ＼ ＼ ≡=‐ (´⌒;;; ヽ､ ヽ . ＼ ヽ 〜〜〜〜
（￣ ） ≡=‐(´⌒(´⌒;; ヽ ） ヽ. ヽ
(；*ﾟДﾟ) 「ウルセー！ウルセー！馬鹿兄貴ニハモウカマッテラレナインダヨ！」
（´Д｀ ）「それにな！ギコ達が警察の人たちと一緒に行ったはずだから安心しろ！」
( *ﾟДﾟ) 「…………ヘ？」
（ ｀ー´）「そうそう。それにもう間に合ってるんじゃネーノ？」
(ﾟДﾟ*；)「エ？エ？」
λ＿λ
（ ｀ー´）
´ ｀丶
/ //｀ヽ ヽ
/ // | |
/ // | |
ミ彡 ﾚ ノ
/UU / /
/ / /|
/ （ （ ､
∧＿∧ / | |､ ＼
（・ー・ ）/ | / ＼ ⌒l
（ つつ | | ） /
Y 人 ノ ） し' ∧∧
（_＿）__ﾉ (＿／ (ﾟ* )
（´Д｀ ）「？ネーノ撮影？刑事ものでもやるのか？」
（ ｀ー´）「ま、そこらへんはモララーに聞いて欲しいんじゃネーノ」
（ー´ ）「それとさ、ﾌｰﾝに言っておいて欲しい事があるんじゃネーノ」
(ﾟ−ﾟ* )「……………」
λ＿λ
（ ）
／´ ｀ヽ
/ /ヽ ヽ
/ /／ ヽ |
/ / ／´ | |
ミ彡 . | |
／UU
（´ ）「皆変わった。俺は変われなかった。うらやましかった」
（ ）「いつもノホホンとやってるお前らが自立できて…俺はいつまでもできなくて…
でも全てを投げ出すことなんてできなくて……」
/ / /
/ / /|
/ （ （ ､
∧＿∧ / | |､ ＼
（ ・ー・）/ . | / ＼ ⌒l
（ つつ | | ） /
Y 人 ノ ） し'
（_＿）__ﾉ (＿／
彡三 ミ ∧ ∧
（ ・） (ﾟ l|il)
（ ）「だったら…全てを壊してやろうと思った…俺だけがこんなことを考えてるのが嫌だった…
お前らを…いや、すべての八頭身を…情けなねぇ話さ…どこまでも皆で一緒にいたかったんだ…
ずっと、ずっとな…」
「だからさ、今度飲みに行こうぜ。あそこでさ。たまには俺だっておごるからさ」
,＿,,
,, く,,@,,冫
／,,>ﾏ∧_∧
( <, (ﾟーﾟ )
＼ ^^{Ｖ}ヘ
ヽ(,, .ヽ ,,).＼
〉 。>（ ..> >
. く＿∧_ゝヾつ◎。
| ｿ ） ﾟﾟ◎ ┌┬┬┬┐
L＿＿_ゝ : ─┴┴┴┴┴─
| | ,/ ／∧∧ ./ | |
.i .| .| ／ (.ﾟーﾟ*) /]. | |
|~.|~~| . ／ ￣￣￣￣￣警Ｃ庁 |
| | .| ○■■■■○■■■■■|
ﾉ".| .（ |＿＿ [ ]i ￣_l＿ ｌ⌒ｌ|
("__ﾉヾ＿). `ー'￣`ー' `ー' `ー'
「じゃあな。皆によろしくじゃネーノ？」
(ﾟДﾟl|il) 「呼ばれたから来てみれば…犯人はネーノだったのか…」
（・∀・ ）「……もともとこの事件は便乗犯や模倣犯が多かったんです…
ネーノ君はその中の一人にすぎません。ただ一番最初の
便乗犯は恐らく彼だったでしょう…」
∧ ∧ 彡三 ミ
(ﾟДﾟl|il) （・Д・ ）
／ ヽ ／ ヽ
/ ヽ / / | | | |
. / /へ ヘ/ / . | | | |
.. / ＼ ヾミ /| ヽ二二二つ
（__／| ＼___ノ/ | | |
/ / | | し
∧＿∧
（・∀・ ）
（・Д・ ）「…ってことは主犯の人はまだ…」
（∀・ ） 「……居場所はわかりません。でももう犯行を起こすことはないでしょう」
(l|ilﾟДﾟ) 「どういう事だ？」
（ ´_ゝ｀）「あるべき姿に戻った…それだけのことさ…」
（∀・ ）「…月には不思議な力があるそうですよ。古今東西、妖（まやかし）が
でるのは満月の夜と相場が決まってます」
∧ ∧ 彡三 ミ
(ﾟДﾟl|il) （・Д・ ）
／ ヽ ／ ヽ
/ ヽ / / | | | |
. / /へ ヘ/ / . | | | |
.. / ＼ ヾミ /| ヽ二二二つ
（__／| ＼___ノ/ | | |
/ / | | し
∧＿∧ ~
（ ´）━・
/´ ｀）
/ l / / ∧＿∧
ヽ l / /l （∀・ ）
(ﾟДﾟl|il) 「ってことはまさか……」
（・Д・ ） 「ﾌｰﾝさんの家に居た……」
（´<_｀ ） 「そうだ。あのガキ達さ。あいつらが俺の体を維持できなくなるのは時間の
問題だった。しぃが会った時はまだ話せたらしいが…」
∧ ∧ ∧ ∧
／⌒(；*ﾟ∀ﾟ) (∩∩*)
／ ノ / //_/ r ）
( く ／ //_/／ ／i ∧ ∧
（ ＼ ＼_,／⌒＼ ） （ (ﾟ−ﾟ*)
＼ 爪)-'/＼ ＼ /／_＿）_ /ヽ/* l
/⌒─---'ヽ Y ＼ ＼ /⌒二( ____＿＿___⌒ヽ /* / , ,,l
（＿／ー--二＿__） |＿___） (_/ ヽ_丿 ∪∪
（・∀・ ）「マントを羽織ってたのは顔を隠すためじゃない…体を…
くずれかかった体を、隠すものだったんですよ。
ネーノ君はその真似をしたにすぎません」
（・∀・ ）「今となっては彼らが何故三頭身を襲ったのかわかりません。
でも彼らは必ず僕らの前に現われた。必ずね…」
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＿_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ ／＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;< <;;;;;;;;;;;;;;)>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／/ ＼＿/￣ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ /￣"''''-┐＼＿|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ /| /￣）l⌒)＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::／ / | ／ / (,,_/ uu＼. ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::／ / ／/ ／ | | |:::::＼. ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.........................＼ / ／....| |＿_|::::::::（ ヽ::::::::::::::::::::::::;;;
..............................） ＿＿＿／..........| |.................. ⌒" ｀......................
...............................￣..............................（＿_）................................................
(ﾟДﾟl|il) 「………」
(ﾟДﾟl|il) （じゃああれが…あれが最後のあいつらの姿……）
∧_∧,,,__
;;;;;;;;;;;;;;;; (li|lﾟДﾟ) ,"''ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l::::＼ ＼. ＼
;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l: ::l ヽ ＼ ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;; l ..l | | |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l ..l | | |∩ ∧,,∧
;;;;;;;;;;;;;;;;;; / / l ヽ_つ ミд<；,,ﾐ
(ﾟДﾟl|il) （文字通り消えっちまったってわけか…）
(ﾟДﾟl|il) （あの時も…ほとんどじゃべられなくて…）
∧∧ ／ ／＼
(l|ilﾟДﾟ) < <;;;;;;;;;;;;;)>
／⌒ ） ／/ ＼.)~~）
／ .／` | ／ / / /,|
（ く |. | ／ /| / / |
＼ ＼ ｜＼ ／ / | ／（ / |
) ） .|＼ ヽ * ＊ ／ / ／/ | / |
（,,/ ヽ（＿||三三三＞ ／ / / ∨ /|
| ./ 、 ＼ ＋ ／ / / ／ / |
| .| ＼ ） （ / | | /＼|
.| .| / / ＼ / | | / ）
. | | / ./ ＼/ .| | / /
| | / / （ | | /
(ﾟДﾟl|il) （…やっとでた台詞があれ…）
(Д l|il) 「あんまりじゃ…あんまりじゃねぇか…この世には神も仏もねぇのかよ…
それじゃぁ救われなさすぎるぜ…」
∧ ∧ 彡三 ミ
(Д l|il) （−・ ）
／ ヽ ／ ヽ
/ ヽ / / | | | |
. / /へ ヘ/ / . | | | |
.. / ＼ ヾミ /| ヽ二二二つ
（__／| ＼___ノ/ | | |
/ / | | し
∧＿∧ ~
（ ´）━・
/´ ｀）
/ l / / ∧＿∧
ヽ l / /l （∀・ ）
(Д l|il) 「クソ…クソ！！！俺はそんなつもりじゃなかったのに！！俺は…俺はよ…」
（´Д｀ ）「後悔先に立たずだなギコ」
(Д l|il) 「…………」
∧＿∧
（ ´Д｀ ）:::
/⌒ 丶' ⌒）:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ / /:::
/ ＼ ヾミ /|::::
（__／| ＼___ノ l:::
（ ´Д｀ ）「でもさ、後悔もしない様なことって所詮その程度のものなんだよ。
一生懸命やったから後悔できるんだよ。その時はそれが一番だと思ってた。
でも今はそれは違ったと後悔してる。凄いことじゃないか。今はその時よりも一歩前にいるんだ」
「後ろを向きながらまっすぐ歩ける人なんていないんだ。だからさ、前だけを見ようよ。
一生懸命まっすぐ歩いてみようよ。どこに行くかなんて、行ってみなきゃわからないんだ」
∧ ∧ ∧ ∧
／⌒( *ﾟ−ﾟ) ( − *)
／ ノ / （`（~`ﾉ r ）
( く ／ //_/／ ／i ∧ ∧
（ ＼ ＼_,／⌒＼ ） （ (*ﾟーﾟ)
＼ 爪)-'/＼ ＼ /／_＿）_ /ヽ/* l
/⌒─---'ヽ Y ＼ ＼ /⌒二( ____＿＿___⌒ヽ /* / , ,,l
（＿／ー--二＿__） |＿___） (_/ ヽ_丿 ∪∪
「ふりかえるのはたまにでいいんだ。後戻りはいつでもできるんだ。でもせっかくなんだから
新しい道を歩こうよ。俺、こんな凄いとこ歩いたんだってみんなに自慢できるようにさ」
（ ´Д｀）「＜過去は常に美しく、未来は得てして過酷である＞
ネーノは恐らく足がすくんじゃったんだろうね…知らない場所に行くことに」
（ ・∀・）「兄さん……」
∧＿∧
（ ´Д｀）:::
/⌒ 丶' ⌒）:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ / /:::
/ ＼ ヾミ /|::::
（__／| ＼___ノ l:::
（´∀｀ ）「ははは。たまにはまじめな兄さんも新鮮だろ？」
（ ´_ゝ｀） 「…馬鹿兄貴の称号は返上か…残念だな」
（´Д｀＃）「む！そんなもん最初から持ってないぞ！お前なんて喫煙大王だろ！！」
確かに馬鹿兄貴の言う通りだった
∧＿∧ ／
（＃´Д｀） ∧＿∧
／ ヽ ＼ （ ´_ゝ｀）
/ ヽ / / ~━⌒ヽﾞ ./⌒ ヽ
. / /へ ヘ/ / ＼＼/ /i i |
.. / ＼ ヾミ /| ＼_/ i : |
（__／| ＼___ノ/ / .| |
／ ,. ﾌ /＿）
俺達はすでに別々の道を歩み始めていた
いつかこの事件も俺達の記憶の中に埋もれ
∧ ∧ ∧ ∧
／⌒( *ﾟ∀ﾟ) (ﾟーﾟ *)
／ ノ / （`（~`ﾉ r ）
( く ／ //_/／ ／i ∧ ∧
（ ＼ ＼_,／⌒＼ ） （ (ﾟーﾟ*)
＼ 爪)-'/＼ ＼ /／_＿）_ /ヽ/* l
/⌒─---'ヽ Y ＼ ＼ /⌒二( ____＿＿___⌒ヽ /* / , ,,l
（＿／ー--二＿__） |＿___） (_/ ヽ_丿 ∪∪
思い出すことも無く日々に追われるだろう
それは悲しいことなのか それとも当然のことなのか
∧ ∧ 彡三 ミ
(l|ilﾟ∀ﾟ) （ ・∀・）
／ ヽ ／ ヽ ＼
/ ヽ / / | | | |
. / /へ ヘ/ / . | | | |
.. / ＼ ヾミ /| ヽ二二二つ
（__／| ＼___ノ/ | | |
/ / | | し ／
∧＿∧
（ ；・Д）
今の俺にはわからない
だがどうかお前達はまっすぐと道を歩んでくれ
ヽ,.ゞ:, ,ヾゞヾ;ゞゞ＼ヾゞ: ヾヾ゛ ゞ.ヾゞヾヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ: ヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞ
,.ゞ :,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ:ヾヾ ゛ゞ.ヾ ゞヾゞ;ゞゞヾ ゞ;ゞ `
ゞ:ヾゞ゛;ヾ;ゞ ,',;:ゞヾゞ;ゞヾ.: ヾ:ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ ` ``
,,ゞ.ヾ＼＼ ゞヾ:ゞヾ ﾉﾉ ゞヾ . ゞヾ ゞヾ .ゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ `
ゞヾ ,,.ゞヾ::ゞヾゞ:ヾ ゞ:.y.ﾉヾゞ..ヾ .ゞ,'ヾ ゞヾゞ ;ゞヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞ;ゞゞヾゞ; `
ゞヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::::: ｲ.ヾゞ, .,; ゞヾゞ___// ;ゞ ゞヾゞ;ゞ ヾ;ゞゞ;ゞ `
ゞヾ ゞ;ゞ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.ゞ:,,ヾゞヾゞ__;::/ ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ
ゞヾゞ;ゞ iiiiii;;;;::::: :|;:/ ヾ;ゞゞ;ゞ ヾゞ , `
ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;::: : |:/ ヾゞ `
ヾ |iiiii;;;;;::::: ::| ` ` ` `
` |iiiiiiii;;;;;;::: :| ` ` . ` ` ,
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新しい生命の恩恵を受け取ってくれ
立ち止まらず 歩んでいてくれ……
【 終わり 】
』
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（ Ｔ∀Ｔ） （ ；´Д）
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（ 二二⊃且| .|" | | ∬ 二二⊃ ∧∧
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＼| テレビ台|
『
【 CHAPTER-０ 】
』
『
【 廃屋の中で 】
』
今夜はひさしぶりの満月でした
私は何をするわけでもなく ただただ月を眺めていました
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ﾌｰﾝお兄ちゃんがいなくなってもう何日がすぎたのでしょう
以前まではなんでもなかった夜が、最近は非常に長く感じらます
ひさしぶりに行ったお兄ちゃん達の家は住む人もいなく荒れていました
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誰もいないということに自分の心がひどく悲鳴をあげていました
それが寂しいという感情だということに、私達は長い間気づきませんでした
何故でしょう 何故寂しいのでしょう
お兄ちゃんたちがいて、そしていなくなって…ただ元に戻っただけなのです
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何故寂しいのでしょう 何故悲しいのでしょう
ああ、誰か…誰か教えてくれる人はいないでしょうか 私達のそばにいてくれないでしょうか
誰か、誰か…私は寂しい……
ああ、今夜も満月です
美しい月を 私達はただただ眺めていました
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しかしその美しい月でさえ、私達の孤独を癒してはくれません
ああ、どうすれば…どうすればこの孤独を癒せるのでしょう…
どうすればこの悲鳴を、この嗚咽を止めることができるのでしょう…
あの頃に帰りたい 私達は強く願いました
楽しかった、あの頃へ
ﾌｰﾝお兄ちゃんがいてしぃお姉ちゃんがいて…
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ああ、でもお兄ちゃんはいない…いないのです…
ああ…いないなら…いないなら作ればいい……
満月
美しい満月
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月よ、私達に力を与えてください
名も無きこの私達に 仮初めの体をください
名も無き私達に ぬくもりをください…
私は自分を抱きしめるように腕を組む
脈打つ鼓動がそこにあり…暖かい息吹がそこにあり…
ああ、でもなにかが足りません…なにかが…
∧＿∧:::
（´<_｀ ）:::
/⌒ 丶' ⌒）:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ / /l:::
/ ＼ ヾミ //:::
（__／| ＼___ノ/:::
ああ、家族が…家族が欲しい…
ああ でも でも他の人達はいないのです…
いないなら…いないなら奪ってしまえばいい…
彼らの大切なものをうばってしまえば…きっと帰ってくるに違いない…
今夜はひさしぶりの満月でした
私は何をするわけでもなく ただただ月を眺めていました
................ ── .......................................
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ああ、今夜はお姉ちゃんに会える…
何の話をしよう…どんな遊びをしよう…
……いえ、私は…いや俺はﾌｰﾝなんです…
そう、俺はﾌｰﾝなんだ…
俺はフーンなんだ…
『
【 そしてCHAPTER-１へ… 】
』
∧＿∧ ) ＼
（ ；´_ゝ） (
/ ./"つ ヽ, つ＝ ∧ ∧
| / ヽ ノ ( *ﾟーﾟ)
／＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ / /⌒ヽ
／※ ＼ ＼ /⌒/⌒/ / |
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／" ∬＼ ／ ＼ / /"つ ＼ ∧∧
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⊂二二二 ノ, / /⌒(*ﾟ∀ﾟ )へ》 ※ ※ ※ ※ ※ヽ（_)
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