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| 今晩わ。ストーリーテラーのチノフです。 .|
| 最近作るスピードは遅くなって申し訳ございません。|
| あと、
>>688氏乙!です。 |
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(#゚∀゚) 公開PROXYニ
ノ:.<ivi> カカッテイロイロト…
.ヾノ,ハノ
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弐拾八話
一緒に来い
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深夜二時頃、そろそろ休もうとベッドに入ったのですが
なかなか寝付けず、ぼんやりしていました。
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゙ヽ 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「|  ̄ ̄ ̄ ̄~\
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ヽ,,ノ|」――――――|」 \
しばらくすると、部屋の片隅でパシッと音がしてきました。
、人,、 .._ ┌‐┐_ | \
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゙ヽ 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「|  ̄ ̄ ̄ ̄~\ ..\.|
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「また金縛りか・・・」当時、週に二・三回の割合で金縛りに合っていた私は
このラップ音を聴いて少々うんざりしていました。
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案の定、体の自由が奪われ、息まで苦しくなってきます。
しかし、いつもと違いその晩の金縛りはなかなか解けず
それどころか息苦しさがドンドンひどくなってきます。
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(これはちょっとまずいかな・・・)どうしようか、そう思案を巡らせていると
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゙ヽ
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突然、部屋の引き戸がもの凄い勢いで開けられる音がしました。
母親が来た、助かった。そう思いました。ところが金縛りは一向に解けません。
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゙ヽ 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「|  ̄ ̄ ̄ ̄~\
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そうしているうちに、足音がベッドに近づいてきます。
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そして、ベッドの脇に立ち止まるとじっとこちらを見下ろしています。
部屋は暗いのですが、僅かな光が障子戸を
通して入ってきているのでぼんやりと人影が確認できます。
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母親にしては少し小さい・・・?もう少し良く確認しようと何とか目だけでも
そちらに向けようとした時、その人影が私の耳元に近づいてきました。
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そしてボソボソと何かを囁いてきます。何を言っているか全く判らないのですが
怨念や憎悪の固まりのような囁きで総毛だったのを良く覚えています。
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そんな状態がしばらく続いた後、その囁きがぴたりと止みました。
そして、今度ははっきりと、そして呻くような声でこう言いました。
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.(;;_;;,);;_) .ヽ,,ノ|」――――――|」 \
「だから・・・お前も一緒に来いぃぃぃ!」
影はそう言うと私にのし掛かってきました。
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( ノ
ヽ;;,;,,;;,,;,;;ヽ ゙:、\| ̄ ̄ ̄ ̄| \.、 ゙|
゙ヽ 「| ̄ヾ;,,;;,○ノ
.. ̄「|  ̄ ̄ ̄ ̄~\ .\.|
ヽ,,ノ|」――――――|」 \
そして、私の首に冷たい手を回すと
絞めながら前後にガクガク揺らし始めました。
 ̄ヾ.ヽ
|| ∧∧ ∧_∧
||(il!゚−(∀゚;;;;;;;;)
|ノ、(`−';;;;;;;;;;;;,;⌒ヽ_,,
/ `ー'ー--'(_つう .「|
(,,_,,ノ,,_;;,,___,__ヾ___,,_,,__,ヽ|」
同時に腐肉のような強烈な臭いが鼻を突いてきます。
「・・ヒッ・・・ヒーッヒヒヒィィ!」
狂ったように大音声で笑う声を聴きながら私は意識を失いました。
 ̄ヾ.ヽ
|| :∧∧ ∧_∧
||:(,il!"-(∀゚;;;;;;;;)
|ノ、:(`−';;;;;;;;;;;;,;⌒ヽ_,,
/ .`ー'ー--'(_つう .「|
(,,_,,ノ,,_;;,,___,__ヾ___,,_,,__,ヽ|」
翌朝、母は私の顔を見て真っ青になりました。
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.∧_,,.,
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(il!゚−) .||ヽ(´^(゚−";)'~)
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.|,ノ´ ̄´⌒ ̄⌒⌒`ヽ、 .| | ̄ ̄ ̄ ̄| \、.| |
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゙:、\| ̄ ̄ ̄ ̄| \.、 ゙|
し`J ゙ヽ 「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「|  ̄ ̄ ̄ ̄~\ \.|
.ヽ,,ノ|」――――――|」 \
鏡を見て納得しました。頬は痩け目の下にはクマが
くっきりとでき、顔色は真っ青でした。
∧∧
ii.(−゚;)
llと |
.l ,)〜
.し`J
そして何より
∧∧
ii.(−゚;)
llと c.|
.l ,)〜
.し`J
私の首に絞めたような痣がはっきりとついていました。
.l .l
.ヽ - ― ./
>.::.::.:. .:.:..<
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