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『
【 CHAPTER-1 】
』
【 ビル屋上 】
』
今夜はひさしぶりの満月だった
俺は何をするわけでもなく ただただ月を眺めていた
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月が美しいのは何故だろう
決して手が届かないからだろうか いつもそばに居てくれるからだろうか
その姿が常に変化し続けるからだろうか
欠ける月
今夜はひさしぶりの満月だった
美とはとどのつまり一瞬の儚さににあるのだろう
花に心動かされるのは散るからであり、陽が待ち遠しいのは沈むからであり
月が美しいのは欠けるからであり…
∧＿∧:::
（´<_｀ ）:::
/⌒ 丶' ⌒）:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ / /l:::
/ ＼ ヾミ //:::
（__／| ＼___ノ/:::
では
では永遠に美はないのだろうか
いや…
美とは永遠に続かないものなのだろうか
(ーﾟ* ) 「待たせたかしら？」
（ ´_ゝ｀） 「…自覚があるならもっと早くきたらどうだ…」
(ーﾟ* ) 「あら、邪魔をしちゃ悪いと思って気を使ったのに」
（ ´_ゝ｀） 「………」
(ーﾟ* ) 「ふふ…今夜も月が綺麗ね？」
∧＿∧::: （´<_｀ ） 「…っち…馬鹿が…」
（ ´_ゝ｀）:::
/⌒ 丶' ⌒）::: (ーﾟ* ) 「あらあら、この子は
/ ヽ / /::: お姉ちゃんになんて口をきくのかしら」
/ /へ ヘ / /l:::
/ ＼ ヾミ //::: （´<_｀ ） 「…兄弟の縁など切ったはずだがな…」
（__／| ＼___ノ/:::
〉 /::: (ーﾟ* ) 「でも私達に固執する、それ以上の理由は
/ ｙ ）::: 他にはないんじゃないかしら」
/ ／ ／:::
／ ／::::. ∧ ∧
／ ／::::: (ーﾟ* )
（ ´_ゝ｀） 「……どういう意味だ」
(ーﾟ* ) 「簡単なことよ…」
⊂二￣⌒＼ ノ）
）＼ （ ∧＿∧ ／ ＼
／＿＿ ） ´∀｀） _ ／／＾＼)
/／／／ ／ ⌒￣＿／ モナーは愛する者を見つけ
/ / / ／／￣＼ |￣
/ / / (／ ＼ ＼＿＿＿
（（／ （ ＿ ）
/ ／￣￣/ ／
/ ／ / ／ .
／ ／ （ / （（（ ）））
/ ／ ） / （ ；´Д｀）
／ ／ し′ （つ つ
（ / 人 Y
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し′ .....:::::::::::::::::::
＿__
/ ））））
／＿ ⊂ﾉ ⊂⌒＼
／ ／ ） (
＼ ＼ ∧∧ ／ ＿＿）. ⊂~ <<<>>>
＼ ＼（l|ilﾟДﾟ）.／ ／ ＼(ﾟДﾟ,,)つ
ヽ ／ ／ ∪ ミ
ﾉ ／ ／＼＼ ミ ﾐ
（ ／ ｜｜
/ ／ (＿)
/ ∠＿__
彡 （＿＿＿ （ ｷﾞｺは闘う者を見つけ
彡 彡 `し'
mｍ0 ⊂_ヽ､
( ＼ .＼＼ ∧＿∧
ゝ丶 ＼. ＼ （ ・∀・）
☆ （＿/ ヽ . > ⌒ヽ
（￣） ＼ ＼ / へ ＼
） ）（￣） ＼ ＼/ / ＼＼
）））（（（ ノ ＼ ヽ ） ヽ_つ
⊂（´Д｀；）ノ ヾ/ /
Ｕ / /
（ （
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ﾓﾗﾗｰは愛される者を見つけ . | /
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ノ ）
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／⌒＼
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| | ﾏﾗﾗｰは導く者を見つけ
（ ・∀・）
) (
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＿ | | 。| |ヽつ □||□
|＼⊂ノ ヽ⌒_⌒＼￣＼￣￣￣￣￣￣
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(*ﾟーﾟ)
‐=≡ ／*∧)∧)
‐=≡ ／* ( *ﾟ∀ﾟ) つーは従う者を見つけ
‐=≡＿＿＿U/ /＿
‐=≡ / .＿＿ ゛ ＼ .∩
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｀｀) ‐=≡ /／ ／
｀)⌒｀) ‐=≡ ／ | /
;;;⌒｀) ‐=≡ ／ ／レ
;;⌒｀)⌒｀)‐=≡ （ ￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
(ーﾟ* ) 「でもあなたは何も見つけられなかった…そうでしょ？」
（ ´_ゝ｀） 「………」
(ーﾟ* ) 「悔しいわね 悲しいわね 寂しいわね
でもあなたの気持ちに誰も気づいてくれない
だって皆自分の大切なものを守るので精一杯なんだもの」
（ ´_ゝ｀） 「………」
(ーﾟ* ) 「あら、あたしもう行かなくちゃ。これから撮影なの」
∧＿∧::: （´<_｀ ） 「……」
（´<_｀ ）:::
/⌒ 丶' ⌒）::: (ﾟーﾟ*) 「あなたの気持ちはわからないでもない
/ ヽ / /::: でもね、今の自分の行為が自分の首を絞めてる…
/ /へ ヘ / /l::: そのことに早く気づくべきね…」
/ ＼ ヾミ //:::
（__／| ＼___ノ/::: （´<_｀ ） 「………」
〉 /:::
/ ｙ ）::: (*ﾟーﾟ) 「…私が言いたいのはそれだけよ」
/ ／ ／:::
／ ／::::. ∧ ∧
／ ／::::: ( *ﾟー)
（´<_｀ ） 「………」
( *ﾟー) 「……」
今夜はひさしぶりの満月だった
俺は何をするわけでもなく ただただ月を眺めていた
................ ── .......................................
..............................................................／ ＼.................................
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だが何故だろう
時にむしょうに憎らしくなるのだ
誰にもこの月を渡したくない そう思うのだ
渡すぐらいなら壊してやる
何故か そう思うのだ
『
【 CHAPTER-２へ続く 】
』
／⌒＼
（ ）
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（ ・∀・） （ ´Д｀） （ ´_ゝ｀）
／" ∬＼ ／ ＼ / /"つ ＼ ∧∧
（ 二二⊃且| .|" | | ∬ .| | | / ∬ |. | （*ﾟーﾟ） ∧∧
| (.／＼￣￣￣￣￣且￣￣￣￣且⊂二ﾉ /´ /⌒( ﾟДﾟ)
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⊂二二二 ノ, / /⌒( *ﾟ∀ﾟ)へ》 ※ ※ ※ ※ ※ヽ（_)|⌒Y⌒|∬
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