私は某保険会社に入社し
3年目に突入した矢先のでき事でした。
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::: 弐拾参話
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.:  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :.
:.
― 後悔 ― .:
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私は係長になり4人の部下が居て、その中の3人、B君C君D君は
一週に2回、欠かさず飲みに行くくらいの中でした。
. ∧∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(,,゚Д゚,) (´∀`*,) (,, ・∀・) (´く_,` ,,)
.〈イ i〉 と う / と___) (i .イ)
〜(, , l 〈 .i ,) .i .、 ,) l 、 ,)
i,,_i,_i
ヽl,,_,i .l,_∧,,_i .i,,_,i,,_,i
その日も、私達は4人で行き付けの居酒屋で飲んだ後
支払いを済ませ帰る途中でした。
∧∧ ∧_∧ ∧_∧ .∧_∧
.
(,*^Д) .(,*´_ゝ`) (,*´∀`) (・∀・ ,,)
_/i_と)_旦_(_,つと_,)旦_./__う旦0_(i__イ)旦_
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
ですが、いきなりC君が見るからに
ぼろぼろな木箱を取り出して見せました。
∧∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
. (,,
゚Д) .(´く_` ,) (,, ´д`,) (・∀・ ,,)
_/i_と)_旦_(_,つと_,)旦_./__う旦0■と,___イ)旦_
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
彼の言うには、父からもらったもので、ずいぶん
昔のものらしいです。なんでも戦争前からあったそうです。
?
∧∧ ∧_∧ ∧_∧ .∧_∧
. (; ゚Д) .(,,
´_ゝ`) (,; , 、) .(・∀・ ,,)
_/i_と)_旦_(_,つと_,)旦_./__う■0.旦(i__イ)旦_
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
「父はあけれないし、どうせ戦後の
焼け跡で拾ったものだから、と僕にくれた物なんです。」
∧∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
. (;
゚Д) .(,, ´_ゝ`) (,, ´∀`) (・∀・ ,,)
_/i_と)_旦_(_,つと_,)旦__.(_,う つ■と___イ)旦
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
その箱を彼は二世代隔てた今でも
いまだに開けられずにいるそうです。
∧∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
. (; ゚Д) .(,, ´_ゝ`) (,, ´∀`) (. . ,)
_/i_と)_旦_(_,つと_,)旦__.(_,う i)旦 0■と_,)旦
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
僕はその箱を見たときから、なんとなく言いようの無い
悪寒を感じていました。
∧∧ ∧_∧
∧_∧ ∧_∧
. (il!゚Д) .(,, ´_ゝ`) (,, ´∀`) (・∀・`,)
_/i_と)_旦_(_,つと_,)旦__.(_,う i)旦 0■と_,)旦
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
僕は、C君とBさんがかわりばんこに、その木箱の節目をずらしたり
叩いたりしているのを見ていて、なぜかひやひやしていました。
∧∧ ∧_∧ ∧_∧
∧_∧
. (il!゚Д) .(,, ´_ゝ`) (,, ´∀`) (・∀・´,)
_/i_と)_旦_(_,つと_,)旦__.(_,う i)旦 ΣG■と_,)
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
開け放ってしまうことを、僕の霊感が恐れていたんだと思います。
でも、結局その日はその木箱は開きませんでした。
∧∧ ∧_∧
∧_∧ ∧_∧
. (il!゚Д) .(, ´,_ゝ`) (,, `Д´,) (・∀・ ,)
_/i_と)_旦_(_,つと_,)旦__.(_,う■0 (i イ)
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
次の日、C君が前日私以外の2人に好評だった
木箱を会社に持ってきて、昼休みに私の元へ
Bさん、D君を連れてやってきました。
______ ..| \
iヽ\/ ̄ ̄|「]∧_∧
∧_∧___∧∧_____| \
|, |二二二二|(,, ´_ゝ`)(, ・∀・) (゚Д゚,,) \ \||
|, |___LI.|(イ .i)(_,う■i)二〈i ヽ二二二| \
|, |___LI.| (, 、 i (,
、 i;;;;;;;;;;;l ,___,)〜;;| | \
ヽ|____| i,,_,i,,_,i
.i,,_,i,,_,l;;;;;;;;;;;i,_i|',;;;;;;;;;;;|_| .\||
_ lilヾ二二l_r──、___ ┴ ∧_∧、
||\ !、l ___i_i`i__i \. (` ,, )\
||..__\._..,||\__\ .f'´ヽ::.. \ (i .イ) \
私は、その途端、彼らに忠告しました。
「その箱は、開けないほうがいいと思う。」と。
______ ヽ !
/ .| \
iヽ\/ ̄ ̄|「]∧_∧ ∧_∧___∧∧_____| \
|, |二二二二|(,,
´_ゝ`)(, ・∀・) (Д‐;) \ \||
|, |___LI.|(イ .i)(_,う■i)二〈i ヽ二二二|
\
|, |___LI.| (, 、 i (, 、 i;;;;;;;;;;;l ,___,)〜;;| | \
ヽ|____| i,,_,i,,_,i .i,,_,i,,_,l;;;;;;;;;;;i,_i|',;;;;;;;;;;;|_|
.\||
_ lilヾ二二l_r──、___ ┴ ∧_∧、
||\ !、l ___i_i`i__i \.
(` ,, )\
||..__\._..,||\__\ .f'´ヽ::.. \ (i .イ) \
彼は、いぶかしげな顔をしながら、僕に
「兄と同じことを言うんですね。」と返しながらも、得意げに
「きっと近いうちに開けて見せますよ。」と言って
それきり昼休みは話しませんでした。
______ ...| \
iヽ\/ ̄ ̄|「]∧_∧
∧_∧___∧∧_____| \
|, |二二二二|(,, ´_ゝ`)(, ^∀^) (Д゚;,) \ \||
|, |___LI.|(イ .i)(_,う■i)二〈i ヽ二二二| \
|, |___LI.| (, 、 i (,
、 i;;;;;;;;;;;l ,___,)〜;;| | \
ヽ|____| i,,_,i,,_,i
.i,,_,i,,_,l;;;;;;;;;;;i,_i|',;;;;;;;;;;;|_| .\||
_ lilヾ二二l_r──、___ ┴ ∧_∧、
||\ !、l ___i_i`i__i \. (` ,, )\
||..__\._..,||\__\ .f'´ヽ::.. \ (i .イ) \
そしてその日の仕事が終わった後、4人で
桜見をしようと言うことになり、近くの公園で
∧_∧ ∧∧ .∧_∧ ∧_∧
(,*・∀・)7 (Д゚*,)(`(´∀`*,) (´く_,` ,)
と
.i/ 〈i. イ〉 `、 と_,).(i .イ)
Bさんのお母さんの差し入れで、御酒を飲みながら
桜を堪能していました。
ヾ ;";ヾ ;ヾ* ;"|:::;l;l|ヾ ;";ヾ !.::;;.:::;llヾ ;";ヾ*ヾ
;";ヾ ;ヾ* ;.|;.;;:l|ヾ ;"* ;"
";*ヾ ;"*;.|;;.::ll|";*ヾ
;"|;;;::.;l::l|";*ヾ;"|.:;;.:::;;;l:;l||";ヾ*|.:;l;l|";*ヾ ;"
"ヾ;
;|.:;;l;l|ヾ;, ;"ゞ;|.:::,;;::ll|";ヾ ;*,|;;il.::;;ll:;;l||ヾ ;:, |;;::ll|ヾ ;,*
| ,;::ll|.ヾ ;";ヾ|;;..il;::;l|*
;,";ヾ|.;ll;:.::;l;;:l|! "ヾ|::;l;l|ゞ"
ノ.:::;;lリ、
|.::;;:::;ll|ヾ ;"ヾ|.:;,.::;;ll;;:l|! .|.::;ll|
|.::.;:;;:ll| .|;;:i;;;:.;;l:;l|! ノ :;从
ソ;;::.:;;;ll |:;:l.::;;ll:;;l|| `" ''
,;ノ
::.:;;i;ll| |.::;;:;;;:li::l|!
|.::;;:il.;;:;;l||
∧∧ ∧_∧:;;,.::;;,:::;l||
(*゚Д゚) (´∀`*,) :;;l|.;;::il|l、,f゙ ∧_∧
、〈イ i〉 と 旦と_) ::;;ハ ::;;t;;ヾ (´く_` *)
ヽ(, l (__(_,う ∧_∧ .(i イ)
i,,_i,_i (∀- *,,)
l ,)
旦と イ) i,,_,i,,_,i
そんなときに、B君が「この素晴らしい風景を
四人一緒に写真に収めておこう!」と言って
ヾ ;";ヾ ;ヾ*
;"|:::;l;l|ヾ ;";ヾ !.::;;.:::;llヾ ;";ヾ*ヾ ;";ヾ ;ヾ* ;.|;.;;:l|ヾ ;"* ;"
";*ヾ ;"*;.|;;.::ll|";*ヾ ;"|;;;::.;l::l|";*ヾ;"|.:;;.:::;;;l:;l||";ヾ*|.:;l;l|";*ヾ
;"
"ヾ; ;|.:;;l;l|ヾ;, ;"ゞ;|.:::,;;::ll|";ヾ ;*,|;;il.::;;ll:;;l||ヾ
;:, |;;::ll|ヾ ;,*
| ,;::ll|.ヾ ;";ヾ|;;..il;::;l|*
;,";ヾ|.;ll;:.::;l;;:l|! "ヾ|::;l;l|ゞ"
ノ.:::;;lリ、
|.::;;:::;ll|ヾ ;"ヾ|.:;,.::;;ll;;:l|! .|.::;ll|
|.::.;:;;:ll| .|;;:i;;;:.;;l:;l|! ノ :;从
ソ;;::.:;;;ll |:;:l.::;;ll:;;l|| `" ''
,;ノ
::.:;;i;ll| |.::;;:;;;:li::l|!
|.::;;:il.;;:;;l||
∧∧ ∧_∧:;;,.::;;,:::;l||
(*゚Д゚) (,*´∀`) :;;l|.;;::il|l、,f゙ ∧_∧
、〈イ i〉 と 旦と_) ::;;ハ ::;;t;;ヾ (´く_` *)
ヽ(, l (__(_,う ∧_∧ と ,つ
i,,_i,_i (,*・∀・)
l ,)
旦と イ) i,,_,i,,_,i
カメラを出し桜をバックに写真を撮りました。
" ;ヾ ;ヾ
;";ヾ ;ヾ* ;" ";ヾ ;" ;ヾ ;ヾ/ヾ;,*;ヾ;" "ヾ;" "; ; ; ";ヾ ;;ヾ;;";ヾ ;;"; ヾ " * ;ヾ
"' ;ヾ ;ヾ;* ;" ";ヾ ;";;, ヾ; ヾ;.ヾ::.;: :.r.:| ::|:. l:.ノ"ヾ* ;ヾ "ヾ * ;ヾ
;ヾ" ; / "; ,,;`
,;ヾ ;ヾ; ;" ";ヾ ;";*;, ヾ; ヾ; |: |:: |::.. ::.
j:|ゞ,; ヾ ;ヾ; ;" ";ヾ ;";*;, ヾ; ;, ヾ
"";* " * " "; ヾ ;ヾ *;ヾ|:
|::. ::| .:|: ::|/" ";* " * " "; ヾ ; ;,ヾ *;ヾ
."* ;ヾ;"ヾ;";ヾ ;ヾ* ;
/ ' "|: |::. ::l .:|: ::|"* ;ヾ;"ヾ;";ヾ ;ヾ* ; / ' "
; ヾ;";ヾ
;ヾ* ; / ' "|:i ::| :: :| l |
|:|: :| ::| :: ;| |
|:|: :| ::| :: :| |
|:|: :| ::| :: :{ |
|;} : :| :| :: |
|: .:| ;n ::| :: |
|: ::| ::{リ ::! :!:|
| .::| ::r : :| :i |
∧_∧ .∧∧./∧_∧ ∧_∧
(,*´∀`) .(,゚Д゚,):(・∀・*,)(´く_,`*)
(i イ) 〈i
イ〉(i イ)(i. イ)
見事な写真が撮れました。
でも変なんです。夜だから余計な光が入る心配も
無いんですけど、写真がなんとなく薄い赤色を
全体的に帯びているのです。
∧_∧ .∧∧ ∧_∧ ∧_∧
(,;・∀・) .(;゚Д゚). (´Д`;,,).(´く_`;,)
(i イ) 〈i
イ〉. (i.□と_,).(i .イ)
B君はこういうこともあるさ、と言って
もう一回全員で写真を撮りました。
しかし、またも同じ現象が起こったのです。B君は
∧_∧ .∧∧ ∧_∧ ∧_∧
(,;・∀・) .(;゚Д゚).
(´Д`;,).(´く_`;,)
(i イ) 〈i イ〉. (i.□と_,)と つ
「広い範囲で撮るから余計なものが入るのかも
しれないから一人づつ撮ろう。」と言って
私C君、D君、B君の順番で撮ることになりました。
∧_∧ .∧∧ .∧_∧ .∧_∧
(,;・−・) .(;‐Д). (´−`;,)d(´く_,`;,)
(i
イ) 〈i. イ〉 (i.□と_,) ヽ .イ)
私達は問題なかったのですが、問題はC君でした。
1度目で撮れた写真は、さっき撮ったのより
なんとなく赤みが強くなっているようにみえる写真でした。
∧_∧ ∧∧ .∧_∧
.∧_∧
(,,;・Д・) .(゚Д゚;). (´Д`;,,) .(´く_`;,,)
(_,う□イ) 〈i. イ〉 (i. イ) (i イ)
そこでもう一回、今度はなんだかC君の周りに
赤ではなく、黄色に近い色の薄いビニールのようなものが
なんとなく移っている写真でした。
∧_∧ ∧∧ .∧_∧ .∧_∧
(,; . .) .(゚Д゚;).
(´Д`;,,) .(´く_`;,,)
(_,う□イ) 〈i. イ〉 (i. イ) (i イ)
気味悪がりながらもC君は
もう一回撮るようにB君にお願いしました。
∧_∧ ∧∧ .∧_∧ .∧_∧
(,il!・Д・) .(,il!゚Д). (´Д`il!,) .(´く_`;,,)
(_,う□イ) 〈i.
イ〉 (i. イ) (i イ)
そして出てきた写真を見てB君は
「なんだあ、なんか変だ!」といって私達のほうに
駆け寄ってきてその写真を見せました。
∧_∧ ∧∧ ∧_∧ ∧_∧
(,,il!´Д`)
.(,il!゚Д) .(,il!・∀・) く_` il!,,)
(_,うと__,). 、〈i.
イ〉 (i イ) (i□と_,)
/ ./ ) .ヽ(, l (, l .l. ,)
└┴-'´ i,,_i_,,i i,,_,i,,_,i i,_,ヽ,_)
その内容は、かなり凄惨なもので
C君の手や顔はほとんど隠されるほどに数え切れないほどの
人,/i 从ノ、 从/|,
∧_∧ ∧∧ ∧_∧ ∧_∧
(,,il!´Д`) .(,il!゚Д) .(. .il!,,) く_` il!,,)
(_,うと__,). 、〈i. イ〉 (,う□と,) (i イ)
/ ./ ) .ヽ(, l l ,)
.l. ,)
└┴-'´ i,,_i_,,i i,,_,i,,_,i i,_,ヽ,_)
黄色い手がC君の体に絡んでいて
C君の体の黄色の手に絡まれていない下半身も
鮮烈な赤色に染まっていました。
_____________
|ヾ, ;";ヾ ;ヾ* ;"|;;,;l;,|ヾ
;";ヾ ;ヾ* ;"|
| ..;ヾ ;*ヾ"|;;,;i,;|;*ヾ ;ヾ" .|
| .|;;,;l;,| |
| .|;;,;l;,|
|
| .|;;,;l;,| |
|
.|;;,;l;,| |
| ./ミ、,;;,;;l/Oヾ .|
....| i (,,・∀・,と二ヽ、 |
| (二二二つミ)ノノ |
| ヾGう/ミと,_iノ |
| ,; ,
,;,;,;,;,;, ;,;,;,;,, |
| ,; ,,; ,;, ,;,;,;,;, ,
,;,;,;,; .|
| , ;,;,;,;, ;, ;,;,;,;,; ;,;,;, ;,;,; |
| ;, , ;,; ,;,;,;,;,;,;,;, ;,;,;;. .|
..└――――――――――――┘
C君はこれを見せられた後
一つの事実を告白しました。
∧_∧ ∧∧ ∧_∧ ∧_∧
(,,il!´Д`)
.(,il!゚Д) .(・Д・il!,,) く_` il!,,)
(_,うと__,). 、〈i.
イ〉 (,う□と,) (i イ)
/ ./ ) .ヽ(, l l ,) .l. ,)
└┴-'´ i,,_i_,,i i,,_,i,,_,i i,,_,i,,_,i
「今日、昼休みの後、印刷室で、コピー気を回してる間
木箱をいじっていたら、ついに木箱があいたんですよ。
______ 、!
, | \
iヽ\/ ̄ ̄|「]∧_∧ ________| \
|, |二二二二|(.
. ,,) |\ .\ \||
|, |___LI.|(,う■と,) | l二二二二二二 | \
|, |___LI.| l ,) .| |;;;;;;;;;;___;;;;;;;;;;;| | \
ヽ|____|‐.i,,_,i,,_,i――‐ |_|;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;|_| .\||
_ lilヾ二二l_r──、___ ┴ \
||\ !、l ___i_i`i__i \.
.\
||..__\._..,||\__\ .f'´ヽ::.. \ .\
だけど中からは、ぼろぼろの布袋が出てきて、それに
「天皇ノタメ 名誉の死ヲタタエテ」と書いてました。
ヾ;,;,~`;,"''ノ
ゞ;,;,,,;;く
/;,;,#;;;,;,,,;ヾ
〈";,;,,,;,;,;,;,`;,〉
ヾ;,;,,;,;,",;,/
~~""`~
開けてみたら、大量に爪と髪の毛の束が出てきて
不気味だから、焼却炉に捨ててしまいました。」
______ 、从ノi | \
iヽ\/ ̄ ̄|「]∧_∧
________| \
|, |二二二二|(. .il!,,) |\ .\ \||
|,
|___LI.|(,う■と,) | l二二二二二二 | \
|, |___LI.| l ,) .|
|;;;;;;;;;;___;;;;;;;;;;;| | \
ヽ|____|‐.i,,_,i,,_,i――‐
|_|;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;|_| .\||
_ lilヾ二二l_r──、___ ┴
\
||\ !、l ___i_i`i__i \. .\
||..__\._..,||\__\ .f'´ヽ::.. \ .\
私達はすぐに、それをお寺に持っていってその話をして
写真を供養してもらえるように頼んだんですけどお寺の住職さんは
;(乂_/`777,,/⌒ヽ∧゙_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ/乂_ノ)
乂んんんんん乂(0)んゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ_(,,ノ
ロ/ ロ/ ロ/
ロ/─|"|""|-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ'''
|"||r────|. | | ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|| ̄| |
|. || r──┐ |. | | ||「「「「「「|「「「「「「|| | |
|. || |「「「「「| |. |
| ||「「「「「「|「「「「「「|| | |
|. || |l_l_l_l_l_| |. | |
||「「「「「「|「「「「「「|| | |
C=============○===Ω ||「「「「「「|「「「「「「|| |Ω==○
|}|::::|. ||,,____|}{| | | i| || ̄ ̄ ̄| ̄ ̄∧_∧ ∧∧ .∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
:『[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[【】]]]]]]]]]]]] ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ( ´ハ`) .(Д‐il!) (・∀・il!)
(´Д`゚il!) (´く_` il!)
: : : | | ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|. |
|;;;;;;;;; |  ̄| ̄ ̄ / 7っ'i〉 と イ〉, (i イ) (i イ) (i. イ)
. | |
二二二二二二|. | |二二|  ̄| ̄ゞ';;;i;;ノ;;i l ,)ノ l ,) .l. ,) l ,)
:爻rw从wfwvrw从jwwiiwjWvwjw爻wv,,,,,, ̄|
〉;;;;;ヾi/iwkvi,_i,,_iwvikii,,_,i,,_,iWkvi,,_,i,,_,ikviwi,,_,i,,_,iwvk
""Www爻wj""w"~"~~`"w~~""ww"f"~W"""~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~`"~~"~"`~~""~`~~"~~"~`~~"~`
「あなたのしたことはとても危険なことです。あなたがたの
. 持ってきたその写真を供養しても、霊の怒りは静まりません。
その木箱を持っていらっしゃい。それを供養してあげれば
中に閉じ込められていた魂も救われます。ぜひ持ってきてください。」
;(乂_/`777,,/⌒ヽ∧゙_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ/乂_ノ)
乂んんんんん乂(0)んゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ_(,,ノ
ロ/ ロ/ ロ/
ロ/─|"|""|-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ'''
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|. || r──┐ |. | | ||「「「「「「|「「「「「「|| | |
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C=============○===Ω ||「「「「「「|「「「「「「|| |Ω==○
|}|::::|. ||,,____|}{| | | i| || ̄ ̄ ̄| ̄ ̄∧_∧ ∧∧ .∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
:『[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[【】]]]]]]]]]]]] ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ( ´ハ`) .(Д‐il!) (・∀・il!)
(´Д`゚il!) (´く_` il!)
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. | |
二二二二二二|. | |二二|  ̄| ̄ゞ';;;i;;ノ;;i l ,)ノ l ,) .l. ,) l ,)
:爻rw从wfwvrw从jwwiiwjWvwjw爻wv,,,,,, ̄|
〉;;;;;ヾi/iwkvi,_i,,_iwvikii,,_,i,,_,iWkvi,,_,i,,_,ikviwi,,_,i,,_,iwvk
""Www爻wj""w"~"~~`"w~~""ww"f"~W"""~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~`"~~"~"`~~""~`~~"~~"~`~~"~`
と言って寺の住職は、ひとまず今日は帰るように促しました。
しかし結局C君と会うのは、その日が最後になりました…
|\ ./|
| \ ./ |
|. >―< |
| |
V V
l ●
l
ヽ、 /
> <
./ .\
/ ,i l l
〈 〈l | |
ヽ、__,,) | |
次の日の朝C君が、昨日の帰宅途中自宅近くで
自動車に衝突され、胴体が切断し下半身は、炎上する
車のタイヤに巻き込まれたままいっしょに焼け焦げ
,、 ,ノ!
.ノ (/i_/ L,
ノi/ .:...:.:.:.:. (,
ヾ :.:..
.:.:.::.: /
ヽ:;l リ:::!シ
ヾ三"::ノ
上半身はそこから20メートルくらい
離れたところにあり、即死だったとのことです。
∧_∧
(, ,)`)
と ,/´
~";,§";,
;,,;,*;,,;;,,
;,,;,,,;,;; ,;,"
その日、私とB君とDさんは、彼の母親から木箱を貰い
それを寺の住職さんのところに持っていきました。
しかし寺の住職さんは
;(乂_/`777,,/⌒ヽ∧゙_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ/乂_ノ)
乂んんんんん乂(0)んゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ_(,,ノ
ロ/ ロ/ ロ/
ロ/─|"|""|-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ'''
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C=============○===Ω ||「「「「「「|「「「「「「|| |Ω==○
|}|::::|. ||,,____|}{| | | i| || ̄ ̄ ̄| ̄ ̄∧_∧ ∧∧ .∧_∧ ∧_∧
:『[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[[【】]]]]]]]]]]]] ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ (,;´ハ`) .(Д゚il!,) (´Д`il!,)
(´く_`il!)
: : : | | ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|. | |;;;;;;;;; |  ̄| ̄ ̄
/ 7っ'i〉 と イ〉, (i イ) (i イ)
. | | 二二二二二二|. | |二二|
 ̄| ̄ゞ';;;i;;ノ;;i l ,)ノ l ,) .l. ,)
:爻rw从wfwvrw从jwwiiwjWvwjw爻wv,,,,,, ̄|
〉;;;;;ヾi/iwkvi,_i,,_iwvikii,,_,i,,_,iWkvi,,_,i,,_,ikviw
""Www爻wj""w"~"~~`"w~~""ww"f"~W"""~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~`"~~"~"`~~""~`~~"~
「この箱は怨念そのものです。それも、もはや人の
ものではなくなっています。この霊たちの
怒りを静めるのは難しいです。供養して差し上げたいですが
時間がかかります。それでもよろしいですか?」といいました。
;(乂_/`777,,/⌒ヽ∧゙_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ_ヘ/乂_ノ)
乂んんんんん乂(0)んゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ_(,,ノ
ロ/ ロ/ ロ/
ロ/─|"|""|-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ-ヾロ'''
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C君が霊に憑かれる行いをしてから、たったの半日で
命を落としたのを見ている私達は、それでは行けないと思い
自分達で読経を覚えることにしました。
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乂んんんんん乂(0)んゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ,ゝ_(,,ノ
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その年の12月、私達が霊の恐怖を
忘れかけていた頃になって、D君が火事で亡くなりました。
発火の原因は、ストーブの不完全燃焼だったらしいです。
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残された私とB君は、気味が悪くなり会社に転勤を希望しました。
事が起きたこの地を離れれば、霊たちも
私達のことを追って来れないのではないかと思ったからです。
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.(il!゚Д) (´Д`゚il!)
〈i.
イ〉 (i イ)
しかし、すでに私と彼のどちらかが憑かれている
可能性もあるわけなので、お互いの了解で別々の場所に
転勤させてもらうことにしました。
∧∧ .∧_∧
.(il!‐Д) (´−`゚il!)
〈i. イ〉 (i イ)
しかしその考えは甘かったと、あとから
思い知らされることになしました。
それから9年が経過しました。
B君は転勤後、2年目にして結婚。
その後、一人目の子供が生まれて半月で肺炎で亡くなり
二人目の子供も、流産で亡くなりました。
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ノ(,*゚A゚) (´∀`*,)
ム(つ∠E(j<v>i;イ)
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ノ_;;:;;;;;ハ
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それと同じに二度にわたる流産でB君の妻も体を悪くし
脳に腫瘍ができ、植物人間になって最後には
死に至る重い病気をわずらって、6年目の秋に亡くなりました。
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B君も、精神的に参っていたのでしょう、翌年の春に
会社の屋上から飛び降り自殺をしてしまいました。
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それから2年がたちました。このごろになって
頻繁に、激しい動悸に見まわれるようになりました。
さらに、夢に先に逝った3人が出てくることも度々ありました。
| >―< | | .\ / .|
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V V .| ..|
| ト-'| | V V
ヽ ヽノ / | ヽ‐-‐ノ |
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/ ヽ / ヽ ..|
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〈 .ヽ| |
| .V V
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/ ヽ .ヽ‐-' ./
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私はこの先どうなるのかわかりません。
今の持病の動悸も、恐怖によるストレスからくる一時的なもので
ありたいと思いますが、私を除いた3人がすでに他界してしまっていることから
私は、もう長くないかもしれません ―
r――――――――――‐、
| 南無妙法蓮華経 |
`――――v―――v――‐'
._
<_>∧.,、 ∧∧
(,,‐∀‐);;) (∀‐*)
ノ`7 /ゞiLと イ)
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ゞ-',,_,i,,_i´ i,,i,,_i
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