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＼| テレビ台|
『
【 CHAPTER-４ 】
』
『
【 月のでる夜に 】
』
事件は解決を見せなかった
夜ともなれば人の姿は消え、街は不気味な静けさを醸し出す
俺はﾓﾗﾗｰのコネを借り、非公認ながらも自警団として深夜の街をパトロールをしていた
∧ ∧
(ﾟДﾟl|il)
／ ヽ
/ ヽ / /
. / /へ ヘ/ /
.. / ＼ ヾミ /|
（__／| ＼___ノ/
/ /
「事件は満月の夜起きる」
噂は今や確信に変わりつつあった
（｀ー´ ） 「今日も見張りですか？」
(l|ilﾟДﾟ) 「そういうお前はゴミ漁りか？」
（｀ー´ ） 「ははは…最近は人がいないおかげで仕事がやりやすいですよ」
∧ ∧ λ＿λ
(l|ilﾟДﾟ) （｀ー´ ）
／ ヽ > ⌒ヽ
/ ヽ / / ｌ| ＼＼
. / /へ ヘ/ / / | |＼＼
.. / ＼ ヾミ /| / /| l／／
（__／| ＼___ノ/ / / ｌ / /
/ / uE | （__<
(l|ilﾟДﾟ) 「…ま、いいけどよ。あんまりうろうろしない方がいいぜ。余計な誤解を
まねくかもしれん」
（｀ー´ ） 「…例の殺人事件ですか」
(ﾟДﾟl|il) 「ああ…一人の馬鹿のおかげでとんだ迷惑だぜ。自警団のバッジを付けてても
変な目で見られる」
（｀ー´ ） 「…一人の馬鹿…ですか。ｷﾞｺさんも手厳しいですね」
(l|ilﾟДﾟ) 「なんだ？お前、殺人犯は馬鹿じゃないってのか？」
（｀ー´ ） 「いえ、そういうわけじゃないですが。でも犯人にも犯人なりの言い分が
あるんじゃないかな、と」
∧ ∧ ＿ _
(l|ilﾟДﾟ) ／ λ）__λ ＼
／ ヽ く （｀ー´ ） >:
/ ヽ / / ヽ ／
. / /へ ヘ/ / | |
.. / ＼ ヾミ /| | |
（__／| ＼___ノ/ | |
(ﾟДﾟl|il) 「…いかなる理由でも殺人は正当化されねぇ…って俺も言えた
義理じゃねぇがな…。少なくても通り魔に理由なんてあるのかよ」
（｀ー´ ） 「んーでも世間では騒がれてるじゃないですか。
＜八頭身による三頭身連続殺人事件＞
って。犯人の言い分ってそれかもしれませんよ？」
(Дﾟl|il) 「そんなもんは一部の差別主義者の戯言にすぎねぇよ。くだらないこと言うな」
（ー´ ） 「でもｷﾞｺさんさっき言ったでしょ？『誤解をまねく』って。
僕らは三頭身にしたら所詮同じ八頭身なんですよ。特別な存在なんです。
八頭身というだけで番組になった時代があったぐらいですからね 」
∧ ∧ ＿ _
(Дﾟl|il) ／ λ）__λ ＼
／ ヽ く （ー´ ） >:
/ ヽ / / ヽ ／
. / /へ ヘ/ / | |
.. / ＼ ヾミ /| | |
（__／| ＼___ノ/ | |
(Дﾟl|il) 「…………」
（｀ー´ ） 「僕はね、時々思うんですよ。『この世界は僕らには小さすぎる』ってね。
何もかもが三頭身用だ。乗り物も建物も…政治や社会の仕組みもです」
(l|ilﾟДﾟ) 「……………」
（｀ー´ ） 「だったらそう言えばいい、っと彼らは言います。でもね、そのマイクも小さすぎて僕らには
届かないんですよ。だってそれは三頭身用に作られたマイクなんですから」
（ ｀ー´） 「…見回りの時間ですか…？」
(l|ilﾟД) 「ああ、話の腰折って悪いな…」
（｀ー´ ） 「…いえ、頑張って見回ってください…」
＿ _ ∧∧
／ λ）__λ ＼ (l|ilﾟД)
く （｀ー´ ） > /⌒ <
ヽ ／ / / ｌ
| | / / |
| | ＼ ＼ /
| | / ＼ ＼/
(l|ilﾟД) 「……なぁネーノ」
（｀ー´ ） 「…はい」
(l|ilﾟД) 「世界は誰の大きさにもあってない。三頭身にも…もちろん俺達にもだ
低けりゃ屈めばいい。高けりゃ背伸びすりゃいい。それだけのことだぜ」
（｀ー´ ） 「………」
（｀ー´ ） （…誰もがあなたみたいに強いわけじゃないんですよ…ギコさん）
＿ _
／ λ）__λ ＼
く （｀ー´ ） >
ヽ ／
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（｀ー´ ） （…さて、俺もそろそろ行きますか…っと？）
λ＿λ
（｀ー´ ）
> ⌒ヽ
ｌ| ＼＼
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uE | （__<
（今夜は満月ですか………）
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（ T∀） 「ウエーン…早く帰らないとスーパーしまっちゃうよー」
／⌒＼
（ ）
| ｜
| ｜
| ｜ ﾀﾞｶﾗﾈﾝﾄﾞﾏﾂﾊ
（ T∀⊂ヾ ｲﾔﾅﾝﾃﾞｽﾖｰ
/ ノ
ノ / l~
(,, ノ l
| l
/ / ヽ
＿/ / ヽ `､
l , - ｌ |
し （＿__）
（ T∀） 「だいたい小さいうちから受験指導なんて間違ってる！
子供はもっとのびのび遊ぶべきなのに！」
（ ・∀・）「そうそうあの子達の様に…って…」
／⌒＼
（ ）
| ｜
| ｜
| ｜
（ ・∀⊂ヾ
/ ノ
ノ / l~
(,, ノ l
| l
/ / ヽ
＿/ / ヽ `､
l , - ｌ |
し （＿__） ≡≡∧,,∧ ≡≡∧ ∧
ミ,,>∀<ﾐ ≡≡(,,・∀・)
ミ・∀・,,ﾐ 「あ、ﾏﾗﾗｰ先生こんばんわ！」
（ ・∀・）「こんばんわ。どうしたんですか？もう暗いですから帰りましょう？」
ミ・〜・,,ﾐ 「うーん。俺んち親帰ってくるの遅いからさ、
あんまり早く帰ってもつまんないんだ」
／⌒＼
（ ）
| ｜ ∧,,∧ ∧ ∧
| ｜ ミ・∀・,,ﾐ (・∀・,,)
| ｜ ミ_u,,ｕﾉ ミ_u,,ｕﾉ
（ ）.
/ ＼ (・∀・,,) 「と、いうわけで心優しいﾁﾋﾞｷﾞｺ君はﾌｻﾁﾋﾞ君に
l ｌ_ ` -'`.;. 付き合ってあげてるでち」
| | ` - '
| l . （ ・∀・）「そうなんですか。でももう暗いから先生と一緒に
| | l. 帰りませんか？」
| | | .
| | |
（__,（＿__）
ミ,,・д・ﾐ「聞いた？先生アイス買ってくれるって」
(>∀<,,) 「ｷｬｯｷｬ！聞きまちたよﾌｻﾁﾋﾞ君！」
／⌒＼
（ ）
| ｜ ∧,,∧ ∧ ∧
| ｜ ミ,,・д・ﾐ (>∀<,,)
| ｜ ミ_u,,ｕﾉ ミ_u,,ｕﾉ
（； ）Σ
/ ＼ （；Ｔ∀Ｔ） 「そ、そんなこと言ってませんよ〜」
l ｌ_ ` -'`.;.
| | ` - ' ミ・∀・,,ﾐ 「先生とアイス食べながら帰るなんて僕らは幸せだ！」
| l .
| | l. (・∀・,,) 「生徒冥利につきるでち！」
| | | .
| | |
（__,（＿__）
（；Ｔ∀Ｔ） 「み、みんなには内緒ですからね！」
ミ,,・д・ﾐ「聞いた？買収だよ買収」
(>∀<,,) 「ジュースもつけるでち！」
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『
【 CHAPTER-５へ続く 】
』
／⌒＼
（ ）
| | .
| | ﾆｲｻﾝﾉﾃﾞﾊﾞﾝﾜ?
| | ∧＿∧ ∧＿∧
（ ・∀・） （ ´Д） （ ´_ゝ｀） ｼﾙｶ
／" ∬＼ ／ ＼ / /"つ ＼ ∧∧
（ 二二⊃且| .|" | | ∬ .| | | / ∬ |. | （*ﾟーﾟ） ∧∧
| (.／＼￣￣￣￣￣且￣￣￣￣且⊂二ﾉ /´ /⌒( ﾟДﾟ)
∧＿∧／※,,,, ＼ ＼; / (~冫.
,（ ・∀・）⌒ 》※ /￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ-| | /.| |
⊂二丶 ノ ﾉ)) / ※ ソ∧ ∧ﾐﾐ ※ ※ ※ ※ ※ ヽ＼ヽ /.| | .| .
⊂二二二 ノ, / /⌒( *ﾟ∀ﾟ)へ》 ※ ※ ※ ※ ※ヽ（_)|⌒Y⌒|∬
(:.:.) (:.:.):):):)〜,,（ ー○＝ヘゝ ）》〜〜〜〜〜〜〜〜ゝ ⌒.Y⌒ 且
(×××) "￣￣￣（(:.:.) （ ・∀・）
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